はじめの一歩~マインドセット編

このページでは、試験対策学習のスタートアップに役立つ情報をお届けします。

まずはマインドセット編で、試験対策への心構え、あらかじめ、知っておいた方が良いことをお伝えします。本編に続いて、学習方法編をご覧ください。

養成講座が終わったら本格的にスタート。

試験合格を目指す方のほとんどは、厚生労働大臣が認定する講習(養成講座や養成講習と呼ばれる講習)を150時間以上(2020年4月以降の規定時間)受講し、受験資格を得ています。

この講習は、国家資格キャリアコンサルタントに相応しい知識と技能を習得するために行われるもので、国家試験合格への講習、国家試験予備校という位置づけとは異なります。試験対策ではありません、と明確に伝える講習もあるようです。

そのため、試験合格対策は養成講座が終了してから、もしくは養成講座と並行して、各自で徐々にスタートさせる必要があります。

学科試験対策は主に書籍やWEB、過去問題を活用した自習を中心に行います。実技試験対策(特に面接試験)は、ロープレを主とした自主勉強会や、有料のロープレ勉強会(遠隔指導も含む)などでの練習を中心に行います。

学科試験対策に要した期間を聞いてみました。

国家試験終了後に実施しているアンケートで、学科試験対策に要した期間をお聞きしていますので、結果を紹介します。

出典:第14回試験アンケートより(回答数375件)

学科試験対策に要した期間として、最も多いのは3ヶ月以上6ヶ月未満の38%ですが、結果は分かれてます。養成講座の終了時期によるところもあるでしょう。みなさんの様子を見ていると、試験まで3ヶ月をきると、慌ただしくなってくるという印象があります。

キャリアコンサルタント試験を受験するみなさんは、公私において重要な役割を担い、責任を負っている、ご多忙な方が多い印象を受けます。試験の時期は繁忙期とぶつかってしまう、ということもあるでしょう。

ですから、それぞれの状況によりますが、「そろそろ始めようかな、いや、始めなきゃ!」と思い立ったら、少しずつでも学習をスタートすることをおすすめしています。

出来るときに学びの貯金をしておくことは全く無駄にならないばかりか、直前期の焦りを緩和することができますし、実力養成に役立ちます。

また、学びのペースが乗ってくると、試験対策を超えて、学び自体が楽しいものになってきます。その内容は試験のみならず、実務や生活において役立つこともあるでしょう。

できるだけ楽しく学ぶ、楽習(がくしゅう)しよう、はみん合☆開設以来のモットーでもあります。

なお、試験の手応えややって良かった勉強法など、その他のアンケート結果につきましては、各回の過去問解説や解答速報のページからご覧になることができます。学習のヒントがたくさん詰まっていますので、お時間のある時にご覧ください。

第14回試験アンケート結果と試験の振り返り

何から始める?

まずは養成講座のテキストを読み返そう、いや、本気でじっくり読んでみなくては。」と思っている方も、多いのではないでしょうか。

積ん読(つんどく)状態になってしまっている、膨大な○分冊のテキストや、机上にどーんと鎮座している巨大なバインダーが、プレッシャーになっていませんか。

養成講座終了後にそれらを通読、精読、振り返ることは、養成講座中とは異なる気づきや、理解の深まりを感じることもあり、もちろんそれは良いことです。

ただ、私は、無理をしてまでそれらを読む必要はなく、特に試験対策のスタートにすべきこととは捉えていません。

すべての養成講座の教材を見ているわけではなく、私の見聞きする中でのお話ですが、養成講座が試験対策講座ではないのと同様、養成講座テキストは試験対策テキストではないということです。そう捉えている理由は、後ほど補足もします。

過去問からはじめよう。

国家試験は十数回を数え、学科試験の出題のバランスや出題内容には、明らかに出題傾向と言えるものがあります。同一の項目の内容が繰り返し出題されることは珍しくなく、時には全く同じ文章で出題されることさえもあります。

