第9回問46~問50の解き方

第9回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問46.仕事理解の支援

 ハローワークインターネットサービスで何が出来るか?に関するかなり細かい設問です。こうした設問は過去にもありましたが、試験で問う必要性は…(汗)。[第2回問38、第2回問41、第3回問16、第4回問42]

1.○:求人情報の種類、新着求人、就業場所の都道府県、派遣・請負を条件に求人情報を検索できる。【ハローワークインターネットサービス

2.×:一般(フルタイム)、一般(パート)、学生の3種類である。上記画像をご参照。

3.○:鉄道沿線を指定できる場所もある。

4.○:職業分類の逆引きが活用できる。

問47.環境への働きかけの認識及び実践

 皆様からのご意見によると、選択肢の2に疑義を感じた方がいらっしゃったようです。ただ、選択肢3を積極的に不適切とすることもできます。社会正義につきましては、ジル資料をご参照ください。

1.○:「キャリアコンサルタントは、環境の問題を発見し、環境に働きかけて、環境を改善する活動をしなければならない。」【木村先生P145】

2.○:社会正義のキャリアガイダンス論として、ジル資料において記述されている。「カウンセラーが組織や社会に向けて情報発信を行い、まさにここに社会的な問題を抱えているクライエントがいることを知らせ、代弁し、何らかの示唆・提言を行う活 動も含むことがある。こうした活動を『アドボカシー』と呼ぶ」【ジルP175】

3.×:本人が希望している場合には、人事や上司への働きかけが必要な場合もある。

4.○:守秘義務の遵守は、キャリアコンサルタント倫理綱領でもうたわれている。【キャリアコンサルタント倫理綱領第5条:PDF

問48.自己研鑽及びキャリアコンサルティングに関する指導を受ける必要性の認識

 キャリアコンサルタントの職業倫理に照らして、常識的にアプローチしましょう。

1.×:自己研鑽は、資格を取得するまでのことではない。

2.○:「キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングに関する知識・技能を深める、上位者からの指導を受けるなど、常に資質向上に向けて絶えざる自己研鑚に努めなければ ならない。」【キャリアコンサルタント倫理綱領第4条:PDF

3.×:キャリアコンサルタント自身の自己研鑽ではない。より質の高いキャリアコンサルティング、ひいてはクライエントの利益をのためである。

4.×:自己研鑽は、気になった相談者を追跡調査することではない。

問49.メンタルヘルスの知識

 自殺総合対策大綱については、初めての出題です。今後の出題に備え、一読しておきましょう。

 自殺総合対策大綱

1.○:「自殺はその多くが追い込まれた末の死であり、その多くが防ぐことができる社会的な問題である」と大綱では位置付けている。【P3】

2.○:「裏を返せば、『生きることの阻害要因』となる失業や多重債務、生活苦等を同じように抱えていても、全ての人や社会の自殺リスクが同様に高まるわけではない。」としている。【P3】

3.×:「さらに近年、自殺死亡率について、他の年齢層では減少傾向を示している中にあっても若年層は増加傾向を示すなど、若年層における自殺の問題は深刻さを増しており、その背景として若年雇用を取り巻く社会状況の変化が指摘されている。」【P9】

4.○:「今後 10 年間の目標として、自殺死亡率を先進諸国の現在の水準まで減少させることを目指し、2015(平成 27)年比で30%以上減少させることとしている。」【厚生労働省:PDF

問50.メンタルヘルスの知識

 こちらの資料も初めての登場です。同じく、今後の出題に備え、一読しておく必要があります。

 平成28年労働安全衛生調査(実態調査)の概況

1.×:メンタルヘルス対策の取り組み内容で最も多いのが、ストレスチェックである。【P6】

2.○:ストレスチェックを実施した事業所は62.3%(前年22.4%)であった。

3.×:1ヵ月間に45時間を超える時間外・休日労働をした労働者の割合は、6.6%である。【P12】

4.×:実際に相談した相手で最も多いのは、家族・友人である。【P20】

平成28年労働安全衛生調査(実態調査)の概況より

参考文献・資料

総務省

ハローワークインターネットサービス

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査(独立行政法人労働政策研究・研修機構)

キャリアコンサルタント倫理綱領(PDF)

自殺総合対策大綱(PDF)

平成28年労働安全衛生調査(実態調査)の概況(PDF)

全50問の目次