第5回問21~問25の解き方

第5回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問21.人事管理及び労務管理の知識

 人事考課に関する出題。人事管理及び労務管理はまだ出題内容に安定性、法則性等が見られず、大変です。何か良い基本書のようなものがあると良いのですが…。

1.×:コンピテンシーとは、標準的な労働者ではなく、「高業績者」の行動特性と解されている。【木村先生P79】

2.○:人事評価の機能として問題点はなく、正しい。

3.×:評価の公平性とは、誰が行っても同じ評価になることであり、納得性とは評価を受けた側が自分の受けた評価に納得することである。

4.×:出典が見つかっていないものの、「どのような状況においても」は言い過ぎではなかと判断しています。

問22.人事管理及び労務管理の知識

 人材開発に関する出題。こちらも対策が難しい内容ですが、本問は選択肢に助けられました。過去に出題のあるCDPや、能力開発基本調査で頻出の「企業主体」の出題により、正答を導くことはできます。

1.○:出典は不明だが内容に違和感がなく、また2、3、4を消去して残る選択肢でもある。

2.×:これまでも同じ趣旨の問題が出題されているが、能力開発の責任主体は「企業主体」が約76%、「個人主体」が約23%である。【平成28年度能力開発基本調査P2:PDF

3.×:出典は不明だが、多くの企業において、経営幹部、管理職、専門職に重点をおいた育成のことを、キャリア開発としているわけではない。

4.×:CDP(career development program)とは、個人の適性や希望を考慮しながら、教育研修や配属先を決定し、従業員の能力を最大化するための長期的なプログラムである。【Hr pro

問23.人事管理及び労務管理の知識

 賃金構造基本調査からの本格的な出題でしたが、賃金格差は頻出です。男性100に対して女性73で縮小傾向と押さえておきましょう。

 賃金構造基本調査の概況

1.×:女性は増加したが、男性は横ばいであった。【概況P4】

2.×:データを確認すると、賃金格差は男性で67.4、女性で72.0であり、同程度とは言えない。【概況P11】

3.×:男性の賃金ランキングは、1位「金融業、保険業」、2位「教育、学習支援業」であり、最も低いのは「運輸業、郵便業」となっている。【概況P12】

4.○:男女の賃金格差は男性を100として女性73.0であり、縮小傾向が続いている。(平成28年)。【概況P4】

問24.労働市場の知識

 頻出資料の「労働経済の分析」ですが、本設問はかなり難しかったです。

 平成28年度労働経済の分析

1.×:女性については、全ての年齢階級においておおむね就業率が上昇傾向にある。【労働経済の分析P33】

2.×:平成27年の「正社員」の有効求人倍率は0.8倍である。【労働経済分析レポート:PDF

3.○:正しい。【平成28年度版労働経済の分析P31】

4.×:2010 年以降、完全失業者数は6年連続で減少しており、特に男性の非自発的失業の減少が大きく寄与している。【平成28年度版労働経済の分析P16】

問25.労働関係法及び社会保障制度の知識

 労働条件の明示は労働基準法第15条に定められていますが、この明示事項には、必ず明示しなければならない「絶対的明示事項」と会社に定めがある場合には明示しなくてはならない「相対的明示事項」があります。

ア.○:絶対的明示事項

イ.×:相対的明示事項

ウ.×:相対的明示事項

エ.○:絶対的明示事項

参考文献・資料

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

賃金構造基本調査の概況

平成28年度労働経済の分析

厚生労働省

総務省

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