第10回問41~問45の解き方

第10回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問41.自己理解の支援

 セルフ・キャリアドックについては、小問での出題はあったものの、本格的な大問での出題は初めてです。本問は常識的にもアプローチすることができますが、厚生労働省よりリーフレットが公開されていますので、一読しておきましょう。

 「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開

1.×:リーフレットに明文化はされていないものの、人材育成ビジョン・方針の策定にも、キャリアコンサルタントは関わるべきである。【P4】

2.×:同一属性の対象者ごとに実施するのが有効である。【P10】

3.×:相談者の同意を得ることが必要である。【P14】

4.○:セルフ・キャリアドックの意義・必要性を示している。【P4】

問42.方策の実行の支援

 学習方策については、第2回以来の出題でした。支援の基本姿勢から正解を導くこともできますが、木村先生の著書に記述があります。[第2回問43]

1.○:さらに目標達成のための学習計画や方策を実行するのを援助する。【木村先生④P303、⑤P297】

2.○:それを支援するのがキャリアコンサルタントの役割である。【木村先生④P303、⑤P297】

3.×:「クライエント自身が不適切な習癖を矯正するための方策を発見し、それを自分で実践するように援助する。」【木村先生④P305、⑤P299】

4.○:「過去、現在の経験ばかりでなく、学習すべきことがあるかどうかをクライエントが認識することによって大きく影響を受ける」【木村先生④P303、⑤P297】

問43.相談過程の総括

 面談の終結に関する問題です。支援の基本姿勢に従い、慎重に文章を確認しましょう。全て木村先生の著書に記述があります。[第2回問46、第3回問46、第9回問43]

1.×:成果の評価は、クライエントとキャリアコンサルタントが行う。【木村先生④P308、⑤P302】

2.×:「終了してよいか監査(モニタリング)する。」【木村先生④P308、⑤P302】

3.○:カウンセリング終了を正式に宣言し、延々と続けることを避ける。【木村先生④P310、⑤P304】

4.×:「カウンセラーは、クライエントの成果を監査(モニタリング)する。」【木村先生④P308、⑤P302】

問44.自己理解の支援

 職業適性に関して、アセスメントに関する出題にスーパーの職業適合性が絡められた問題です。判断の難しい問題もあったものの、職業適合性は過去に出題があるため、積極的に正答を獲得したい問題でした。

1.○:スーパーの職業的適合性は、「能力」と「パーソナリティ」から成る。【木村先生④P73、⑤P73】[第6回問38]

2.×:職業適性検査は、最適な職業を「決定づける」ことを目的としているわけではない。

3.×:厚生労働省編一般職業適性検査は、個別でも集団でも実施が可能である。【労働政策研究・研修機構

4.×:KN式クレペリン作業性格検査は、作業性格や作業態度、行動特徴等、個人の性格面にかかわる特性を総合的にとらえるものである。【雇用問題研究会】なお、選択肢の文章はSPI検査の内容である。

問45.自己理解の支援

 アセスメントツールのフィードバックについては、第9回から連続で出題がありました。本問はアセスメントの留意点について、常識的にアプローチすることができます。[第9回問44]

1.×:個別のフィードバックを行うことが大切である。

2.×:自身の経験に基づく解釈を優先すべきではない。

3.×:あくまで一つの情報に過ぎず、不変的な特性を反映したものではない。

4.○:適切である。

参考文献・資料

「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開(PDF)

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年)

労働政策研究・研修機構

雇用問題研究会

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