第11回問41~問45の解き方

第11回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問41.自己理解の支援

 自己理解の支援について、支援の基本姿勢から十分回答することができますが、全て木村先生の著書で内容を確認できます。第2部第3章を通読しておきましょう。

1.○:自己理解の支援のプロセスとして、そのままの記述がある。【木村先生④P229、⑤P233】

2.○:現在の自分を描いてみることを自己理解の第一歩としており、そのままの記述がある。【木村先生④P230、⑤P234】

3.×:「人は、価値を認められないことを永く続けることはできないだろう」としており、その価値観を満たせる職業を選択したほうが良い。【木村先生④P232、⑤P236】

4.○:これまでの仕事経験は、自分の興味・パーソナリティを知る上でも役立つ。【木村先生④P232、⑤P235】また、自らのエンプロイアビリティ(雇用されうる能力)やコンピテンシー(高業績者の行動特性)といった能力・適正の把握にも役立つ。【木村先生④P230、⑤P234】

問42.方策の実行の支援

 カウンセリングのプロセスである、システマティック・アプローチのうち、「方策の実行」からの出題です。特にJCDAの養成講座の方は、やや馴染みが少ないかもしれませんが試験では初回より頻出です。木村先生の著書及び過去問を総ざらい確認しましょう。

1.×:適切な方策を一つ選ぶ(意思決定する)。【木村先生④P297、⑤P291】

2.○:方策の内容やプロセス、結果、結果から得られる利点や損失などを説明しなければならない。【木村先生④P297、⑤P291】

3.○:方策がクライエントの欲求や価値観などに反する場合には、それに合うように変更する。【木村先生④P297、⑤P291】

4.○:時には、契約書を取り交わすことが必要になることもあるとしている。【木村先生④P297、⑤P291】

システマティック・アプローチの「方策の実行」は頻出ですが、以下の過去問を確認しておけば、もう安心です。横解きしましょう。[第1回問43、第2回問26、第2回問44、第3回問44、第3回問45、第4回問46、第5回問44、第6回問44、第7回問42、第8回問39、第10回問42]

問43.相談過程の総括

 相談過程の総括や終結に関する出題です。支援の基本姿勢から常識的にアプローチすることもできますが、全て木村先生の著書に出典があります。こちらも過去の類題が多く、対策がしやすい内容です。[第1回問41、第5回問43、第2回問46、第3回問46、第6回問45、第9回問43]

1.○:クライエントとカウンセラーが共に振り返り評価する。【木村先生④P308、⑤P302】

2.×:「クライエントの同意を得て、カウンセリングを終了する」【木村先生④P308、⑤P302】

3.×:「一定の期間、一定の方法でクライエントをフォローアップする」【木村先生④P310、⑤P304】

4.×:システマティック・アプローチの最終の段階は、キャリアコンサルタント自身の成果を客観的に評価することであるとしている。【木村先生④P310、⑤P304】

問44.自己理解の支援

 自己理解の支援について、問41と視点が似ている問題でした。支援の基本姿勢から、常識的にアプローチしましょう。

1.○:自己理解はキャリアコンサルティングの第一歩である。【木村先生④P229、⑤P233】

2.○:違和感はない。木村先生の著書では、キャリア・ガイダンスにおける自己理解とは、「職業や働くことに関する言葉で自己を表現できること」ともいっている。【木村先生④P247、⑤P250】

3.×:自己PRなどの作成は、自身で吟味することが大切であり、「自分の良さに気づけるようにすぐに添削する」は不適切。

4.○:文章の内容は、自己理解の支援そのものである。

問45.自己理解の支援

 自己理解や職業理解のためのツールに関する出題。本格的なアセスメントツールの内容を問う内容ではなく、正解選択肢は、過去の出題内容と全く同様の文章のため、正解を導くのは容易だったかもしれませんが、知らない知識は習得しておきましょう。

1.×:ハローワークインターネットサービスでは、「動画」の提供は行っていない。似たような出題が過去にも出題されている。

ハローワークインターネットサービスにおいても、ジョブ・カード制度総合サイトにおいても、職業内容に関する動画は掲載されていません。[第1回問32、第2回問41]

2.○:第9回問41の選択肢2と同様の文章である。「OHBYカード」は、職業カードソート技法を行うために開発されたカード式職業情報ツールであり、「職業ハンドブックOHBY」の内容を48枚の必要最小限のカードにまとめたものである。【労働政策研究・研修機構

3.×:キャリア・インサイト(統合版)は、職業情報の検索を行うことができる。【労働政策研究・研修機構

4.×:厚生労働省編職業分類は、ハローワークインターネットサービスで閲覧することができ、現在閲覧できるのは、平成23年改定のものである。【ハローワークインターネットサービス

参考文献・資料

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年)

労働政策研究・研修機構

ハローワークインターネットサービス

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