第31回問46~問50の解き方
第31回キャリアコンサルタント試験学科試験を徹底解説!
目次
問46.相談過程の総括
【A】成果の評価に関して、定番の内容が出題されました。いずれも木村先生の著書が出典と思われますが、支援の基本姿勢からもアプローチできるでしょう。
正答:3
1.×:「必ずしも」には気をつける。
クライエントの同意を得て、カウンセリングを終了する。【木村先生P397】
2.×:「よりも」には気をつける。
成果の評価は、クライエントの感情によるのではなく、実際に行動が変わったかという事実に焦点を置く。【木村先生P398】
3.○:目標に照らして、どこまで到達したか、成果を評価する。【木村先生P397】
4.×:カウンセラーのためではなく、クライエントのために評価する。【木村先生P397】
問47.環境への働きかけの認識及び実践
【A】みなさんも資格取得後の環境への働きかけを想像しながら検討しましょう。なお、こちらの問題は第22回問48と全く同じ問題でした。
正答:2
1.○:事情を聴いた上で、管理職に適切な専門家を紹介することは適切である。
2.×:社内報への記事執筆などの普及啓発活動は、キャリア形成を支援する組織風土を醸成する大切な機会であり、本来業務ではないからといって辞退をすることは、環境への働きかけの点で不適切である。
3.○:教育部門と連携して研修を企画・登壇することは、組織全体のキャリアコンサルティングへの意識を高めるための積極的な実践例である。
4.○:本人の了解を得て、人事労務担当者に事情を説明し、必要な配慮を求めることは、環境への介入として適切である。
問48.自己研鑽及びキャリアコンサルティングに関する指導を受ける必要性の認識
【A】キャリアコンサルタントの自己研鑽について、ご自身の研鑽に照らし合わせて検討してみますと、正答は明らかになるでしょう。
正答:1
1.○:専門的な訓練を受けることや、キャリアコンサルタント間での切磋琢磨の機会を持つことは、自己研鑽の方法として適切である。
2.×:キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを行うにあたり、自己の専門性の範囲を自覚し、その範囲を超える業務や自己の能力を超える業務の依頼を引き受けてはならない。【キャリアコンサルタント倫理綱領第8条】
3.×:「熟練者としての威厳」は、クライエントの利益や成長に関係はない。
4.×:多様な価値観に触れ、異なる専門領域の意見を積極的に取り入れることこそが自らの視野を広げ、成長を促す。
問49.キャリアコンサルタントとしての倫理と姿勢
【A】倫理綱領からの出題です。選択肢2が、やや変化球でした。
正答:4
1.×:「一切例外なく」には気をつける。守秘義務には例外がある。
キャリアコンサルタントは、業務並びにこれに関連する活動に関して知り得た秘密に対して守秘義務を負う。但し、相談者の身体・生命の危険が察知される場合、又は法律に定めのある場合等は、この限りではない。【第5条】
2.×:第1章は基本的姿勢・態度、第2章は行動規範である。
3.×:最新の情報技術の修得に努め、適切に活用する。
キャリアコンサルタントは、情報技術が相談者や依頼主の生活や生き方に大きな影響を与えること及び質の向上に資することを理解し、最新の情報技術の修得に努め、適切に活用しなければならない。【第6条2】
4.○:第5条守秘義務の内容として適切である。
キャリアコンサルタントは、スーパービジョン、事例や研究の公表に際して、相談者の承諾を得て、業務に関して知り得た秘密だけでなく、個人情報及びプライバシー保護に十分配慮し、相談者や関係者が特定される等の不利益が生じることがないように適切な措置をとらなければならない。【第5条3】
問50.キャリアコンサルタントとしての倫理と姿勢
【A】キャリアコンサルティング実施のために必要な能力要件は、キャリアコンサルタント試験の出題範囲表にそのまま反映されています。どちらを参照しても良いですが、試験対策の序盤では全体像の把握に、終盤では知識や位置づけの整理に、節目ごとに、一読しておくと良いでしょう。
キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目![]()
正答:2
1.○:環境への働きかけの認識及び実践は、必要な能力要件である。
2.×:情報収集などを相談者に代わって行うのではなく、情報収集や活用の方法を助言する能力が求められる。
また、木村先生の著書では、情報提供の原則は「クライエントが自分で情報を得る方法を教えることである」としている。【木村先生P387】
3.○:グループアプローチの技能は、必要な能力要件である。
4.○:新たな仕事への適応の支援は、必要な能力要件である。
以上、全50問の解説をお伝えしました。
お疲れさまでした。じっくり復習して知識を整理しましょう。