はじめの一歩~学習方法編

こちらのページでは、スタートアップガイド「はじめの一歩~学習方法編」をお伝えします。「はじめの一歩~マインドセット編」をまだお読みでは無い方は、はじめにマインドセット編をお読みください。

過去問解説で正誤と解説、出典を確認しよう。

マインドセット編では、まず、学習スタート時に、最近の回の中から、1回分の過去問を解いてみることをおすすめしています。

何点が取れたのかは、全く気にしなくても良いですが、合格ラインは35問の獲得です。合格への距離感を探りましょう。あと10問、あと5問の距離を詰めていくことが試験対策の要となります。

過去問を解いた際には、選択肢ごとの正誤と解説を確認しましょう。

その際には、みん合☆の過去問解説をご活用ください。過去問解説では、各選択肢の解説(正誤のポイント)と出典と思われる書籍や資料と参照するページ数などを記載しています。

過去問解説の見方や活用法を紹介します。

【過去問解説の例:第17回問5を一部抜粋】

また、出典と思われる参考書の参照ページを掲載しています。

なお、この解説で「ジル」とあるのは、よく試験に出題される、職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査(労働政策研究・研修機構2016年)を表しています。(書名が長いため、ご案内をしたうえで省略をしています)

【過去問解説の例:第17回問1を一部抜粋】

官公庁や団体の資料や文献の名称とページ数、サイトや資料へのリンクを掲載しています。

難易度評価をしています

上記の過去問解説の見出しのタイトルは出題範囲表に記載されている「出題範囲名」で、その右に☆マークを付している問題が一部あります。

☆マークを付している問題は、出題頻度が高いものや、比較的容易に解くことができる、本番では必ず獲得したい、Aランクの問題です。

なお、国家試験の第16回以降の過去問解説では、「難易度評価の一覧表」を毎回作成しています。

ABCランクで問題を評価していますので、攻略の参考にしてみてください。各回の過去問解説のページにご用意をしています。

 第18回キャリアコンサルタント試験(学科)難易度評価の一覧表

解説を読み、可能な限り出典を確認し、「なるほど。」と腑に落ちたらヨシとしましょう。

「知らないことを知る」、または既に知っている内容が「試験ではどのように問われるのかを体感する」ことが、試験対策の要と言えるでしょう。

過去問題はできれば刷りだして、ファイリングなどをしておき、数日または、数週間後にもう一度解いてスムーズに解ければ、試験に出てもまず大丈夫。間違えた問題などは、写メをしておいて、移動時間などに見返すのも良いでしょう。

一度解いたものは、是非、もう一度(不安なものは二度)解きましょう。

繰り返しで知識が定着します。

特に出題数の多い参考書があります。

主なキャリア理論、カウンセリング理論(療法)は、海外の研究者や実務家の理論(療法)が多いこともあり、日本の研究者、実務家の「日本語訳」には差異や個性があります。

ですから、よく出題されている参考書の表現に普段から馴染んでおくことが大切です。選択肢の文章は、参考書や資料から、そのままの文章、語句で出題されていることが実際にかなり多いです。これも養成講座テキストが、必ずしも試験対策テキストでは無いと感じる理由の一つです。

そして、出典と思われる内容が多い参考書の1位と2位はこちらの市販書籍です。

【第1位】キャリアコンサルティング理論と実際5訂版 木村周著

これまでの試験では、平均して毎回8問~9問の出典となっていると思われる書籍です(みん合調べ)。キャリア理論、カウンセリング理論(療法)、自己理解、職業理解、システマティックアプローチやグループアプローチなど、記述内容は非常に幅広く、教科書的な存在です。出題箇所を参照していく使い方が良いでしょう。

【第2位】新版キャリアの心理学第2版 渡辺三枝子著

キャリアに関する理論で、これまで平均して4問~5問が出題されています。理論家ごとに章立てがされており、その考え方の背景や学問的な人脈なども含めた詳しい解説で理解を深めることができるのが特徴です。出題箇所をチェックしつつ、興味のある理論家の章からでも良いので、じっくり読んでみると様々な発見があるでしょう。