ですから、学科試験の全体像と出題傾向を早めに掴んでしまいましょう。詳しい学びはその後です。まずは合格へのマップの全体像を眺めてみましょう。全体像とゴールを確認しましょう。ゴールは50問中、35問以上の獲得です。

そのために、試験対策のファーストステップは、「まず、過去問にトライする」ことをおすすめしています。

「そんな、無茶な…。」と思われる方もいるかもしれませんが、過去問を試験対策のスタート地点として、学びの基点とすることをみん合では以前より提案しています。

何問獲得できるのか、リラックスした気持ちで良いですから、是非トライしてみてください。

まず、1回分を解いてみる。

一気に全50問を解いても良いですが、数問ごとで構いません。確保できる学習時間の中で、なるべく心地よいリズム感で楽しく学習を進めるのが最も大切です。

過去問は「知っているか、知らないか」を確認し、知らないことは自分の知識にするためのツールです。また、知っていることはより確かな知識にするためのツールです。

正答や解説、出典等を確認しながらじっくり解き進めるスタイルが、むしろ良いでしょう。解けないものがあっても、気にしないでください

知らないことは、習得すれば良いですし、これはもうお手上げ!という難問があることも確認しましょう。いくら準備をしても、正答を導くことが困難な捨て問題というのも、実際にはあります。

解説にもその旨を明記していますので、それも含め、学科試験の全体像、レベル感、得意不得意を確認しましょう。得意不得意には個人差もあります。

では、はじめに第何回の学科試験を解くのが良いかというと、最近の試験では、内容が標準的で合格率も高めの第12回や第13回が良いでしょう。

他の回でも構いませんが、合格率が特に低かった第4回や第9回といった難しい回をいきなり解いて、心折れないでくださいね。合格率の低い回は、やはり難問が多いです。

試験回ごとの難易度と平均合格率

各回ごとの難易度の分類と、平均合格率は次の通りです。( )内は2つの登録試験機関を合算した平均合格率です。

ご覧のように回によって難易度の差があります。あくまで、みん合☆調べでの難易度分類ですが、難易度の高さと合格率の低さには相関関係があります。

大切なことは、どんなに難しい回であっても、35問を獲得(死守)することです。

試験範囲を意識する。

キャリアコンサルタント試験は、試験範囲に基づいて出題されています。過去問にトライした後でも良いですから、試験範囲を一度じっくりと確認しましょう。

試験範囲は、登録試験機関のホームページに掲載されています。

キャリアコンサルティング協議会

日本キャリア開発協会(JCDA)

この試験範囲のどの内容から、何問が出題されているのかを把握するための表を、みん合では作成しています。

出題実績集計表

表をご覧になるとわかりますが、各試験範囲からは、毎回ほぼ一定の割合で問題が出題されています。

例えば、第2科目の①キャリアに関する理論(キャリア理論やキャリア理論家に関する内容)は毎回7問から8問程度、第3科目の⑥メンタルヘルスの知識(精神疾患やストレス予防等の内容)は毎回2問ずつという具合です。

他の試験範囲についても、同じことが言え、その出題割合が大きく変わるようなことは、今までにはありません。

なお、この「試験範囲」ですが、2020年度(令和2年度)に改訂されました。改訂の影響につきましては、あまり無いものと、みん合では予測しています。

なぜならば、以前の試験範囲を踏襲した改訂であり、章立て等の骨格は変わらず、追加的に記載された内容も、既出題の内容が多いためです。回数を重ね、キャリアコンサルタントの役割の広がりなどに合わせてきたという印象もあります。

過去問を演習するにあたっては、試験範囲も意識してみましょう。きっと学習効率のアップに繋がることでしょう。

さらに詳しい過去問の解き方やそのほかの学習方法については、次の学習方法編でお伝えしますので、是非ご覧になってみてください。