第13回問41~問45の解き方

第13回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問41.意思決定の支援

 すべての選択肢が木村先生の著書からの出題です。正解選択肢は、これまでにも複数回出題されており、確実に獲得したい問題です。

1.○:選択肢を並べる→選択肢を吟味する→選択肢の中から一つ選ぶ→選択を実行するための契約を結ぶのが、意思決定方策のプロセスである。【木村先生④P301、⑤P295】

2.×:意思決定には必ず「不確実性」が伴う。【木村先生④P300、⑤P294】[第3回問43、第8回問35、第11回問40]

3.○:「その行動をとった場合の各ステップごとのメリット、デメリット、必要な経費、実現可能性を検討する」【木村先生④P301、⑤P295】[第7回問42]

4.○:「予想される危険や困難性にどう対処したらよいか対策を用意する」【木村先生④P301、⑤P295】[第7回問42]

問42.自己理解の支援

 初見では回答が難しい選択肢もありますが、繰り返し出題されている内容が多く、得点したい問題です。知らなかった内容は覚えておきましょう。

1.○:ハローワークインターネットサービスでは、約400の職業について、それぞれ仕事の内容、労働条件の特徴等を解説している。数字が問われており、初見では回答が難しいが、過去にも類題が出題されている。[第1回問32、第2回問41]

※2020年1月のハローワークインターネットサービスのリニューアル後は、この約400種の職業の解説が見当たらないものの、今後追加される可能性もあり、定期的に確認いたします。

2.○:「OHBYカード」は48枚の必要最小限のカードを使って作業を行う中で、自分の興味や関心を知り、同時に、知っておくべき必要最小限の職業情報も得ることができる。【労働政策研究・研修機構】OHBYカードに関する問題は多いが、似た選択肢が出題されている。[第3回問41、第6回問42]

3.×:厚生労働省編職業分類は、大分類、中分類、小分類に加えて細分類の四段階で分類されている。【ハローワークインターネットサービス】分類についてはよく出題されている。[第1回問39、第6回問41、第8回問46、第9回問45]

なお、拙著において、職業分類等についてまとめている。

キャリアコンサルタント学科試験テキスト&問題集P190

4.○:キャリアシミュレーションプログラムは、就業経験のない(あるいは浅い)大学生等や若年者向けに開発された、就職後の職業生活のイメージを伝えるためのグループワーク型の授業、セミナー用教材である。【労働政策研究・研修機構】[第9回問41]

問43.自己理解の支援

 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)はアセスメントツールの中でも最頻出です。労働政策研究・研修機構のサイトがわかりやすいですが、本問ではさらに、雇用問題研究会での説明内容が出題されているため、これまでよりも深い内容が問われています。

1.○:9種の適性能を測定する。適性能には、「知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ」がある。【労働政策研究・研修機構】[第3回問39、第7回問41]

2.×:性格ではなく、個人の適性のうち、能力に関する特徴を把握することができる。【労働政策研究・研修機構

3.○:適性職業群との照合や、適性職業領域を参照することができる。【雇用問題研究会】[第9回問44]

4.○:11種の紙筆検査と4種の器具検査からなる。【労働政策研究・研修機構】[第3回問39、第6回問39、第7回問41]

問44.仕事理解の支援

 キャリア・インサイト(統合版)については、これまでにも出題されていますが、各選択肢の内容はこれまでよりも詳しく踏み込んだ内容が出題されました。正解選択肢は比較的選びやすいものでしたが、提供元サイトの情報をよく確認しておきましょう。

1.×:キャリア・インサイトには、若年者向けのECコースと、30歳代後半から60歳代のミッド・キャリア層を対象としたMCコースがあり、両方のコースを備えたものを統合版として提供している。【雇用問題研究会】[第3回問39、第12回問44]

2.×:職業を選ぶにあたって、自分自身の職業適性を評価し、職業との相性という観点から自分の個性を見つめ直すために役立つものであり、プロフィールに合致した職業に就くことを勧めるものではない。【雇用問題研究会

3.○:紙の職業適性検査と比べて、回答後すぐに適職リストや職業情報も表示され、実施そのものにかかる時間が短縮されるため、担当者が利用者の相談にあてる時間を増やすことができる。【雇用問題研究会

4.×:必ずしも全ての機能を使う必要はなく、利用者のニーズにあわせて、好きな機能を使うことができる。【労働政策研究・研修機構

問45.仕事理解の支援

 職業能力評価基準はこれまでにもよく出題されています。カスタマイズできる点はこれまでにも出題されており、確実に得点にしたい問題です。

1.○:職業能力評価基準は、業種横断的な事務系職種のほか、電気機械器具製造業、ホテル業などものづくりからサービス業まで幅広い業種を整備している。【厚生労働省】[第12回問17]

2.○:仕事の内容を「職種」→「職務」→「能力ユニット」→「能力細目」という単位で細分化しており、そのうえで成果につながる行動例を「職務遂行のための基準」、仕事をこなすために前提として求められる知識を「必要な知識」として整理・体系化している。【厚生労働省

3.○:能力開発への活用や、キャリア形成の目標設定などに活用することができる。【厚生労働省

4.×:そのまま活用することもできるが、有効に活用するためには自社の実状に合うように削除や追加、組み換えをするカスタマイズが必要となる。【厚生労働省】[第2回問15、第11回問46]

参考文献・資料

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年) 

ハローワークインターネットサービス

キャリアコンサルタント学科試験テキスト&問題集原田政樹著(翔泳社2019年)

一般社団法人雇用問題研究会

独立行政法人労働政策研究・研修機構

厚生労働省

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