第2回問21~問30の解き方

第2回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

全50問の目次

問21.労働市場の動向(有効求人倍率など)

 雇用情勢、雇用統計にはアンテナを張っておきましょう。

1.○ 2015年度の有効求人倍率は、年平均で1.2倍の高水準。【厚生労働省

2.× 2015年度の完全失業率は、年平均で3.4%。【総務省統計局

3.× 2015年度の正社員の有効求人倍率は、年平均で0.75倍で改善が続いている。【厚生労働省PDF

4.× 2015年度の新規学卒者の就職内定率は、高卒者についても前年を上回っている。【厚生労働省

問22.労働契約法

 労働契約法の条文は、こちらで確認することができます。【総務省e-gov

1.○ 第17条の規定。

2.○ 判例上認められてきた、雇止め法理が法律に明文化された。【テキスト6-P81】

3.× 有期労働契約が通算で「5年」を超えて反復継続された場合である。【テキスト6-P81】

4.○ 第20条の規定。

問23.労働法規

 みなし労働時間制度でも、「残業代は発生する」とインプットしておきましょう。

1.× みなし労働時間制度においても、時間外や深夜割増手当は支給される。

2.○ 継続雇用制度の導入、定年の廃止や引き上げが求められている。【テキスト6-P103】

3.○ 「名ばかり管理職」とも呼ばれ、社会問題にもなった。

4.○ 労働契約法第18条。【総務省e-gov

問24.社会保障制度

 本問は選択肢に誤りがあり無効となり、全員に正解が与えられました。

1.× 労災保険は全ての労働者が対象となる。

2.- 無効の選択肢。療養補償給付のほか、休業補償給付、※傷病補償年金、障害補償給付、介護補償給付、葬祭料がある。※本試験では傷病補償「給付」になっていた。

3.× 初老期認知症、脳血管疾患、末期がんなどに伴い要介護状態になった場合には、40歳からサービスが受けられる。

4.× 居宅サービス、支援サービス、施設サービスがある。

問25.面談の基本的な態度・姿勢

 カウンセラーの態度、姿勢について、本問は解きやすい問題でした。

1.○ カウンセラーに必要な基本的態度。【木村先生P223】

2.× 最も適切とはいえない。

3.× 適切とはいえない。

4.× 問題把握や解決を目指すことも必要な態度・姿勢である。

問26.システマティックアプローチ

 養成講座テキストには掲載の無い用語のため、馴染みのない方が多く、困難を極めたのではないかと思います。木村先生の著書や、(財)日本職業協会のホームページにも詳細な説明がありますのでご参照ください。

1.× テキストに記載のある「キャリアコンサルティングの流れ」が出典と思われるが、情報提供ではなく意思決定のプロセスになる【テキスト5-P36】

2.○ 著書の記述のまま。システマティックアプローチはテキストには出ていないが、今後も要注意のアプローチ手法。【木村先生P291~】

3.× システマティックアプローチとは直接関係のない記述。

4.× システマティックアプローチとは直接関係のない記述。

問27.カーカフのヘルピング技法

 【テキスト5-P27】に記載はあるものの、詳細な内容のため、回答は難しかったのではないでしょうか。木村先生の著書に詳しい説明もありました。【木村先生P285~】

1.× 事柄への応答、感情への応答、意味への応答は、ラポール形成のためのかかわり技法ではなく、第1段階の応答技法である。【テキスト5-P27】

2.× 現在地を明らかにする応答技法では、ヘルピーはヘルパーと応答を繰り返す。親身な関わりなどは、事前段階のかかわり技法である。【テキスト5-P27】

3.○ 目的地を明らかにするのは意識化技法であり、意味、問題等の意識化が行われる。【テキスト5-P27】

4.× 手ほどき技法には、目標の明確化や行動計画の作成などが行われる。【テキスト5-P27】

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問28.カウンセリングアプローチ

 4.については用語の訳し方が、養成講座テキストの訳とは異なり、戸惑った方が多いと思われます。今回の試験は訳語の違いに惑わされないことも大切でした。

1.× 選択肢の説明は、現実療法的カウンセリングではなく、特性因子論的カウンセリングの内容である。【宮城先生P137】

2.× 統合的生涯(人生)設計は、4L(仕事、学習、余暇、愛)の要素が組み合わさって、意味ある全体になる。【宮城先生P110】

3.× 特性因子論は指示的療法とも言われ、適性を固定的に傾向もあることから、必ずしも自己一致した状態を目標としているとはいえない。【宮城先生P46参考】

4.○ キャリア構築理論について、養成講座テキストの「構築」ではなく、「構成」、「脱構成」、「再構成」、「共構成」としているが正しい。

問29.行動療法

 レスポンデント条件づけとオペラント条件づけの意味と、それぞれの療法を整理しておきましょう。

1.× 説明は系統的脱感作のものである。逆制止について、テキストでの説明はない。【木村先生P49】

2.× 嫌悪療法はレスポンデント条件づけ(古典的条件づけ)に基づくものである。

3.× トークン・エコノミー法は、オペラント条件づけによるものである。【テキスト2-P54】

4.○ シェイピング法は、オペラント条件づけに基づく。【テキスト2-P52】

問30.言語的コミュニケーション

 支援の基本的な姿勢に照らして、適切でないものを選別していくと3が残ることになる。

1.× 専門用語や抽象的な表現では、必ずしも相談者の自己洞察を深めることはできない。

2.× 一般的な類似例を引用するのではなく、話のポイントをまとめ、要点を繰り返したりフィードバックをかける。【宮城先生P182】

3.○ 消去法で3が残るが、具体的な情報を収集する場合には開放的な(オープン)質問が望ましい。

4.× 他の相談者の相談内容を具体的に例示するのは守秘義務にも反する。

参考文献・資料

日本マンパワーキャリアコンサルタント養成講座テキスト

キャリアカウンセリング宮城まり子著(駿河台出版社2002年)

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

(財)日本職業協会

総務省

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