【第32回対策】問1~問10の解説
第32回対策「みん合☆総仕上げ模試」正答と解説
目次
問1.社会及び経済の動向並びにキャリア形成支援の必要性の理解
正答:3
1.○:労働力人口は過去最高の人数を更新している。しかし、少子高齢化などを背景に人手不足の状況は深刻化している。少子高齢化は、新規学卒者の減少や、女性や高齢者の短時間労働者の増加にも影響している。【P77】
2.○:なお、生産年齢人口とは15~64歳の人口のことをいう。【P77】
3.×:社会インフラ関連職では労働力需要が相対的に高く、社会インフラに関わる分野における職業の有効求人倍率は全職種平均を上回っている。【P102】
4.○: 社会インフラ関連職では、スキルや経験の蓄積に応じて賃金が段階的に上昇する仕組み(キャリアラダー)の構築が、人材の長期的な確保と育成において重要な要素となる。【P131】
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問2.キャリアコンサルティングの役割の理解
正答:2
1.×:最も多い活動の場は「企業」(39.0%)であり、次いで「学校・教育機関」(22.3%)、「需給調整機関」(18.1%)の順である。【P70】
なお、専任・専業のキャリアコンサルタントの主なキャリアコンサルティング活動の場は「需給調整機関」と「学校・教育機関」、「地域」であることが示された一方、「企業」のキャリアコンサルタントは、兼任・兼業が多いという実態が示された。【P70】
2.○:最も多いのは「相談・カウンセリング」(90.8%)であり、次いで「セミナー・研修」(51.1%)である。【P87】
3.×:最も多い相談内容は「現在の仕事・職務の内容」で、次いで「就職・転職活動の進め方」である。【P94】
4.×:最も難しいと感じた相談内容は「発達障害に関すること」が最も多く、次いで「メンタルヘルスに関すること」である。【P94】
問3.キャリアコンサルティングの役割の理解
正答:3
1.○:正社員、正社員以外ともに最も多い。2番目に多いのは、正社員、正社員以外ともに「労働者の自己啓発を促すため」である。【P23】
2.○:正社員、正社員以外ともに最も多い。2番目に多いのは、正社員、正社員以外ともに「自己啓発する労働者が増えた」である。【P24】
3.×:これは正社員以外で最も多い。正社員で最も多いのは、「キャリアに関する相談を行っても、その効果が見えにくい」である。【P24】
4.○:2番目に多いのは、「キャリアコンサルタント等相談を受けることのできる人材を内部で育成することが難しい」である。【P25】
問4.キャリアに関する理論
正答:4
1.○:偶然の出来事を個人のキャリアに生かすための5つのスキルとして適切である。
覚え方:こーじくん じゅうなんに たのしく ぼうけん
2.○:サビカスは、関心(concern)、統制 (control)、好奇心(curiosity)、自信(confidence)の4つの次元から、キャリア・アダプタビリティは構成されているとした。【渡辺先生P97】
覚え方:かとうこうじ
3.○:ハンセンの統合的人生設計における、人生上の役割の4つのLとして適切である。【ジルP65】
4.×:2番目は遺伝的ではなく、研究的である。
問5.キャリアに関する理論
正答:4
1.○:ジェラットの前期の理論の内容として適切である。
ジェラットは職業選択を、職業に関する意思決定の連鎖的なプロセスであると捉えた。【渡辺先生P116】
2.○:ヒルトンの意思決定モデルは、フェスティンガーの認知的不協和理論を意思決定プロセスに応用したものである。【ジルP29】
3.○:クランボルツは、職業選択行動は学習の結果であって、過去に起こった出来事と将来起こるかもしれない出来事を結びつけて解釈した結果であるとした。
特に、学習経験によって得られた課題アプローチスキルを繰り返し試してみた結果を見ることで、やがてより一般的な自己記述、すなわち自己概念が形成される。【木村先生P89】
