2)発達論・トランジションに関するアプローチその4

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キャリアコンサルティングの理論①キャリアに関する理論
2)発達論・トランジションに関するアプローチその4

このページでは、エリクソンとレビンソンを確認します。試験で頻出ですが、かなり深い(出典不明な)問題もこれまでに出題されています。超難問には時間をかけずに、他で得点するという作戦も時には必要と思います。ただ、エリクソンの漸成的発達図式やレビンソンのライフサイクルは、可能な限りマスターしたいところです。

Q1.エリクソンは、漸成的発達理論に基づく8段階の漸成的発達図式を示した。

A1.○:乳児期から老年期までの8段階の自我の発達図式である漸成的発達図式を示した。【テキスト2-P77】

Q2.エリクソンは漸成的発達図式において、幼児期に「有能感」が確立されるとしている。

A2.×:幼児期は「意志」を確立する。「有能感」が得られるのは、学童期である。【テキスト2-P79】

Q3.エリクソンは、老年期における課題は「統合」であり、その課題を乗り越えると「英知」が得られるとした。(第3回問9類題)

A3.○:老年期の課題は、統合VS絶望であり、「英知」が確立される。

Q4.アイデンティティは、レビンソンによって提唱された概念であり、自我同一性ともいわれる。

A4.×:アイデンティティはエリクソンによって提唱された概念である。【渡辺先生P149】

Q5.エリクソンは、学童期の発達課題として「アイデンティティ」をあげている。(第1回問9、問11類題)

A5.×:青年期の発達課題である。【テキスト2-P80】

Q6.レビンソンの過渡期について、「成人への過渡期」では、成人として最初のアイデンティティを確立し、成人の生活のための暫定的選択をし、それを試すことがテーマとなる。

A6.○:成人への過渡期は17~22歳であり、未成年時代の自己を見直し修正したり、大人の世界の可能性を模索する。【テキスト2-P83】

Q7.レビンソンの発達段階において、前成人期以外の各段階の初期には、4~5年続く安定期がみられる。

A7.×:前成人期以外の各段階の初期には、安定期ではなく移行期が存在する。 【テキスト2-P82】

Q8.人生半ばの過渡期は40~45歳で迎え、中年期への架け橋となる時期とされる。(第2回問11類題)

A8.○:今までの生活を見直し、何をやってきたのか、本当に欲しているものは何か、といった問い直しが行われる。【テキスト2-P84】

Q9.レビンソンの研究によると、女性のライフサイクルは男性のライフサイクルとは発達プロセスが大きくことなることがわかった。

A9.×:男性のライフサイクルとほぼ同様の発達プロセスが見られることが明らかとなった。【テキスト2-P85】

Q10.順序的発達理論には、レビンソンの漸成的発達理論やエリクソンの成人発達理論(生活構造論的発達理論)がある。

A10.×:人名と理論の繋がりが逆であり、漸成的発達理論はエリクソン、成人発達理論(生活構造論的発達理論)はレビンソンである。【テキスト2-P77】

(全10問)

合格をお祈りしています!