【技能検定】第36回問36~問40の解き方
第36回キャリアコンサルティング技能検定学科試験問題を徹底解説!
選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。試験対策にお役立てください。
問36.意思決定の支援
【A】意思決定のプロセスについて、木村先生の著書に出典を見いだせる内容ですが、支援の基本姿勢から検討しましょう。
正答:3
1.○:目標に至るさまざまなプロセス、行動計画(ステップ)を検討する。【木村先生P388】
2.○:各ステップごとのメリット、デメリット、必要なコスト、実現可能性を検討する。【木村先生P388】
3.×:「のみ」の表現には注意する。
自分のニーズ、希望に合うかどうかに関係なく、広く情報、専門家の意見、技術的援助等を求める。【木村先生P388】
4.○:選択した行動の準備をする場合、予想される危険や困難性にどう対処したらよいか対策を用意する。【木村先生P389】
問37.自己啓発の支援
【A】啓発的経験の支援に関する基本問題です。啓発的経験は、職業体験や職場見学などを通じて、相談者が体験的に仕事や働くことを理解するための体験です。
正答:2
1.○:職場見学、インターンシップ、トライアル雇用などを通じて、相談者が仕事や職業への理解を深めることが期待される。【2 級キャリアコンサルティング技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目(P5):PDF】
2.×:啓発的経験の支援では、相談者が職業体験や見学などを通じて、仕事や働くことの意味を体験的に理解できるように支援することが重要であり、キャリアコンサルタントが一方的に目標や意義を説明することは、啓発的経験そのものではない。
3.○:啓発的経験には、インターンシップ、トライアル雇用、現場見学などのほか、相談者にとって有益な体験となるアルバイトも含まれる。
いわば、自身の働く意味・意義の理解や職業選択の材料となるものが、啓発的経験である。【2 級キャリアコンサルティング技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目(P5):PDF】
4.○:啓発的経験における、キャリアコンサルタントの役割として適切である。
問38.自己理解の支援
【B】キャリアコンサルティングにおける自己理解と、心理検査に関する「測定」と「評価」の理解を問う問題で、珍しい出題内容でしたが、木村先生の著書に出典を見出すことができます。
正答:4
1.○:教育、能力開発などの場面で行われるキャリアコンサルティングにおいては、ある基準に基づいて個人を比較、判断するプロセスが必要となる場合がある。そのプロセスが「測定」と「評価」である。【木村先生P139】
2.○:個人特性を数値という客観的な基準に基づいて記述する手続きが「測定」である。【木村先生P139】
3.○:測定された一つの数値が、一定の基準に照らしてどの程度の水準にあるのかを比較し、位置づけることが「評価」である。【木村先生P139】
4.×:心理テストは、「測定」と「評価」の考え方と手順に沿って開発・活用されるものであり、信頼性や妥当性の検討など、統計的手法と深く関係している。【木村先生P139】
問39.自己理解の支援
【B】各試験で頻出のアセスメントの留意点に関する問題で、2級第31回問39と同じ問題でした。
正答:3
1.○:心理検査を実施する際には、検査の限界を十分に認識し、目的と対象に応じた妥当性・信頼性の高い検査を選定することが重要である。【木村先生P138】
2.○:内容的妥当性とは、その検査の測定内容や質問項目が、測定したい対象を適切に測定しているかを示す概念である。
例えば、「学力テストで学習した内容をまんべんなくカバーしているか。」は内容的妥当性を表している。【木村先生P140】
3.×:再検査法とは、同じ検査を同じ対象者に一定期間をおいて再度実施し、2回の検査結果の相関をみる方法である。
そして、形式、内容ともに同じと見られる別の検査を同一の対象者に実施し、2つの検査の相関係数を求める方法は、平行テスト法である。【木村先生P141】
4.○:ある検査によって得られた結果の解釈は、対象者の一つの側面を表しているにすぎず、検査結果を過度に一般化したり、対象者全体を決めつけたりしないよう、拡大解釈を避ける必要がある。【木村先生P138】
問40.仕事の理解の支援
【B】職業情報提供サイト(job tag)の活用方法に関する問題です。利用規約については初めての出題ですが、ポータブルスキル見える化ツール、職業適性テスト(Gテスト)、しごと能力プロフィールの特徴を確認しておきましょう。
正答:4
1.×:job tagに掲載された職業データは、一定の利用条件のもとで二次利用が可能である。【利用規約第9条】
2.×:ポータブルスキル見える化ツールは、業種や職種が変わっても強みとして発揮できるポータブルスキルを測定し、それを活かせる職務・職位を提示するツールであり、自身の職務遂行能力が、全国の同年代のどのレベルにあるかを確認するツールではない。【ポータブルスキル見える化ツール】
3.×:職業適性テスト(Gテスト)は、「問題を素早く正確に解く力」を知るための検査であり、自身の職業興味の特徴を調べて、その特徴に合った職業を検索する検査ではない。【職業適性テスト(Gテスト)】
4.○:これまで経験した職業から得たスキルなどを基に、「しごと能力プロフィール」を作成し、希望する職業との比較に利用することができる。【しごと能力プロフィールの作成】