第17回問36~問40の解き方

第17回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問36.キャリアシートの作成指導及び活用の技能

 ジョブ・カード、ジョブ・カード制度総合サイトに関する問題はこれまでの全17回の試験で11回出題されている超頻出のトピックで、これまでも似たような出題も多い、対策のしやすいトピックと言えるでしょう。

1.○:ジョブ・カードは、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担うツールであり、個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進するため、労働市場インフラとして、キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと、求職活動、職業能力開発などの各場面において活用するものである。【ジョブ・カード制度総合サイト

2.×:ジョブ・カードの作成支援は、キャリアコンサルタントやジョブ・カード作成アドバイザーが行う。【ジョブ・カード制度総合サイト

ちなみに、ジョブ・カード作成アドバイザーは、新規の登録は終了しており、2024年3月31日までに登録者全員の有効期間が終了し、その後はキャリアコンサルタントのみがその役割を担うことになります。

3.○:応募書類として活用されるジョブ・カードの情報は労働者本人の意思により提出されるものであり、本人の意思に反して提出を求めることはできない。【ジョブ・カード制度総合サイト

4.○:ジョブ・カード制度総合サイトにはジョブ・カード制度の解説など、次のような動画が掲載されている。(音声もありますので視聴の際はご注意を。)

ヨコ解きリンク:[第1回問32 第5回問34 第5回問35 第6回問34 第8回問34 第9回問30 第10回問30 第11回問18 第14回問40 第15回問14 第16回問37

問37.カウンセリングの技能

 出題範囲の帰属としては、「カウンセリングの技能」として分類しているのですが、技能というよりも、カウンセリングへの基本姿勢と言ったほうが良いのかもしれません。

対人支援や面談における基本姿勢、マインドが問われた問題です。「感情的に」はいけません。

1.○:同一性とは自己同一性、アイデンティティのことであり、時にはそれを保つためにコントロールする必要もある。

2.×:自分の気持ちを大切にして感情的に反論することは、カウンセラーとして避けるべきことである。

3.○:カウンセリングでは、クライエントにも守るべきルールがある。

4.○:カウンセラーは、自らの先入観や願望を排除しなくてはならないし、押しつけることはあってはならない。

問38.相談過程全体の進行の管理に関する技能

 決めつけ、拙速な解決や、問題点のパターン化など、カウンセリングでのNG集のような問題です。支援の基本姿勢から常識的にアプローチしましょう。

1.×:家族のことを話したからといって、必ずしも自己開示が進んでいるとは言えないし、関係構築ができたとも判断することはできない。

2.×:相談者から知りたい情報を訊いたからといって、解決方法の提案を急ぐべきではない。

3.×:相談者の問題は、これらのどれかに必ずあてはまるとはいえないし、順に探っていくことも適切ではない。

4.○:キャリアコンサルタントの役割として適切である。

問39.相談場面の設定

 出題順序などから、本問の出題範囲は「相談場面の設定」からの出題と想定していますが、内容は「カウンセリングの目的」と言っても良いでしょう。問37から問39は正誤判断が容易な選択肢が多く、正解はしやすいでしょう。文章から感じる違和感を大事にしましょう。

正答:4.BとD

A.×:傾聴による理解や信頼関係の構築は大切だが、それがカウンセリングの目的ではなく、クライエントの目標達成や行動の変容が目的である。

B.○:対話を通じて自己理解を深め、自問自答をしたり、自らについての気づきを得るプロセスが大切である。

C.×:それらを「とにかく」伝えることが最も重要、ではない。

D.○:信頼関係を築くこと自体が、カウンセリングの目的ではない

問40.自己理解の支援

 自己理解のためのアセスメントツールから、職業レディネス・テスト(VRT)に関する出題です。出題内容は雇用問題研究会のサイトで参照することができます。細かな内容が問われていますので、過去の類題も確認し、その特徴を整理しましょう。

雇用問題研究会

1.×:A検査は、職業・仕事の内容を記述した54項目の質問からなっており、各質問に対して、「やりたい」、「どちらともいえない」、「やりたくない」の3段階で答え、職業興味を測定する。

2.×:B検査は、日常の生活行動について記述した64項目からなっており、各質問に対して、「あてはまる」、「あてはまらない」の2段階で答え、基礎的志向性を測定する。

3.×:C検査は、A検査と同一の54項目の質問で構成されており、各質問に対して、「自信がある」、「どちらともいえない」、「自信がない」の3段階で答え、職務遂行の自信度を測定する。

4.○:職業興味と職務遂行の自信度の関係から、職業志向性を把握することができる。

ヨコ解きリンク:第4回問39 第12回問43

参考文献・資料

ジョブ・カード制度総合サイト

雇用問題研究会

問41~問45へ進む

全50問の目次