CDA第48回一次試験を振り返る


2015年10月11日、第48回CDA資格認定試験一次試験が行われました。受験の皆様、お疲れ様でした。49回、50回の試験を目指す皆様の参考になればと思い、記憶がホットなうちに、第48回CDA資格認定試験一次試験の内容を振り返ります。




論述問題で何が出たか?(CDA48回)

試験開始とともに、まずは問題用紙を眺めて作戦を練りますが、問題用紙の最後のページに記載されている、記述問題論述問題のお題をチェックです。

【CDA第48回一次試験論述問題のお題】

①ロジャーズの3条件について述べよ。

②ホランドのスリーレターコード「RIA」の特性について述べよ。

ロジャーズにホランドと大御所さん登場!これにはビックリ。どちらにするか一考します。①のロジャーズは入門的な解説書※を読んだりしていて何だか距離感は近いし(笑)、お題もオーソドックスですが、ひとつの懸念がありました。

『文字数確保できるかなぁ?』の不安がよぎりました。

その点、キーワードのピックアップに困らないのは②のホランドです。ですから一旦、ホランドに決め、続いて記述問題の検討と回答に入ります。

※こちらのロジャーズ解説書(入門書)は比較的読みやすくて、思ったよりも破天荒で波乱万丈ななロジャーズ先生のことを学ぶことができます。試験後の今、じっくり再読したい一冊です。

記述問題で何が出たか?(CDA48回)

続いて、記述問題を検討です。出題されたのは2題で、それぞれ5問ずつ記述します。

【CDA第48回一次試験記述問題のお題】

①スーパーのライフロールの列挙。(息子・娘のみ例として印字済。残り5つ)

②オペラント条件付けの文章穴埋め問題。

①はアレを書くだけです。息子・娘以外を記述して5問です。

息子・娘、②学生、③余暇を楽しむ人、④市民、⑤職業人、⑥ホームメーカー

楽習ノートより

②は文章題の穴埋め。記憶をたどると、この箇所だったと思います。赤字箇所で5問です。記憶違いはご容赦を。

オペラント条件付けにおいて、生体の自発的行動に報酬を与えることを「強化」といい、報酬のことは「強化子」と呼びます。生体にとって快となるものを与え、反応の発生する頻度を高めることを「正の強化」、不快を取り去ることで発生する頻度を高めることを「負の強化」といいます。逆に、ある行動の発生する頻度を低下させるために不快なものを与えることを「」といいます。また、強化のスケジュールとしては、強化すべき行動が生じたら常に強化する「連続強化」と間に強化しない場合をはさむ「間欠強化」があります。

「スケジュール」が残念ながら書けませんでしたが、記述全体は比較的穏やかな気持ちで落ち着いて、開始後10分までには完了しました。

択一はシャッフル&難易度高め

論述は最後に時間をしっかり取りたいので、まずは四肢択一式50題に取り掛かります。何よりも、択一式はスピードが命。なお、本試験の出題の特徴として、問題のテーマはTEXTに関係なくシャッフルされていて、TEXTのような順番ではない点がやりづらい点です。「次は何かな?」の予測が出来ずに気持ち的には落ち着きません。心理的には厳しい出題形式です。

また、「適切なもの」、「適切ではないもの」は見落とさないように気をつけましょう。私はアンダーラインや囲みの印をつけて意識付けしました。

択一式の出題レベルの難易度的には難しいものが多かったように思います。2個までは絞れるけれど…、がいくつかありました。これはクラスメイトも何人か指摘していました。

論述の時間を確保するため、択一はなんとか35分ほどで終了。振り返ると、もう少し時間をかけても良かったかもしれませんが、『論述400字以上』に備えるため急ぎました。

内容の見直しはせずに記入欄の誤りなどがないかの確認にとどめ、論述に入ります。

論述は400字以上必達!

冒頭でも触れましたが、ホランドを選んだのは文字数が確保の見込みがあったからです。CDA一次試験の最大の不安はこの、文字数にありました。400文字以上で書くこと、の注意書きは問題用紙にも太字で表示されており、過去の受験生たちも指摘していますが、文字数クリアが採点基準のベースにあるようです。配点基準等はわかりませんので、あくまで予想や合否結果からの印象ではありますが。

で、ひとつカミングアウト。正直に言いますが、論述を手書きで書くのは実は…初めて!

おいおい、学習サイト作ってるのに?

だって、だって、手書きメンドクサイんだもん(笑)だって、ではありませんが(笑)

これから受験する皆様に勇気を与える発言なのかもしれませんが、ホントです。

このサイトでまとめノートを作り、移動時間に確認し、自宅等ではキーワードを思い出しながら手書きで書き出していましたが、実際に400字以上500字以内の文字数で論述できるのかは実はこれまで闇の中。その点は不安のまま当日を迎えていました。

でも、なんとか書けました。

過去に受験して合格した販売士試験1級でも論述問題があり、それをクリアした経験から、心のどこかで。「何とかなるかも」、という過信慢心もあったのかもしれません(汗)。危ない、危ない。論述対策はまた機会があればこのサイトでも触れたいのですが、完璧な論述対策は非常に時間的にも労力的にも難しく、特に完璧主義の方にとっては試験直前の不安要素になってしまう試験対策です。神経質になると非常に追い込まれます(汗)

ちなみに、ホランドではこんな内容をまとめました。

・ホランドの六角形の説明

・ホランドタイプ(6つ)の説明

・4つのワークタスクとキャリアクラスター

・そして、RIAの説明

キャリアクラスター等の周辺知識も書きましたが(どうか、減点しないで下さい)、マス目いっぱいの500文字まで埋めました。

論述に要した時間は構想とキーワード出しに10分弱、実際の記述に20分の約30分でした。ここまでで試験終了15分前と理想的な時間配分で一巡できました。その後は択一で難しかったところを中心に見直しを行って終了。難易度的にはどうなんでしょうか?そんな上から目線で見る立場にはありませんが、論述と記述はテーマがテーマだけに比較的与しやすく、択一は難しいものがいくつもあったように思います。

一次試験の結果発表は10月29日

論述も文字数クリアで期待は高まりますが、結果は「神のみぞ知る」ことにて、10月29日の発表を待ちます。と、同時に二次試験対策も頭に入れておかないといけませんね。

(特記事項)CDA一次試験の問題用紙については、持ち帰りが一切できません。下書き用紙もありませんので、メモも出来ません。ですから、上記の出題内容等は記憶から引っ張り出していますので、その点はあらかじめご了承ください。