他の出典と思われる参考書等については、過去問解説の中や、こちらの教材ガイドでご確認ください。

木村先生、渡辺先生の2点はお手元に揃えておいた方が良いでしょう。

まずは出題された箇所を確認するだけでも良いですが、興味がありましたら、前後も精読すると理解が深まることでしょう。最低限、出たところチェックをしてください。同一箇所をチェックすることも多く、出題傾向を掴むことに繋がります。

みなさんの時間は有限ですから、こってりと、あっさり、メリハリをつけて学ぶことをおすすめしています。  

得意はさらに固めて、苦手はじっくり克服しよう。

そして、1回~3回分程度を問1から問50まで解いてみると、出題内容や出題順序、レベル感等が掴めてくるでしょう。本試験では35問の合格ライン確保がみなさんの必達目標となります。

難易度の高い回では高得点者が極端に減少するのが、この試験の特徴の一つです。最近では第17回試験がそうでした。

正答を判断することが非常に困難な捨て問題が毎回あります

上記の難易度評価の一覧表で、「Cランク」をしているような問題です。

実は、多い時では10問前後、通常の回でも5問前後はあります。

そのため、あまり完璧主義になってもいけません。35問を確保する作戦を立てていきましょう。難しい回であっても、35問を死守するためには参考書等でじっくりと内容を理解する必要もあるでしょう。

この試験は、簡単には合格させてもらえない試験と、私は捉えていますが、その学習プロセスで得るものはとても大きいはずです。

タテヨコくんを活用しよう。

得意は伸ばし、苦手を克服していくために、みん合では過去問を出題範囲(項目)ごとに、回数横断的に解く、「ヨコ解き」をおすすめしています。

ヨコ解きは、例えば「今日は10回から19回までのメンタルヘルスに関する知識(毎回2問出題)の全20問を一気に解いてしまおう。」という方法です。

それが終わったら、第1回から第9回までもヨコ解きができれば、できる試験対策は十分にやったと自負して良いでしょう。

過去のメンタルヘルスに関する知識に関する出題内容を網羅的に演習することで、よく出題されるもの、滅多に出題されていないもの、よく出題される資料なども明らかになり、比較的短時間で効率よく、その分野の知識を整理して補強することができます。

得意は伸ばし、苦手を克服するためには、有効な方法と考えています。

それに対して、過去問を回ごとに問1から問50まで解くことを「タテ解き」と呼んでいます。タテ解きは、学習初期段階に試験範囲の全体像を掴むことや、試験直前に試験の予行演習をする際に適しています。

タテ解きの際には、練習用の答案用紙をご用意していますので、ご活用ください。

キャリアコンサルタント試験「合格シート(答案用紙)

ヨコ解きの際には、問題番号ごとに出題範囲名を明らかにして整理した、出題範囲マトリックス・タテヨコくんを活用して、なるべく多くの回の過去問をやってみましょう。下記より、どなたでも無料でダウンロードすることが出来ます。

出題範囲マトリックス・タテヨコくん

タテヨコくんの使い方、過去問を解く際の注意点などは別の記事にまとめていますので、お時間のあるときにご覧ください。

過去問の解き方、私の場合(タテヨコくんのススメ)

何回分、過去問を解けば良いの?問題。

タテヨコくんを見て、「こんなにたくさんの過去問、気が遠くなるよ…。」という方もいらっしゃるでしょう。

合格したみなさんが過去問を何回分やったのか?のアンケートを第19回試験の後に行いましたので結果を紹介します。

出典:第19回受験のみなさんは何回分の過去問を解いたのか?

「4回分から9回分くらい」としている方が最も多いのですが、合格可能性を高めるためには、更に回を重ねたほうが、合格率は高まります。

第19回試験後に行った、自己採点アンケートによると、具体的には、10回以上を実施している方の合格率は9割を超えています。

過去問の回数と合格率(自己採点)の関係は次のようになりました。

過去問の回数 人数 合格者数 合格率
これまでのすべて(18回分) 98 92 94%
10回~17回分くらい 90 81 90%
4回~9回分くらい 230 181 79%
1回~3回分くらい 189 148 78%
過去問は特にやっていない。 9 6 67%
合計 616 508 83%

出典:第19回受験のみなさんは何回分の過去問を解いたのか?

