第8回問36~問40の解き方

第8回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問36.学校教育制度及びキャリア教育の知識

 空欄補充の問題で、選択が非常に難しい難問でした。これは、特別活動が該当します。

1.×:生徒指導ではない。

2.×:教科指導ではない。

3.×:体験活動ではない。意味的には、迷わせる選択肢である。

4.○:特別活動が正しい。【国立教育政策研究所:PDF

問37.学校教育制度及びキャリア教育の知識

 この範囲は毎回難しい問題が多いとはいえ、今回も正誤判断が困難な問題でした。この資料からの出題は初めてですが、キャリア教育推進のためか、キャリア教育を非常に高く評価する内容です。今後のため、一読しておきましょう。

 「キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査」パンフレット

1.○:そのままの記述がある。学習意欲の向上に、キャリア教育は繋がるとしている。【P4】

2.○:ほぼそのままの記述がある。キャリア教育を全校的に推進することによって、生徒の学習意欲は向上するとしている。【P6】

3.○:ほぼそのままの記述がある。インターンシップは、事前・事後指導と合わせて行うことで、より学習意欲の向上に繋がるとしている。【P10】

4.×:学習意欲の向上を認識している学校におけるキャリア・カウンセリングの実施率は高い。【表紙(背表紙)のページ】

問38.相談場面の設定

 支援の基本姿勢から、常識的にアプローチしましょう。

1.×:相談者の感情や態度に関心を向けることを、割愛してはならない。

2.×:自己決定権を尊重すべきで、指導的な関係づくりは好ましくない。【キャリアコンサルタント倫理綱領第9条:PDF

3.○:これらはあらゆるカウンセラーに必要な基本的態度とされている。 【木村先生P223】

4.×:むしろ逆である。自尊感情が傷ついている様子がうかがえる場合には、早急な問題解決よりも、相談者の理解が必要である。

問39.意思決定の支援

 システマティック・アプローチについては、木村先生の第5章第2節に詳述されていますので、一読しましょう。本問へは支援の基本姿勢から常識的にアプローチしましょう。

1.×:キャリアコンサルタントが設定する、は誤り。「カウンセラーとクライエントの共同作業による『目標の設定』である。」【木村先生P292】

2.○:「クライエントが目標に向かって自己をコミットするという確認を得なければ、カウンセリングは進展しないという大前提に立っている」【木村先生P292】

3.×:最終目標については、「固定的なものではなく、変更可能である」としている。【木村先生P294】

4.×:木村先生の著書においては、「目標契約」ではなく、「行動契約」と呼ばれる契約書(同意書)を取り交わすことが記述されている。【木村先生P295】

問40.カウンセリングの技能・知識

 問40にきて、マイクロカウンセリング技法が出題され、意外な問題順序でしたが、福原先生の著書が出典そのものでした。

1.○:かかわり行動には、視線の合わせ方、身体言語、声の調子、言語的追跡のこれら4つのパターンが含まれており、ラポール(信頼関係)を築くうえで非常に重要なものである。【福原先生P6】

2.○:「最初から矢継ぎ早に<閉ざされた質問>をしないように気をつけましょう」【福原先生P8】

3.×:この内容は、クライエント観察技法の説明である。【福原先生P8】

4.○:この技法が使いこなせるようになると、カウンセラーとしての技量を格段にアップさせることができると福原先生は述べている。【福原先生P9】

参考文献・資料

新学習指導要領におけるキャリア教育(PDF)

「キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査」パンフレット(PDF)

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

キャリアコンサルタント倫理綱領(PDF)

マイクロカウンセリング技法福原眞知子著(風間書房2007年)

問41~問45へ進む

全50問の目次