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第16回試験の出典一覧を掲載しました。

第16回試験の出典と思われる参考書や資料、参考資料やサイトの一覧表を作成しました。毎回、試験ごとに分析をしている内容になります。

第16回過去問解説のページで一覧をご覧になることができます。

第16回過去問解説「出典一覧と選択肢数」の分析

出典や参考資料は、過去問解説を参照しながら、随時確認していくのが学習法として効率が良いですが、今日は第16回試験の出典に関するランキングをお伝えします。

参考書部門

まずは、参考書部門から。

出典と思われる定番参考書のラインナップには特に変更はなく、いつもの「出典御三家(木村先生、渡辺先生、岡田先生)」に加え、当サイトで「ジル資料」と呼んでいる、御三家プラス1のラインナップです。

そして、出典ナンバーワン参考書は、今回も木村周先生の著書です。

25選択肢分:キャリアコンサルティング理論と実際 木村周著(雇用問題調査会)

お聞きになっている方も多いかもしれませんが、木村周先生は、先日2021年3月14日にご逝去されました。

木村先生は、日本におけるキャリアコンサルタントの父といっても過言ではないと私は思っています。キャリア理論や労働法制、制度、政策、カウンセリング理論、療法など、キャリアコンサルタントが身につけるべき知識や技能を体系的にまとめ上げた功績は大変大きく、5年前に国家資格化し多くのキャリアコンサルタントが活躍する現在の礎を作ったといえるでしょう。

個人的には、ほんの少しですが、ご指導を頂けたことが思い出深いです。心より御礼申し上げるとともに、ご冥福をお祈りしています。

13選択肢分:新版 キャリアの心理学―キャリア支援への発達的アプローチ渡辺 三枝子著(ナカニシヤ出版)

9選択肢分:働くひとの心理学岡田昌毅著(ナカニシヤ出版)

4選択肢分:職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査(独立行政法人労働政策研究・研修機構)

他の参考書からの出題は、これまでに判明している限りはありませんでした。

官公庁資料部門

官公庁発表の単体の資料としては、定番の「労働経済の分析」や「能力開発基本調査」の他に、高齢社会白書からの出題が2問ありました。ただし、この2問ともに難しい問題で、もしも事前に読んでおいたとしても、対応できるかどうかは微妙な難問だったと言えるでしょう。

12選択肢分:労働経済の分析(令和元年版、平成30年版)

労働経済の分析はいつもは1問か2問のところ、今回は3問の出題がありました。また、これまでにもありましたが、2年分にわたり出題がされました。このあたりは対策がやや難しいところです。

8選択肢分:高齢社会白書

高齢社会白書については、2問出題され、資料自体に対してノーマークの方も多かったと思いますが、マークしていたとしても問われた内容も細かな内容のため、捨て問題でもやむを得なかったでしょう。

そのほかは、「能力開発基本調査」、「職場における心の健康づくり 労働者の心の健康の保持増進のための指針」、「セルフ・キャリアドック導入の方針と展開」、「ストレスチェック制度導入ガイド」など、頻出資料やこれまでにも出題されている資料のほか、「キャリアコンサルタントの継続的な学びの促進に向けて議論のとりまとめ」や「インターンシップの更なる充実に向けて 議論のとりまとめ」などの初見の資料が出題されました。

初見の資料からの出題は毎回ありますが、初見の資料は、ある意味、際限無く存在するため対策は非常に困難です。

持てる知識で消去法などでアプローチ出来る問題もありますし、意外と易しい問題も中にはありますが、「捨て問題」としてもやむを得ないものも存在することは、この試験対策上、念頭に入れておきましょう。

高得点の獲得はなかなか難しい試験です。35問の確保を意識しましょう。ただし、逆に、頻出の資料はじっくりと対策をしておきましょう。

サイト部門

今回は、これまでにもよく出題されている、2つのサイトからの出題がありました。

ハローワークインターネットサービス

ジョブ・カード制度総合サイト

そろそろかなと予想している、2020年に開設された、職業情報提供サイト(日本版O-net)については、今回は出題がありませんでしたが、いつ出題されても不思議ではないと、みん合では考えています。

まずはどのようなサイトなのかを見ておきましょう。

出典や参考資料の詳細は、下記の一覧や過去問解説本編にてご確認ください。今回は200選択肢中160の選択肢で、出典と思われるものや、理解に役立つ参考資料やサイトが明らかになりました。この割合は、概ね毎回同様です。

第16回過去問解説「出典一覧と選択肢数」の分析

今回は第16回に絞って、主要参考書、官公庁発信の資料、サイトの出典ランキングをお伝えしましたが、また後日、これまでの試験全体でのランキングもお知らせしますので、試験対策の参考にしてみてください。

これから学習スタートという方も多いと思いますが、まずは第16回の過去問解説を活用して試験の全体像を掴みましょう。

2ヶ月後に35問が確保できるように、一緒に準備していきましょう。

試験対策にご活用ください。

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