第7回問41~問45の解き方

第7回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問41.仕事理解の支援

 自己理解、仕事理解のためのツールは、出来る限り体感して特徴を理解しておきましょう。

1.○:VRTカードは、54枚のカードに書かれている仕事内容への興味や、その仕事を行うことについての自信を判断していくことで、興味の方向や自信の程度が簡単にわかるツール。【独立行政法人労働政策研究・研修機構】[第3回問41】[第6回問42】

2.×:エゴグラムは、バーンの交流分析における自我状態をもとに、人の心を5つに分類し「人の性格」を診断するものであり、「職業選択力を身につける」ことを目的とするものではない。

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3.×:職業理解と自己理解を同時に進めることができるツール。児童・生徒から若者、中高年まで多様なキャリアニーズに柔軟に対応し、様々な場面、様々な目的で活用できるように作成している。【独立行政法人労働政策研究・研修機構

4.×:GATB(厚生労働省編一般職業適性検査)は、紙筆検査と器具検査により「9つの適性能」を測定することにより、個人の理解や適職領域の探索等、望ましい職業選択を行うための情報を提供することを目的としている。【一般社団法人雇用問題研究会

問42.仕事理解の支援

 支援の基本姿勢から正答が導き出せる問題でしたが、システマティック・アプローチは定期的に出題されています。木村先生の著書で対策しておきましょう。[第2回問26][第3回問26][第6回問44]

1.×:「クライエントは、受動的ではなく積極的な役割を果たすことができる。」【木村先生P300】

2.○:「意思決定は『完璧性』を求めるものではなく、複数の可能性を見いだすよう励ますことである」【木村先生P300】

3.○:「その行動をとった場合の各ステップごとのメリット、デメリット、必要な経費、実現可能性を検討する」【木村先生P301】

4.○:「予想される危険や困難性にどう対処したらよいか対策を用意する」【木村先生P301】

問43.方策の実行の支援

 モデリングとは見本を見せる(見る)ことであり、代理的経験とも言えます。出典は不明ながら、意味を考えながら不適切なものを探しましょう。

1.○:ロールモデルに親和性、信頼性を感じる方が効果がある。【ジルP32】

2.○:モデルの失敗は、一般的には観察者の行動を抑制する。

3.×:模倣して上手くいかないと、一般的には意欲は低下する。

4.○:文学、芸術、マスメディアなどによって示される象徴的モデルもモデルとして有効である。【木村先生P304】

問44.自己理解の支援

 平木典子先生の著書から初出題。平木先生は2級技能士試験では出題実績があるものの、本問は著書を読んでいても、正答を見いだすことが難しい問題でした。いずれも出典に近い文章ですが、判断は難しいです。

1.○:「感じや気持ちはその時の自分のさまざまな状態をありのままに知らせてくれる信号」と本文にある。なお、問題文では「感じ」ではなく「感情」となっている。【平木先生P25】

2.○:「自分の考え方を知ることは、自分の体験と自分の思考傾向を確かめることにつながり、それは自分を知る手がかりになります」【平木先生P35】

3.×:「感情を優先して、自分のものごとを判断し、感情に走ること」を平木先生を「感情型」とは区別し、「感情的になる」ことと表現しています。【平木先生P47】(3/16修正:当初、正誤判断ができず皆様よりご意見を頂きました。ご意見に感謝いたします。)

4.○:「理想に近づこうとがんばる余地と、現実を見てあきらめる余地とが残されていることになります。少しのズレは人間の柔軟性のもとであり、動きの調整の余地でもあるのです」と出典本文にあります。問題文では表現は「心の調整の余地」となっている。【平木先生P56】

問45.自己理解の支援

 心理検査(アセスメント)に関しての用語が問われた問題でした。[第1回問38][第2回問38]

1.×:測定したい属性を的確に測定しているかどうかを表すのは、信頼性ではなく妥当性である。【木村先生P82】

2.×:結果が一貫し、安定しているのは、妥当性ではなく信頼性である。【木村先生P83】

3.○:尺度も標準化される(客観性がある)ことが、標準化された検査(フォーマル・アセスメント)の特徴といえる。

4.×:「測定誤差は、測定対象以外の影響が検査結果に及ぼす、避けることの難しい測定上の誤差である」【木村先生P83】

参考文献・資料

独立行政法人労働政策研究・研修機構

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一般社団法人雇用問題研究会

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査(独立行政法人労働政策研究・研修機構)

自己カウンセリングとアサーションのすすめ平木典子著(金子書房2000年)

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全50問の目次