第14回問41~問45の解き方

第14回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問41.意思決定の支援

 システマティック・アプローチについて、木村先生の著書からの出題です。システマティック・アプローチに関する出題は、木村先生の著書からの出題ばかりですので、該当箇所をよく読んでおきましょう【第5版P285~】。

1.×:目標は到達可能であるとき人を最も動機づける。できるだけ高く理想的なものは、不適切である。【木村先生P288】

2.○:目標設定のステップにおいて、カウンセラーは、自分がこのクライエントを援助できるかどうか、自分の経験や技量は十分か、自問しなければならない。【木村先生P288】

3.○:目標設定のステップにおいて、クライエントの意思を確認する。【木村先生P289】

4.○:一般に「行動契約」と呼ばれるものであり、必要に応じて契約書(同意書)を取り交わす。【木村先生P289】

問42.自己理解の支援

 木村先生の著書に記述のある内容もありますが、支援の基本姿勢からアプローチしましょう。

1.×:自己理解の第一歩は、現在の自分を描いてみることである。【木村先生P233】さらに、欠点や弱さも含めてそれが「その人らしさ」であり個性であると木村先生の著書にある。【木村先生P234】

2.○:さらに、誰もが長所と短所を持っているのだから、長所を発見し、伸ばすようにガイダンスすることが大切である。【木村先生P234】

3.×:他者から見えている自分を知ることも、自己理解の促進につながる。木村先生の著書においても、「他人に観察・評価してもらうのもよい」と記述している。【木村先生P234】

4.×:ジョブ・カードは職業生活設計等を蓄積した「生涯を通じたキャリア・プランニング」ツールであり、履歴書の方が自己理解の促進の効果的というのは適切ではない。【ジョブ・カード制度総合サイト

問43.自己理解の支援

 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)はアセスメントツールの中でも最頻出ですが、前回に続き、今回も大問でも出題となりました。その内容理解には、労働政策研究・研修機構と雇用問題研究会のサイトがわかりやすいです。[第13回問43]

1.×:厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)は適性のうち、能力に関する特徴を把握するために行う。情動や価値観を把握するためではない。【労働政策研究・研修機構

2.○:厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)の結果は粗点で表される。木村先生の著書に見本があるので参照する。【木村先生P245】

3.○:厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)は、コンピュータでの判定も可能である。【雇用問題研究会

4.○:対象年齢は中学生~成人(45歳程度)であり、学歴は関係ない。【労働政策研究・研修機構

問44.仕事理解の支援

 カード式ツール、VRTカード、OHBYカードに関する問題です。いずれも頻出ですが、対象年代と特徴に注目して整理しましょう。下記のページでこうしたツールのまとめを掲載しています。移動時間などにご確認ください。

試験に出たアセスメントツールのまとめ

1.×:VRTカードは、職業レディネス・テストの職業興味と職務遂行の自信度に関する項目をカードに印刷したキャリアガイダンスツールである。レディネスとあるように、職業への準備度の把握や進路選択への動機づけのためのもので対象は児童・生徒~成人である。【労働政策研究・研修機構

VRTカード表面・裏面の写真

労働政策研究・研修機構ホームページより)

2.×:VRTカードは、再就職後のライフ・プランを具体化するためのカードゲームではない。【労働政策研究・研修機構

3.×:OHBYカードは表面に絵と写真、裏面に文字情報等の詳しい情報を載せている。【労働政策研究・研修機構

OHBYカード表面・裏面の写真

労働政策研究・研修機構ホームページより)

4.○:OHBYカードは、自分の興味や関心を知り、同時に、知っておくべき必要最小限の職業情報も得ることができる。【労働政策研究・研修機構

問45.仕事理解の支援

 職業情報の分析手法は言葉が似ていて覚えづらいのですが、過去にも出題されています。試験直前で構いませんので、拙著の下記内容にてご確認ください。類題は第4回と第10回で出題されています。[第4回問44、第10回問46]

学科試験テキスト&問題集P191

1.○:職務分析では、特定の職務について、仕事の内容と責任(職務の作業内容)と要求される能力(職務遂行要件)を調査・分析する。【木村先生P99】

2.×:作業者の動作内容を詳細に観察し分析するのは、職務調査ではなく、「職務分析」である。【木村先生P100】なお、職務調査は、その企業の中で「期待される人間像」を把握することに重点を置いた職務の把握の仕方である。【木村先生P103】

3.○:職業調査では、入職条件などの参入条件や、労働条件の特徴など幅広く職業全体を調べる。【木村先生P104】

4.○:企業分析とは、一般に企業の決算書、財務諸表などを対象とするものであり、「経営分析」と言われる。【木村先生P108】

参考文献・資料

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年) 

ジョブ・カード制度総合サイト

一般社団法人雇用問題研究会

独立行政法人労働政策研究・研修機構

キャリアコンサルタント学科試験テキスト&問題集原田政樹著(翔泳社2019年)

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