第8回問31~問35の解き方

第8回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問31.カウンセリングの技能・知識

 「傾聴」に関する出題。直接の出典は不明なものの、支援の基本姿勢から常識的にアプローチしましょう。

1.○:尚早なアドバイスを与えたりせずに、しっかりと受け止めることは適切である。

2.×:なるべく何もせずにクライエントの話を聞き流すように、という表現は不適切である。

3.○:積極的な心の活動であり、イマジネーションが自然に湧いてくるままにすることは適切である。

4.○:情動表現の促進や自尊心の回復に役立つこともある。適切である。

問32.カウンセリングの技能・知識

 本問の直接の出典は不明なため、支援の基本姿勢から消去法でアプローチしますが、面接技法については、福原眞知子先生の「マイクロカウンセリング技法-事例場面から学ぶ」がおすすめです。論述試験、面接試験でも活用できる、面接の技法を習得できる名著です。DVDも付属しています。

1.×:開かれた質問(オープン質問)とはいえない。

2.×:閉ざされた質問(クローズ質問)は、自分の言いたいことが自由に伝えやすいとはいえない。

3.×:質問技法によって相談者の考えや状況を理解することの目的は、「正しい答え」を見つけるためではない。

4.○:「どうして」、「なぜ」は、クライエントの受け取り方(ラポールの構築具合)によっては、詰問、厳しい質問と感じられてしまうこともありうる。

問33.グループアプローチの技能・知識

 グループアプローチに関しては毎回出題されており、木村先生の著書からの出題が多く、今回は全てが該当しました。著書を確認しておきましょう。

1.×:共通の目標として共有していることが大切である。【木村先生P317】

2.×:グループの目標は、グループ自身で決めることもあれば、外部の力によって決められる場合もある。【木村先生P317】

3.×:「グループ・メンバーの行動を規定する基準(norms)がある。」【木村先生P317】

4.○:「グループの行動は、そのグループ・メンバーの各人のニーズを満足するように行動する。」【木村先生P317】

問34.キャリアシートの作成指導・活用の技能・知識

 ジョブ・カードに関する出題は、第1回、第3回、第4回、5回、6回、7回、8回と超頻出です。いずれもジョブ・カード制度総合サイトから、出題されています。移動時間などにサイトの内容を確認しておきましょう。[第1回問32、第3回問16、第4回問34、35、第5回問34、35、38、第6回問34、第7回問34、38など多数]

ジョブ・カード制度総合サイト

1.×:免許・資格を整理するや学習歴、訓練歴はもちろん考慮して作成する。【ジョブ・カード制度総合サイト

2.×:キャリア・プランシートには、就業経験がある方用(書式1-1)と就業経験が無い方、学卒者用(書式1-2)がある。【ジョブ・カード制度総合サイト

3.○:総合サイトでは、メール相談サービスを無料で提供している。【ジョブ・カード制度総合サイト

4.×:キャリア・プランシートの作成は、自らのキャリア・プランを作成するために行うものであり、必ずしも職業理解の促進に繋がるわけではない。【ジョブ・カード制度総合サイト

問35.意思決定の支援

 第3回問43と同じ趣旨で、選択肢もほぼ同様の問題が出題されました。第3回をやっていた方は即答できたでしょう。

1.○:「クライエントは受動的でなく積極的な役割を果たすことができる。」【木村先生P300】

2.○:「『何を捨てるか』は、『何を選ぶか』と同様に重要である」【木村先生P300】

3.○:「意思決定には、必ず『不確実性が伴う』」、「複数の可能性を見いだすようはげます」。【木村先生P300】

4.×:タイミング「こそ」ではなく、タイミング「も」と捉える。「意思決定のタイミングは、その内容と同様に重要である。」【木村先生P300】

参考文献・資料

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

マイクロカウンセリング技法福原眞知子著(風間書房2007年)

ジョブ・カード制度総合サイト(厚生労働省)

問36~問40へ進む

全50問の目次