第11回問46~問50の解き方

第11回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問46.仕事理解の支援

 職業能力評価基準は労働者の職業能力を客観的に評価を行うための基準で、厚生労働省が整備しています。大問では、第2回、第7回、第8回に出題がありますが、本問は正解選択肢を導くのは比較的容易でした。どのようなものなのか、サイトを一読しておきましょう。[第2回問15、第7回問40、第8回問18]

職業能力評価基準ポータルサイト

1.○:職業能力評価基準の特徴である。これまで職歴や資格の有無などで判断していた労働者の職業能力を、企業で実際に求められる実践的な職業能力を具体的に示すことにより客観的に評価を行うことができる。【職業能力評価基準ポータルサイト

2.○:キャリアアップの内容として正しい。キャリアマップでは、 キャリアの道筋と各レベルの習熟の目安となる標準年数が一目で分かるようになっている。【職業能力評価基準ポータルサイト

3.×:職業能力評価基準の大きな特徴の一つが、カスタマイズできる点である。【職業能力評価基準ポータルサイト

4.○: モデル評価シートは、業種横断的な事務系職種の他、業種別にホテル業、スーパーマーケット業など25業種について策定している。【職業能力評価基準ポータルサイト

問47.自己研鑽及びキャリアコンサルティングに関する指導を受ける必要性の認識

 スーパービジョンに関する大問は第3回以来でした。直接の出典は不明ですが、常識的にアプローチしましょう。[第3回問48]

1.×:スーパービジョンは資格更新の要件にはなっていない。

2.×:スーパービジョンはスーパーバイザー(スーパービジョン)を行う人のスキル向上にも役立つ。

3.×:第3回と同様の選択肢。スーパーバイザーの変更や、複数のスーパーバイザーへの相談は可能であるし、セカンドオピニオン的に指導を受ける場合もありうる。

4.○:第3回と同様の選択肢。スーパーバイジー(指導を受ける人)にとっては、スーパーバイザー(指導をする人)との交流により、感情、思考、行動への気づきなど起こり、クライエントとの関係への影響を理解したり、介入方法の検討にもつながる。

問48.キャリアコンサルタントとしての姿勢

 支援の基本姿勢に従い、常識的にアプローチしましょう。

A.×:自己の経験や自説を中心に、は不適切である。

B.×:一切関わらないという態度を明確にする、は不適切である。医師の診察、治療を要する場合や生命の危険がある場合には医療機関にリファーする。

C.○:自分自身のキャリア形成も当然に必要である。

D.○:誇示、誹謗・中傷の禁止は、キャリアコンサルタント倫理綱領第6条にも明記されている。【キャリアコンサルタント倫理綱領:PDF

問49.メンタルヘルスの知識

 積極的に3を適切と判断することが出来ない場合には、各選択肢の検討は難しい問題でした。ストレスに関しては、ストレスチェックに関する出題や本問のようなストレスに関する知識が問われています。厚生労働省のサイト「こころの耳」はこれまでに直接の出題もあり、移動時間などに確認しましょう。[第1回問50、第4回問50】

1.×:ストレス反応は、心理面、身体面、行動面の3つにわけることができる。【こころの耳

2.×:ホームズの社会的再適応評価尺度によると、結婚を50とすると離婚は73で、配偶者の死が100である。【ライフイベント法とストレス度測定(夏目誠、村田弘):PDF

3.○:こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーといい、ストレスの原因になることがある。【こころの耳

4.×:ストレッサーへの対処能力やその受け止め方はそれぞれ異なる。なお、ストレスへの対処のことをコーピングという。【こころの耳

問50.メンタルヘルスの知識

 当資料からの出題は初めてであり、かつ、細かい内容も問われており、消去法などでのアプローチも非常に困難な問題でした。捨て問題の位置づけでやむを得ないでしょう。

 平成29年度過労死等の労災補償状況(精神障害の労災補償状況)

1.○:当該資料にあるのは、平成25年度から平成29年度の件数であるが、増加し続けていることがわかる。

2.×:請求件数は、専門的・技術的職業従事者が最も多く、ついで事務従事者、販売従事者が続く。

3.○:請求件数は、40~49歳が最も多く、次いで30~39歳が多い。

4.○:支給決定件数で最も多いのは「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」であるが、資料の読み取りが大変難しい内容である。

参考文献・資料

職業能力評価基準ポータルサイト

こころの耳

平成29年度過労死等の労災補償状況(精神障害の労災補償状況)

全50問の目次