第5回問46~問50の解き方

第5回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問46.仕事理解の支援

 厚生労働省編職業分類と日本標準職業分類の出題が非常に目立ちます。これまで毎回複数の選択肢が出題されており、対比させ要点を確認しておきましょう。積極的に3を選ぶことは難しいため、本問は消去法でアプローチしたい問題です。

1.×:日本標準職業分類は、統計を職業別に表示するために、個人が従事している仕事の類似性に着目して区分し、それを体系的に分類するものである。【総務省:PDF

2.×:OHBYカードは、カード式職業情報ツールであり、430職種の職業情報を、写真・イラスト・チャート・動画などで紹介する「職業ハンドブックOHBY」の内容を48枚の必要最小限のカードにまとめたものである。【労働政策研究・研修機構】なお、本文の内容は、木村先生P90に記されている内容である。【木村先生P90】

3.○:木村先生の著書に職業情報の内容として紹介されている。【木村先生P89】

4.×:日本標準職業分類ではなく、厚生労働省編職業分類の説明。ハローワークインターネットサービスに以下の記載がある。「厚生労働省編職業分類は、日本標準職業分類との整合性を保ちつつ、職務の類似性、ハローワークにおける求人・求職の取扱件数、社会的な需給などに基づいて体系的に分類したもので、求人・求職のマッチングや、求人・求職の職業別動向把握など職業紹介事業等を行うために使用されます。」【ハローワークインターネットサービス

問47.環境への働きかけの認識及び実践

 環境への働きかけに関する設問。キャリアコンサルタントの基本的姿勢に即して解答しましょう。

1.×:キャリアコンサルタントは、環境の問題を発見し、環境に働きかけて、環境を改善する活動をしなければならない。【木村先生P145】

2.×:トップの理解を深めるための働きかけも大切である。

3.×:むしろ働きかけが必要である。

4.○:相談者への支援だけでは解決できない環境問題の発見や指摘、改善の提案など、組織等への働きかけに努めなければならない。【木村先生P146】

問48.ネットワークの認識及び実践

 常識的にアプローチしましょう。

1.○:他の専門家とのネットワークづくりは重要であり、リファー等、社外のネットワークを活用することも当然にあり得る。

2.×:地方行政の生涯学習部門は、「最も有効」とは言えない。

3.×:社内の協働、ネットワークは組織への働きかけのためにも必要である。

4.×:人事異動の機密情報を内密に通達とは、ありえない選択肢である。

問49.メンタルヘルスの知識

 本資料からの出題は初めてですが、2は健康の常識的にありえませんので、容易に導き出すことができるでしょう。

 健康づくりのための睡眠指針2014

1.○:【睡眠指針P5】

2.×:「推奨すべき」はないですよね…。【睡眠指針P5】

3.○:【睡眠指針P5】

4.○:【睡眠指針P6】

具体的な疾患の出題実績は、第2回で解離性障害、双極性障害、適応障害、統合失調症が出題され、第3回ではうつ病、第4回ではうつ病、強迫性障害、アルコール依存症が出題されましたが、第5回では「睡眠」がキーワードの出題でした。

問50.メンタルヘルスの知識

 問50の出題実績は、ストレスチェック(第1回)、4つのケア(第2回)、職場復帰支援(第3回)、ストレス全般(第4回)、職場復帰支援(第5回)となっています。

 心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き

1.○:また、主治医に対して、職場復帰支援に関する事業場の制度、労働者本人に求められる業務の状況等について十分な説明を行うことも必要。【手引きP6】

2.○:職場復帰支援は、5つのステップにより行う。5つのステップも要確認。【手引きP1】

3.×:必要な事務手続きや職場復帰支援の手順とともに、傷病手当金などの経済的保障や不安、悩みの相談先等の情報を伝える。【手引きP2】

4.○:主治医による診断は、必ずしも職場で求められる業務遂行能力まで回復しているとの判断とは限らないためである。【手引きP2】

参考文献・資料

厚生労働省

ハローワークインターネットサービス

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き

健康づくりのための睡眠指針2014