第1回41問~50問の解き方

第1回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。

全50問の目次

問41.相談過程の総括

 相談過程の総括、成果の評価はカウンセラー一人で行うものではありません。常識的なアプローチで正答を導くことができます。

1.× クライエントとカウンセラーが成果を評価する。【木村先生P308】

2.○ 感情によるのではなく、実際に行動が変わったかという事実に焦点を置く。【木村先生P309】  

3.○ クライエントがどのように変わったかを客観的に評価する。【木村先生P309】

4.○ 明確な出典は見つけられなかったものの、不適切ではない。

問42.相談場面の設定

 支援の基本姿勢に照らして、常識的にアプローチして正答を導きましょう。

1.○ 物理的環境については、この後の問44で問われているがその通り。

2.○ 支援の基本姿勢に照らして、その通り。

3.× 支援の基本姿勢に照らして、「変容を求める」はありえない選択肢。 

4.○ 支援の基本姿勢に照らして、その通り。

問43.方策の実行の支援

 木村先生の著書にある、「方策の実行」からの出題です。2の判断に困った方が多いのではないでしょうか。木村先生の著者には、クライエントとの約束をまとめた契約書のひな型まで用意されています【木村先生P298】。

1.× クライエントのニーズに合うよう方策を変更する。【木村先生P297】

2.○ 個々の方策を文書にした契約書を取り交わすこともある。【木村先生P297】

3.○ メリット、デメリットを比較検討して適当なものを選ぶ。【木村先生P297】

4.○ クライエントが自分の責任で実行する。【木村先生P299】 

問44.相談場面の設定(物理的環境)

 相談場面の設定。テキストにも記述がありますが、ラポール形成、プライバシーと秘密保持の観点から消去法で対応しましょう。

1.× 「相談者に分からないように」は×。録音機器を使用する際には理由を伝え、同意を得るべき。

2.× プライバシーを守ることは大切だが、鍵をかけるのは適切とはいえない。

3.× クライエントのプライバシーと秘密保持の点からは相応しくない。 【テキスト5-P31】

4.○ 正面に向き合うよりも斜めに座ると、威圧感が少なくなると言われている。【テキスト5-P31】

問45.目標設定の支援

  支援の基本姿勢に従って、常識的なアプローチでも正答を導くことができますが、本問は木村先生の著書からの出題と思われます。すべての選択肢に対応が可能です。

1.○ 固定的なものではなく、変更可能である。【木村先生P294】

2.○ 人は目標達成に近づけば近づくほど努力する。【木村先生P294】 

3.× 抽象的ではなく、具体的なターゲットとして表現する。【木村先生P294】

4.○ 気が進まないようであれば、それはなぜかを探る。【木村先生P295】 

問46.適応の支援

 支援の基本姿勢に照らして、消去法により正答を導きましょう。木村先生の著作に近い表現があるものの、それを覚えるというより、基本姿勢から判断しましょう。

1.× 「その後のフォローは不要」は×。クライエントの適応の援助を行う。【木村先生P212~213】 

2.× 相談者が企業に確認すべきこと。ありえない選択肢。

3.× 職業経験が少ないことと順応力があることは無関係であり、若年者の離職が少ないとは言えない。

4.○ クライエントの適応の援助を行う。【木村先生P212~213】

問47.キャリア・デザイン研修

 支援の基本姿勢に照らして、消去法により正答を導きましょう。

1.× コンピテンシー(能力や適格性)というより、モチベーションの向上とキャリア形成を促進する。【木村先生P218】

2.× 最も効果的な時期とはいえない。

3.× 「個人のニーズを排除」、「企業・組織のニーズを優先」が誤り。むしろ内発的動機付けが重要である。【テキスト1-P123】 

4.○ 企業内キャリアコンサルティングには、「任意型」、「定期面談型」、「必須面談型」に加えて、研修時に行う「研修後フォロー型」がある。【テキスト1-P124】

(広告)キャリ魂塾さんの過去問解説

問48.環境への働きかけ

 常識的なアプローチで正答を導きましょう。2と4は特にあり得ない系の選択肢。ありえない選択肢はすぐに消去しましょう。

1.○ 問題の本質を把握し、働きかけ、相談者の支援を行うことは適切。

2.× 直接上司と対面することはあるにせよ、不満をすべて伝えることは適切とは言えない。

3.× 助言や情報提供は、社会保険労務士の独占業務ではない。

4.× むしろその理由を明らかにすることが大切で、相談者に代わっての交渉等はむしろすべきではない。

問49.職場におけるこころの健康づくり

 職場におけるこころの健康づくりは、今後も出題が予想される大切な論点です。4つのメンタルヘルスケアは、しっかりと覚えておきましょう。テキストの内容から出題されています。

1.○ ストレスやメンタルヘルスケアに関する基礎知識や相談窓口等の情報提供を広報誌等で提供しておくことが望ましい。【テキスト4-P96】

2.○ 事業場の実態に即して中長期的な計画を策定する。【テキスト4-P90】

3.× ①セルフケア、②ラインによるケア、③事業場内産業保健スタッフ等によるケア、④事業場外資源によるケアの「4つ」のメンタルヘルスケアがある。【テキスト4-P90】

4.○ 事業者は、教育研修、情報提供のみならず、制度や体制の整備等を行う。【テキスト4-P92】

問50.ストレスチェック

 選択肢4以外は、テキストの内容から直接判断することができます。ストレスチェックの結果は、直接「本人」に通知されることがわかっていれば正答が導ける問題です。出典は厚生労働省の資料にあります。【厚生労働省:PDF】

1.○ 労働者数50人未満の事業場は当分の間、努力義務である。【テキスト4-P99】

2.× 検査を実施した医師、保健師等から直接本人に通知される。【テキスト4-P100】

3.○ 申し出があった場合には、医師による面接指導の実施が事業者の義務である。【テキスト4-P92】

4.○ 検査結果を職場環境の改善につなげる。【テキスト4-P92】

参考文献・資料

日本マンパワーキャリアコンサルタント養成講座テキスト

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

厚生労働省、中央職業能力開発協会、

労働政策研究・研修機構

全50問の目次