いきなり10回分も!と思ってしまうと思いますから、まずは3回分程度を目標にして、ご自身の得意不得意を把握したうえで、それらの補強を行い、その後はこれまでの実施回数の半分程度を目標にしてみてはいかがでしょうか。

また、出題範囲が全く同一で、出題順序もよく似ている、2級キャリアコンサルティング技能検定の直近の過去問を解いておくのも有効です。クロスして同じような問題が出題されています。

試験直前期に予行演習がてらに2級技能検定の過去問をやるのもおすすめです。資格レベルでは2級は国家試験より上位に位置していますが、学科試験は国家試験の方が難しい傾向があります。2級は実技試験のハードルが上がります。

そして、2級技能検定の学科試験を、国家試験対策に活用した受験生の合格率もやはり高いです。

2級過去問の実施回数 人数 合格者数 合格率
3回分以上 169 153 91%
2回分 70 61 87%
1回分 57 47 82%

どちらの過去問題もなるべく多く解いておいた方が、同じような内容の出題に対応できる可能性は高くなりますから、合格に有利になると言えるでしょう。

解きっぱなしはいけません。

そして、解きっぱなしではなく、何度か繰り返すことの重要性も、合格者はよく伝えてくださいます。「この問題解いたことあるけど、何だっけ?」は試験当日に結構ダメージを受けます(汗)

ですから、過去問題を演習をする際は、問題用紙をプリントアウトして、以下の内容をメモしましょう。

自信を持って答えられたもの(○)、曖昧なもの(△)、解けなかったもの、知らなかったもの(×)などの印や色付けをしておいて、後日解き直しをすることをおすすめしています。

なお、その過去問題につきましては、サイト等での掲載が固く禁止されています。

直近3回分の過去問については登録試験機関のサイトで公開されていますが、それ以前の過去問の入手につきましては、お気軽にご相談ください。有償での取引は禁止されていますので、フリマサイトなどでの購入は絶対にしないでください。

古い過去問は意味あるの?問題。

「古い過去問をやって、意味あるの?」と気になる方もいるかもしれませんが、国家試験が始まったのは2016年ですから、キャリア理論やカウンセリング理論(療法)などは、この数年の間で大きく変わったものはなく、それらの出題傾向にも、大きな変化はありません。

ただし、完全失業率などの統計データや、法令制度の制定改廃の影響はあります。

そのため、みん合では、毎年、定期的に過去問解説を全問題を見直し、今後の試験対策に活用できるよう解説の内容を追記するなどして改訂をしています。

そのため、過去問演習の際に、随時、最新の数値、傾向、制度の変更や気になる情報を確認することができます。

なお、過去問解説は直近3回分については、どなたでもご覧になれますが、それ以前の回の過去問解説や、出題範囲が国家試験と同様で、出題内容が類似している2級技能検定の過去問解説(18回~)などは、みん合☆プラス会員向けに限定公開をしています。

学科試験対策の強い味方になります。是非ご検討ください。

みん合☆プラス会員のご案内

みん合☆本、書籍のご紹介

学科試験テキスト&問題集

これまでの出題内容を研究、整理、分析をして、出題された項目を中心とした要点まとめと、主に過去問題の改題からなる一問一答問題を掲載し、出題範囲ごとに効率よく知識を身につけ、合格力を養成することを目的としたテキスト&問題集をご用意しています。

赤色チェックシート付きで、キーワードの暗記にも役立ちます。移動時間や隙間時間に活用している方も多いです。

 

なお、みん合☆プラス会員の入会時にセットでお得にお求めになることも出来ます。お持ちでない方はご検討ください。

書籍とサイトを併せて、試験対策にご活用ください。

合格目指して、一緒に頑張っていきましょう。

応援しています。

みんなで合格☆キャリアコンサルタント試験 

原田 政樹 

(最終更新:2022年3月)