4.×:これはティードマンではなく、ジェラットの後期理論、積極的不確実性の内容である。【渡辺先生P119】
なお、ティードマンは、意思決定のプロセスを「予期」と「実行」の段階に大別して捉えた。
問6.キャリアに関する理論
正答:3
1.×:社会認知的キャリア理論(SCCT:Social Cognitive Career Theory)を提唱したのは、レント、ブラウン、ハケットである。クランボルツは、バンデューラの理論を基礎に、キャリア意思決定における社会的学習理論(LTCC:The Learning Theory of Career Counseling)を提唱した。【木村先生P92】
2.×:キャリア・アセスメントは、特性と職業のマッチングではなく、学習を促すために行うと考え、学習経験の妨げとなっている信念を測定するため、「Career Beliefs Inventory (CBI)」を作成した。【渡辺先生P144】
3.○:ハップンスタンス学習理論の中で命題として挙げている。
4.×:社会的学習理論における学習では、直接経験による学習のみならず、代理的経験による観察学習も重視する。
問7.キャリアに関する理論
正答:3
1.○:8つのキャリア・アンカーは以下である。
①専門・職種別コンピテンス、②全般管理コンピテンス、③自律/独立、④保障/安定、⑤起業家的創造性、⑥奉仕/社会献身、⑦純粋な挑戦、⑧生活様式
覚え方:せんぜんじ ぶんは ほうき で ほうし した じんせい
(ByほうきでShine☆)
2.○:垂直的なキャリア移動は、例えば係長、課長、部長などの職につくといった職位や職階の移動である。水平移動は職能(部署、部門)の移動、中心に向かう移動は部内者化、その職にエキスパートになるような成長である。【渡辺先生P157】
3.×:「適性と技量」ではなく、「意味と価値(何をやっている自分が充実しているのか)」である。【渡辺先生P164】
4.○:また、このキャリア中期の危機(35~45歳)時期の特定の課題には、「自分のキャリア・アンカーを知り、評価する」ことがある。【木村先生P232】
問8.キャリアに関する理論
正答:3
1.○:ポジティブ心理学の一つであり、フロー状態は、ゾーンとも呼ばれる。
2.○:職務特性モデルにおいて、職務満足をもたらす5つの次元として、スキルの多様性、課業の主体性、課業の重要性、自律性、フィードバックを挙げている。【木村先生P226】
3.×:このような状態を、ワーク・エンゲージメントと名付けた。【木村先生P227】
ジョブ・クラフティングは、働く人が自らの仕事への認識や行動を見直し、主体的な仕事への取り組みを作り出すプロセスのことであり、レズネスキーとダットンが提唱した。
4.○:SL理論とは、シチュエーショナル・リーダーシップの略であり、リーダーシップのタイプを、教示的、説得的、参加的、委任的の4つに整理した。
問9.カウンセリングに関する理論
正答:3
1.○:フロイトは無意識的な葛藤や不満に焦点をあてる精神分析療法を確立した。【ジルP102】
2.○:ロジャーズは、本来誰しもが持っている、自ら成長し、自己実現しようとしている力に注目し、非指示的な来談者中心療法を提唱した。
3.×:身体感覚(フェルトセンス)に焦点をあてたフォーカシング技法を提唱したのはジェンドリンである。【ジルP117】
アドラーは、個人心理学を提唱し、共同体感覚を持つことを中核の概念とした。
4.○:吉本伊信の内観療法は浄土真宗の身調べ(みしらべ)を前身としている。
問10.カウンセリングに関する理論
正答:2
1.×:これは来談者中心療法の内容である。【木村先生P115】
2.○:行動療法の内容として適切である。【木村先生P120】
3.×:これは家族療法の内容である。システムズ・アプローチは、家族をシステムとして捉え、原因追及として、家族の誰かを悪者として追及することはしないアプローチのことである。
4.×:これは論理療法の内容である。【木村先生P120】