第1回問21~問30の解き方

第1回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問21.女性の就業について

 女性の就業ついては、M字型カーブ(底が上がっている)、第一子出産前後の継続率は約4割、正社員<非正規社員がキーワード。4を積極的に誤答と選べる問題です。

1.○ ただし、M字カーブの底が上昇し、減少のピークは30代後半にシフトしている。【テキスト1-P130】

2.○ 第一子出産前後の継続就業率は約38%で横ばい傾向となっている。【内閣府:PDF】 

3.○ 女性の管理職比率は、8.5%(平成26年)。平成元年が2.0%であり、緩やかではあるが、長期的に上昇傾向と言える。【テキスト1-P132】

4.× 女性の就業者数は増加しているが、非正規雇用者の比率は56.7%(平成26年)となっている。【テキスト1-P132】

問22.労働法規

 テキスト等のレベルでは正答が導きづらい難しい内容でした。

1.○ 高齢者雇用安定法第9条の規定。【高齢者雇用安定法の指針】 

2.× 収集してはならない個人情報の一つが、労働組合への加入状況である。【厚生労働省指針:PDF】

3.○ 労働組合法第17条の規定。 【労働組合法

4.○ 障がい者の法定雇用率は民間企業で2.0%、国・地方公共団体で2.3%とされている。【テキスト1-P152】

問23.社会保障制度

 本問もテキスト等からは正答が導きづらい問題です。今後のために知識として身に付けておきましょう。

1.× 国民年金の被保険者は日本国内に居住している者であって、日本国民に限定していない。【テキスト6-P116】

2.× 保険料負担率は同一ではない。 

3.× 第2号被保険者(40歳~64歳)も介護保険サービスが受けられる。【介護保険法第27条

4.○ 失業等給付には、求職者給付、就職促進給付、教育訓練給付、雇用継続給付がある。【テキスト6-P93】

問24.労働基準法

 本問は 1、2、4の判断は比較的行いやすく、消去法で正答を導きましょう。

1.× 原則としてすべての労働者が対象である。 【テキスト6-P73】

2.× 試用期間中であっても、無制限に解雇することはできない。【労働基準法第21条

3.○ 中間搾取の禁止。法律に基いて許される場合としては、有料職業紹介などのケースがある。 【労働基準法第6条

4.× 毎週少なくとも1回の休日である。【労働基準法第35条

問25.クライアントセンタードアプローチ

 ロジャーズの理論。比較的正答は出しやすい問題でした。

1.× それまでのアプローチが「指示的(アドバイス的)」であると考えていた。【テキスト2-P21】

2.○ 無条件の肯定的配慮、共感的理解、一致の3つが重視される。【テキスト2-P27】

3.○ ロジャーズは、あらゆる生命体は実現傾向を持っていると考えた。【テキスト2-P23】

4.○ 自己概念が経験に一致してくると、人は柔軟に、とらわれの無い、自由な生き方が可能になってくる。【テキスト2-P24】

問26.論理療法

論理療法と言えば、エリスのイラショナルビリーフ。正誤判定は比較的しやすい問題です。

1.○ エリスは論理療法をA-B-C(-D-E)を用いて説明している。出来事や経験、その人の持つ信念の結果、感情や反応が生じる。【テキスト2-P37】

2.○ 不快な感情は、非論理的な信念(イラショナルビリーフ)によって生起すると考えられる。【テキスト2-38】

3.○ 徹底的に反論し粉砕するのがDである。【テキスト2-P38】

4.× ただし、これらの介入には深い経験や知識が必要である。【テキスト2-P38】

問27.カウンセリング理論とアプローチ

 判断の難しい難問です。系統的脱感作や首長訓練法はレスポンデント条件付けです。

1.○ 洞察思考の技法と行動変容志向の技法とを統合した折衷主義・統合主義的アプローチである。【木村先生P285】

2.○ 認知療法=ベック、現実療法=グラッサー。【テキスト2-P41、P59】

3.× ウォルピの系統的脱感作は、レスポンデント条件付けである。【テキスト2-P53】

4.○ 他人の行動を観察し、それをまねるのが、バンデューラのモデリング法。【渡辺先生P74】

問28.カウンセリングの基本

 支援の基本姿勢に照らして正解を導きましょう。

1.× 自分の経験・価値観に基づいて推測してはいけない。

2.○ 無条件の肯定的配慮、共感的理解、一致といった、ロジャーズの3つの条件がカウンセラーに必要な基本的態度である。

3.× 「いかなる状況でも」は言い過ぎ。

4.× 「最も大切なものは技法」とは言えない。

問29.面接技法

 積極的に3を×にできれば正答を導きやすい問題です。そのほかは不適切とは言えないでしょう。

1.○ 

2.○ 

3.× このような場合にはクローズド質問ではなく、オープン質問が良い。【テキスト5-P7】 

4.○  

問30.マイクロカウンセリング(積極技法)

 積極技法とは、能動的かかわりを行いながら、相手の問題解決を促す技法です。

1.○ 指示、自己開示、教示のほか、情報の提供やフィードバックなどがある。【木村先生P283】

2.× これらはかかわり行動に分類される。【木村先生P283】

3.× これらはかかわり技法に分類される。【【木村先生P283】

4.× これらはかかわり技法に分類される。【木村先生P283】

 

参考文献・資料

日本マンパワーキャリアコンサルタント養成講座テキスト

新版キャリアの心理学渡辺三枝子著(ナカニシヤ出版2007年)

キャリアカウンセリング宮城まり子著(駿河台出版社2002年)

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

(財)日本職業協会

総務省、内閣府