第18回問41~問45の解き方

第18回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問41.仕事の理解の支援

 職務分析や職務調査については、あまり馴染みがないかもしれませんが、木村先生の著書にあり、これまでにも第4回、第10回、第14回で出題があります。記載内容をよく確認をしておきましょう。なお、拙著テキスト&問題集第2版P197にもまとめがあります。

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版

※木村先生の著書「キャリアコンサルティング理論と実際」は、学科試験出典ナンバー1のバイブルですので机上に是非ご用意のうえ、出題箇所を参照しましょう。なお、2018年10月に出版された5訂版のページ数を表記しています。

1.○:職務分析は仕事像を調査するが、職務調査はあるべき人材像を調査する。【木村先生P103】

2.○:職務分析は職務評価を行うための分析作業であるが、職務調査は職務遂行能力の調査で、能力の洗い出し調査主体の粗調査である。【木村先生P103】

3.×:逆である。職務分析は職務記述書を作成し職務等級制度を策定するが、職務調査は職能資格制度を策定する。【木村先生P103】

4.○:職務分析は採用、配置、賃金決定を主体とするが、職務調査は、能力開発、能力評価、育成を主体に基準づくりをする。【木村先生P103】

なお、期待される人間像を把握することに重点をおいた職務調査は、我が国企業の職能資格制度の定着と発展に大きく貢献をした。【木村先生P103】

ヨコ解きリンク

職務分析、職務調査、職業調査に関しては、定期的に出題があります。

第4回問44 第10回問46 第14回問45

問42.仕事の理解の支援

 「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方(文部科学省)」からの出題は、これまでに3度あり、同じようなポイントが問われています。資料を一読し、あわせて解いておきましょう。

 インターンシップの推進に当たっての基本的考え方

1.○:第9回や第15回でも問われている内容である。

インターンシップの持つ、教育内容・方法の改善・充実としての意義がある。【P1】

2.×:第9回、第15回でも問われている内容である。

インターンシップの形態には、大学等における正規の教育課程として位置付けて現場実習などの授業科目とする場合、学校行事や課外活動等大学等における活動の一環として位置付ける場合、大学等と無関係に企業等が実施するインターンシップのプログラムに学生が個人的に参加する場合の三つの形態がある。【P2】

3.○:企業等における意義として、実践的な人材の育成がある。【P2】

4.○:企業等における意義として、企業等に対する理解の促進、魅力発信がある。【P2】

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第9回問37 第10回問37 第15回問26

問43.意思決定の支援

 今回の試験では言い回しや表現方法による適否判断が目立つようです。本問も「のみ」表現が気になるポイントになりました。

1.○:適切である。達成すべき目標と、それを選択したことによって持たらされる利点を確認する。【木村先生P295】

2.○:目標に至るプロセス、行動計画を検討する。その行動をとった場合の各ステップごとのメリット、デメリット、必要な経費、実現可能性を検討する。【木村先生P295】

3.×:「のみを取捨選択」が不適切である。自分の欲求、希望などに合うかどうかに関係なく、広く情報、専門家の意見、技術的援助等を求める。【木村先生P295】

4.○:最終決定の前に、各選択肢のメリット、デメリットを比較検討する。【木村先生P295】

問44.方策の実行の支援

 木村先生の著書からのこれまでの出題は、著書の文章そのままの出題が多い傾向がありまいたが、本問は文章を若干変更の上で、その趣旨やニュアンスの適否を問うています。問題文をよく読み、判断をしていきましょう。

1.○:カウンセラーはその進行を管理し、各ステップごとにクライエントが自分で自己管理ができるように教えなければならない。【木村先生P301】

2.○:クライエントのが自分自身の問題を発見し、それを分析し、目標を設定し、目標を達するための方策を選び、それを実行するようになること、すなわち、自己管理能力を身につけることを支援する。【木村先生P300】

3.×:状況に順応し、周囲の期待に応えて変化できるように支援するのではなく、まず問題が生じる状況を探し出し、状況を変えられるかどうか考え、状況を修正することによって、新しい行動を獲得して状況を少しずつ変えながら行動をチェックしていくことを支援する。【木村先生P301】

4.○:適切な行動ができた状況の中で、その行動を真に自分のものになるまで繰り返し学習する、新しい行動の学習を支援する。【木村先生P301】

問45.方策の実行の支援

 こちらの問題も、木村先生の著書からアレンジしたと思われる文章で問われていますが、選択肢4については、言い回しや表現から違和感を感じることができれば、正答を導くことができるでしょう。

もしくは消去法でアプローチしましょう。

1.○:出典箇所は不明だが、短期的、長期的期間を考慮して目標を設定することは適切である。

2.○:適切な方策の実行にやクライエントの意欲、理解力、カウンセラーの力量が問われることになる。【木村先生P290】

3.○:最終目標とそれを構成する必要なターゲットを見つけ、それに達するステップと具体的な行動を見つけ出し、それを実行することである。【木村先生P290】

4.×:予期しない出来事を想定せずに、行動計画の詳細を具体化することに「専念」することが重要であるとするのは、適切とは言えない。

参考文献・資料

インターンシップの推進に当たっての基本的考え方(PDF)

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年) 

 

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