第4回問46~問50の解き方

第4回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問46.方策の実行の支援

 木村先生の著書P296からの「方策の実行」からの出題で、常識的にアプローチし取捨選択をすることも可能ですが、契約書の内容などは、他の書籍では記述を見ませんので、一読しておいた方が良いでしょう。

1.○ 『方策の内容、目的、原理、プロセス、結果、結果から得られる利点と損失、しなけらばならない諸活動などをクライエントに説明することである。』【木村先生P297】

2.× 『可能性のある方策を並べ、その中から適切な方策を1つ選ぶ。』とあるが、選ぶ(意思決定する)のは、あくまでクライエントである。【木村先生P297】

3.× クライエントとキャリアコンサルタントが結ぶべき契約の例は著書にあり、その中にはキャリアコンサルタントが行うべき行動も記載する。【木村先生P298】

4.× 『していない場合はあらためて実行するか、内容を検討して別の支援を考える。』とあり、必ず計画通りにすべきであるとは限らない。【木村先生P299】

問47.環境への働きかけの認識及び実践

 環境への働きかけに関する設問。支援の基本姿勢に即して解答しましょう。

1.○ 自殺企図などの緊急時を除いて、原則として、相談者の了承を得るべきである。

2.× 他の専門家と協働して支援する必要がある場合には、社外への支援もありうる。

3.○ 必要な働きかけを行う。

4.○ 関係部署と連携しながら支援を行う。

問48.ネットワークの認識及び実践

 必要なネットワークに関する設問であり、支援の基本姿勢に照らして、消去法でアプローチしましょう。

1.× 企業におけるキャリアコンサルティングは、人材開発の施策と当然関わる。また、社内のネットワークも重要である。

2.× 管理監督者とのネットワークも重要である。

3.× うつ病などの場合には、医師などの社外資源にリファーすることも重要である。

4.○ 人事部門とのネットワークも当然に重要である。

問49.メンタルヘルスの知識

 メンタルヘルスに関しては、下記の資料が参考になります。

 職場における心の健康づくり」(厚生労働省)

また、具体的な精神疾患の病名、症状、治療法などは、下記のサイトがよく整理されていてわかりやすいですから、時間のある時に確認しておきましょう。

みんなのメンタルヘルス

1.× メンタルヘルス不調は、昨今では精神疾患よりも広い意味を持つようになり、身体疾患以外で体調を崩していることをいう。

2.× うつ病と診断された場合には、一般的には抗うつ薬による治療が行われる。【みんなのメンタルヘルス

3.○ 強迫性障害は、不安障害の一型であり、本人が不合理とわかっていても、強迫観念や強迫行為に駆り立てられてしまうのが特徴。【みんなのメンタルヘルス

4.× 家族などが本人の飲酒問題(アルコール依存症)に気づいても、本人はなかなかそれを認めようとしないこともある。【みんなのメンタルヘルス

具体的な精神疾患の出題実績は、第2回で解離性障害、双極性障害、適応障害、統合失調症が出題され、第3回ではうつ病、第4回ではうつ病、強迫性障害、アルコール依存症が出題されています。

問50.メンタルヘルスの知識

 問50の出題実績は、ストレスチェック(第1回)、4つのケア(第2回)、職場復帰支援(第3回)、ストレス全般(第4回)となっています。ストレスによる疾患対策のサイトである「こころの耳」からは初めての出題となりました。

1.× ストレッサーをまとめると、①物理的、②化学的、③生理的、④心理的な要因がある。なお、木村先生の著書にもストレッサーの記載がある。【木村先生P181】

2.× 『ストレス反応は、(中略)、心身の不健康や職場不適応となって終結することにもなる。』【木村先生P180】

3.× ヨガやストレッチもセルフケアとしてストレスに有効である。

4.○ 厚生労働省「こころの耳」では、疲労蓄積度やストレスセルフチェックや、ストレスチェック実施プログラムのダウンロードなどができる。

こころの耳(厚生労働省)

参考文献・資料

厚生労働省

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)