初心を胸に、想いを姿勢に。

さぁ、面接試験です!

明日11日から、第24回キャリアコンサルタント試験の面接試験が始まります。

今回の面接試験は、協議会は11日、12日、18日、19日、23日、JCDAは11日、12日、18日、19日と長い期間で行われます。

後半組のみなさんは、まだ時間がありますが、体調管理には気をつけて、心身の状態を整えていきましょう。

さぁ、いよいよのデビュー戦。面接試験の日というのは、協議会やJCDAのキャリアコンサルタント等有資格者の諸先輩方たちとの、はじめましての日です。

私はまだまだ研鑽中にて、実技の指導ができる力量はありませんから、話半分、ご参考までに受け止めて欲しいのですが、国家試験の面接試験は、「初心と姿勢」が評価されるのではないかと思っています。

服装問題について

まず、面接試験の服装については、何が正解というのもありませんが、初対面の相談者を迎えるにあたって、抽象的な表現では「失礼がないように」、具体的には「なんだろ、この人?」と思われないような服装にしましょう。

なんとも、わかりにくいですね。

ファッションセンスはマイナス1万点くらいの私なので、服装についてはうまく表現ができないのですが、ビジネスカジュアルというのでしょうか。

気をつけて欲しいのは、面接試験は採用面接ではありません。
初めてお会いするクライエント(相談者)との初回面談の日です。

あまりビシッと、キチッとしすぎても、相談者との心理的なハードルが上がってしまいますし、ご自身の緊張感も高まってしまいます。

硬軟の具合でいえば、クールビス、とか、ウォームビズという体で良いでしょう。

季節的にはジャケットスタイルが無難と思います。男性の場合のネクタイはあっても無くても良いですし、暖かな優しい雰囲気が醸し出せたら尚良いでしょう。

そう、暖かな雰囲気が醸し出せたら最高です。

Tシャツ+半ズボンにサンダルの真夏の愉快なおじさんスタイルは、さすがに時期的にも無理と思いますが、「こんなキャリアコンサルタントは嫌だ。」と冒頭で思われないような格好で出かけましょう。

ラポール作りが、初回面談の大きな課題ですからね。

と、最初からそう言えばよかったですね(汗)

多くの養成講座の先生方のスタイルも、参考になります。
硬すぎず、軟すぎずといった具合です。

マインドを整えましょう

面接試験に挑むにあたり、先日の論述試験での不安に包まれている方は、それは、忘れましょう。

論述試験の自己採点は不可能ですし、あてになりません。

考えれば考えるほど不安になってしまいものですね。
ただ、思っていたよりも高得点を得ていることもあります。

論述試験は自信がない、という方も、合格ラインは確保していると思い込むようにしましょう。

あとは面接試験次第で合格間違いなし、と強く念じましょう。

また、今回の学科試験で悔しい思いをした方、自己採点で得点が足りなかったという方も、実技試験の評価は全く別物、いわば別の試験として行われます。

気持ちを切り替えて、実技試験に合格しましょう。

初心と姿勢を大切に

デビュー戦なのですから、緊張するのは当たり前、上手でなくて当たり前ですよ。

先輩方も、実務での経験や勉強会で研鑽(失敗も)を繰り返して、少しずつ、行ったり来たりしながら、成長、熟達していくものです。

あくまで通過点でしかない、現時点での力を発揮しましょう。

完璧な面談をしよう、などと気負わずに、ただ、クライエントの声に集中して耳を傾けましょう。

そして、初心を思い返しましょう。

みなさん、それぞれ、キャリアコンサルタントになりたい、こんな風に活躍したい、こうした人達を支援したい、という想いがあることでしょう。

その想いをいま一度確認しましょう。

そして、クライエントに寄り添う姿勢は、まだまだ、これから経験や研鑽を経て、うまくできるように、相手に伝わるようになっていきます。

大丈夫!

うまくなくても良いのですよ。でも、クライエントに寄り添う姿勢を、かかわり行動で表現しましょう。

試験ですから、自分が主役と思ってしまいがちなのですが、試験でも、実務と同じく、クライエント(相談者)が主役です。

リアルな相談者の初回面談だと思って、登場したクライエントには、好意的な関心を持ち、受容的な態度で接してきてください。

15分間、クライエントに集中しましょう。

また、それぞれの課題を思い返して、早口になってしまう、とか、言葉をかぶせてしまうなどの、悪い癖などが出さないように気をつけましょう。

聴こえにくいときは恐れずに

最後に、試験に関する注意点ですが、クライエントの声が聞こえにくい場合には、「よく聞こえなかったので、もう一度お願いします」と我慢せずに伝えましょう

それから、自分自身の声が小さくなっている場合には、試験官から「聞こえにくいので大きな声で」という指示があるはずです。

その際には慌てずに落ち着いて、ボリュームを調整して、大きめな声で伝わるかどうかを確認しましょう。そこから修正すれば大丈夫です。

その際には気持ち、ゆっくりめで伝えるのも良いでしょう。
それにより、ご自身の気持ちも落ち着くでしょう。

初心を思い出し、寄り添う姿勢で。

特に練習を繰り返して、場数を踏んでいる方は、ロープレ慣れにご注意下さい。自分のペースになりすぎていないか、時折、確認しましてスピードをゆるめましょう。

ロープレではなく、本当の面談だと思って、じっくりと、ゆっくりと、クライエントの声に耳を傾けてきてください。

結果は後からついてくることでしょう。

心身を整えましょう。

試験の前日は早めに就寝し、体調はなるべく良いコンディションに、気持ちも落ち着いた状態で、はじめましてのデビュー戦を迎えましょう。

みなさまがベストを尽くし、合格することを、心よりお祈りしています。
引き続き、応援しています。

みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験
原田 政樹

追伸:解答速報のページで実施している、学科試験のアンケートは、第24回試験の全日程が終了する、11月23日まで受け付けています。

既に800名を超える回答を頂いており、ご協力を本当にありがとうございます。
まだの方は是非、どうぞよろしくお願いします。

試験お疲れさまでした!アンケートにご協力ください。

             

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