第5回問36~問40の解き方

第5回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問36.学校教育制度及びキャリア教育の知識

 基礎的汎用的能力の種類を問う問題は3回目の出題です。これは、暗記しておきましょう。

 今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)

1.○:人間関係形成・社会形成能力

2.×:コミュニケーション能力ではなく、「自己理解・自己管理能力」

3.○:課題対応能力

4.○:キャリアプランニング能力【いずれも答申P16】

問37.学校教育制度及びキャリア教育の知識

 義務教育学校に関する出題は初めてであり、選択肢も非常に厳しい内容でしたが、今後の出題に備え、下記のPDF資料がよくまとまっています。また、学校教育法における各学校の「目的」が出題される傾向にあります。要注意です。

 学校教育法等の一部を改正する法律案の概要

1.×:義務教育学校は、現行の小・中学校に加え、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う学校の種類である。

2.×:義務教育学校は、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育を基礎的なものから一貫して施すことを目的とする。【学校教育法第49条の2】なお、文章は専門学校の目的。【学校教育法第124条

3.×:義務教育学校の修業年限は9年である。

4.○:平成28年4月より、修業年限2年以上の高等学校等専攻科修了生の大学への編入学できる制度が創設された。なお、高等学校専攻科は平成24年に138校あり、分野は看護に関する学科が多い。

問38.相談場面の設定

 キャリアコンサルタントの基本的姿勢から常識的に解答しましょう。

ア.○:必要な情報収集である。

イ.×:キャリアコンサルタントとしての守秘義務を負っている。

ウ.×:予め全受講者の情報を入手し、キャリア・プランを作成しておく必要はなく、むしろ面談を経て作成するものである。

エ.○:先入観は禁物だが、事前に理解しておくことは必要である。

問39.自己理解の支援

 アセスメントの限界、問題点に関する出題です。常識的にアプローチしましょう。

1.×:検査には限界は確かにあるが、「必ず」複数を併用する必要はない。

2.×:検査の目的、手順は事前に説明する。

3.×:時間を延長するのことが適切とは言えない。

4.○:検査はあくまで補助的なものであり、拡大解釈をしない。

問40.自己理解の支援

 木村先生の著書にとても近い表現が多く記述されています。微妙に表現、文章が変更されていますが、ニュアンスは著作の内容を感じます。ぼんやりとした印象の設問ですが、消去法アプローチも良いでしょう。

1.○:職業選択に当たって何により多く価値を置いているかを知り、できるだけその価値観を満たすことのできる職業を選択した方がよい。【木村先生P232】

2.×:キャリア・アンカーとは、個人が選択を迫られたときに、その人が最も放棄したがらない欲求、価値観、能力などのことである。【木村先生P66】また、シャインの理論のカギは「個人と組織の相互作用」であって、「個人と家庭環境の長期的な相互作用」にはやや違和感を感じる。

 楽習ノート

3.○:自分自身を分析し、さらに統合する手続きをとり、(中略)自分の像を自分の言葉で説明できるようになる。【木村先生P72】

4.○:自己理解には、自己の個性について知るだけでなく、自己と環境との関係、つまり、環境の中の自己について知ることも含まれる。【木村先生P72】

参考文献・資料

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)

学校教育法等の一部を改正する法律案の概要

文部科学省

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