第11回問36~問40の解き方

第11回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問36.学校教育制度及びキャリア教育の知識

 専門職大学に関する出題は、第7回に続いての出題です。平成31年4月よりスタートしましたが、職業教育に特化している点を理解していれば、正解を導く事ができる問題でした。[第7回問36]

以下の文部科学省のサイトにその概要が示されています。

文部科学省

1.×:特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な知識・理論、そして実践的なスキルの両方を身に付けることのできる大学として位置づけられている。

2.×:即戦力の専門職として、そして現場の最前線に立つリーダーとして活躍が期待されている。

3.×:専攻する職業に関連する他分野の学びとかけあわせることで、前例にとらわれないイノベーションを起こし、就職した業界や職業の変化をリードする人材が育つことが期待されている。

4.○:卒業後は、即戦力の専門職として、そして現場の最前線に立つリーダーとして活躍が期待されている。

問37.学校教育制度及びキャリア教育の知識

 学校教育、キャリア教育に関する出題は毎回2問出題され、いずれか1問は判断が非常に難しい問題が出題されます。本答申からの出題は非常に多いものの、用語の選択は難しかったです。

 今後の学校におけるキャリア教育・職業の教育の在り方について(答申)

1.○:【P17】のとおり。職場体験活動に偏っているのではないかという指摘がされている。

2.×:適切ではない。

3.×:適切ではない。

4.×:適切ではない。

問38.相談場面の設定

 カウンセリング・プロセスに関する基本的な出題です。支援の基本姿勢に従い、常識的にアプローチしましょう。

1.○:信頼関係構築のため、共感的に傾聴する。

2.○:カウンセリングは治療が目的ではない。

3.○:目標を定め、計画を立て、それを達成するための方策を体系的に進めることが、カウンセリング・プロセスである。

4.×:最初の課題は良い人間関係(ラポール、リレーション)を作ることである。

問39.自己理解の支援

 第10回に続き、セルフ・キャリアドックの大問が出題されました。本問では支援の基本姿勢から正解を導くこともできますが、セルフ・キャリアドックについては下記の厚生労働省資料を一読しておきましょう。[第10回問41]

 「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開

1.×:キャリアや働き方で大切にしているポイントなどの気づきや棚卸しを行う。【P19】

2.×:従業員の捉え方を「是正する」は不適切である。

3.×:面談内容について、本人の同意を得た上で企業側に伝えることはありうる。また、緊急の場合には同意を前提としない場合もありうる。【P14】

4.○:キャリア形成上の課題を明確にすることも重要である。【P21】

問40.意思決定の支援

 似たような選択肢が度々出題されている内容です。出典は木村先生です。支援の基本姿勢からも導くことが出来る選択肢もありますが、該当箇所を一読しておきましょう。[第3回問43、第7回問42、第8回問35]

1.×:「受動的ではなく、積極的な役割を果たすことができる」。【木村先生④P300、⑤P294】

2.○:「意思決定には必ず『不確実性』が伴う」。【木村先生④P300、⑤P294】

3.×:「『完璧性』を求めるではなく、複数の可能性を見いだすようはげますことである」。【木村先生④P300、⑤P294】

4.×:「意思決定のタイミングは、その内容と同様に重要である」。【木村先生④P300、⑤P294】

参考文献・資料

文部科学省

今後の学校におけるキャリア教育・職業の教育の在り方について(答申)(PDF)

「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開(PDF)

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年)

問41~問45へ進む

全50問の目次