【技能検定】第34回問26~問30の解き方

第34回キャリアコンサルティング技能検定学科試験問題を徹底解説!

選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。試験対策にお役立てください。

問26.中高年齢期を展望するライフステージ及び発達課題の知識

【A】中年期の発達課題に関する、オーソドックスな良問です。知識を確認しましょう。

正答:1

1.○:維持段階の課題として適切である。

他には、本質的な行動に焦点を当てる、獲得した地位や利益を保持することがある。【渡辺先生P47】

2.×:親密性対孤立を発達課題としてあげているのは、エリクソンである。また、時期としては、青年期の後の成人前期の課題であり、いわゆる中年期よりも時期は手前である。【岡田先生P81】

岡本祐子は、アイデンティティのラセン式発達モデルを提唱した。【岡田先生P82】

3.×:「成人期の最後」をどの段階と捉えるのかが、やや不明だが、成人前期に続く成人期の発達課題は、次世代を育てていく「世代性」である。また、老年期の課題は「統合性」である。【岡田先生P80】

4.×:成人前期から中年期への移行期を「人生半ばの過渡期」と呼んだ。【岡田先生P78】

問27.中高年齢期を展望するライフステージ及び発達課題の知識

【A】理論家横断型の良問です。知識の確認に活用しましょう。ゴッドフレッドソンは2級では2回目の登場でした(第29回問3)。国家試験でも要注意です。

正答:1

1.○:ギンズバーグの職業選択の発達過程として適切である。木村先生の著書にはありませんが、試行期は暫定期とも呼ばれます。【木村先生P70】

2.×:一貫性・分化・同一性・一致度・凝集性は、ホランドのパーソナリティ・タイプと環境モデルの明確化と発達の程度を表す指標である。【渡辺先生P74】

ゴッドフレッドソンは、子供のキャリア発達に関する制限妥協理論を提唱した。【木村先生P75】

3.×:問26選択肢1と同様に、スーパーの職業的発達段階の維持段階の課題である。【渡辺先生P47】

解放 (下降・衰退)段階の発達課題には、職業外の役割を開発する、常々やりたいと思っていたことをやる、などがある。【渡辺先生P47】

4.×:これはシャインの組織の三次元モデル(キャリア・コーン)の内容である。外的キャリアを表現している。

問28.人生の転機の知識

【A】選択肢3の積極的な正誤判断は難しかったかもしれませんが、他の3つの選択肢は、積極的に正誤判断ができる、よく出題される内容です。シュロスバーグの理論の特徴を理解するまとめとして良問です。

正答:3

1.×:たびたび出題されるシュロスバーグの4Sの間違い探し問題。

③Suggestion(示唆)ではなく、Support(支援)である。【渡辺先生P193】

2.×:「期待していたものが起こらなかった転機」を加えた3つのタイプである。【渡辺先生P193】

3.○:転機を理解するための3つの構造として適切である。

①転機へのアプローチ(識別、プロセス)
②資源の活用(4S)
③転機への対処(4Sの強化)

4.×:シュロスバーグの転機の理論は、変化を引き起こす人生上の出来事(life event)自体とその対処に焦点を当てる。【P191】

問29.人生の転機の知識

【B】ブリッジスのトランジションの4つの法則から出題です。こちらも、ブリッジスの理論の特徴を理解するまとめとして良問です。

正答:1

1.○:(法則1)トランジションのはじめの頃は、新しいやり方であっても、昔の活動に戻っている。【岡田先生P87】

2.×:(法則2)新しいものを手に入れる前に、古いものから離れなければならない。【岡田先生P87】

3.×:(法則3)自分自身の「終わり」のスタイルを理解することは有益だが、誰でも心のどこかでは、人生がそのスタイルに左右されているという考えに抵抗する。【岡田先生P87】

4.×:(法則4)まず何かの「終わり」があり、次に「始まり」がある。そして、その間に重要な空白ないしは休養期間が入る。【岡田先生P87】

問30.個人の多様な特性の知識

【A】前回に続き、治療と仕事の両立支援に関する出題です。両試験を通じて出尽くしている感もありますが、両立支援の基本姿勢を確認しましょう。

 事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン

正答:4

1.○:治療と仕事の両立支援を巡る状況として適切である。

アンケート調査によれば、疾病を理由として1か月以上連続して休業している従業員がいる企業の割合は、メンタルヘルスが38%、がんが21%、脳血管疾患が12%である。【P1】

2.○:疾病を抱える労働者の課題として適切である。

例えば、糖尿病患者の約8%が通院を中断しており、その理由としては「仕事(学業)のため、忙しいから」が最も多くなっている。【P1】

3.○:治療と仕事の両立支援を行うに当たっての留意事項として適切である。

本人からの申出が円滑に行われるよう、申出が行いやすい環境を整備することも重要である。

4.×:症状や治療方法などは個人ごとに大きく異なるため、個人ごとに取るべき対応やその時期等は異なるものであり、個別事例の特性に応じた配慮が必要である。【P3】

 

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