【技能検定】第18回問46~問50の解き方

第18回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。試験対策にお役立てください。

問46.環境への働きかけの認識と実践

 組織への働きかけについて、やや判断に困る選択肢もありましたが、消去法でアプローチしましょう。

1.○:組織への働きかけの内容としてあり得るものである。

2.×:自発的提案や自発的行動を待つことなく、はやや強すぎる表現である。

3.○:ジョブ・カードは、求職者だけでなく、在職者のキャリア形成支援や職業能力の見える化ができる。【木村先生④P249、⑤P252】

4.○:インターンシップの効果的運用のため、そうした活動も必要である。

問47.ネットワークの認識と実践

 キャリアコンサルタントの任務の範囲について、支援の基本姿勢から常識的にアプローチしましょう。

A.×:任務の範囲については、キャリアコンサルタント倫理綱領にも規定されており、「依頼を引き受けてはならない」としている【キャリアコンサルタント倫理綱領第8条:PDF

B.○:相談者の利益のため、他の専門家の協力を求める。【キャリアコンサルタント倫理綱領第8条3:PDF

C.○:すみやかに専門家へリファーする。

D.×:リファー後のフォローは必要ではあるが、常に追跡調査が必須の要件というわけではない。

問48.自己研鑽・スーパービジョン

 キャリアコンサルタントとしての謙虚な基本姿勢に照らして判断しましょう。

A.○:不得意の改善、得意のさらなる向上には違和感はない。

B.○:態度・知識・スキルの修得には終わりはない。

C.○:キャリア理論は進化しており、時代や環境も変化する。当然に必要な心構えである。

D.○:違和感はない。キャリアコンサルタント自身も成長する。

問49.自己研鑽・スーパービジョン

 答えづらい選択肢もある問題でした。教育分析という言葉にはあまり馴染みはありませんが、参考サイトをご確認ください。カウンセラー自身が心理カウンセリングを受けることと捉えましょう。

1.×:スーパービジョンはスキルの自己盲点に気づかせ、スキルの向上を目指す傾向が強いのに対して、教育分析は、カウンセラー自身の心のわだかまりを整理するために行う傾向が強い。参考サイトを紹介する。【心理カウンセラーの種

2.×:自己研鑽に終わりはない。

3.×:④はスーパーバイザーではなく、スーパービジョンを受ける側、スーパーバイジーである。

4.○:キャリアコンサルタント倫理綱領の第4条に自己研鑽が規定されており、自己研鑽に努めなければならないとされているが、倫理綱領に反する行為とまではいえない。【キャリアコンサルタント倫理綱領第4条:PDF

問50.キャリア形成支援者としての姿勢

 常識的にアプローチできる問題ですが、職業能力開発促進法第2条5は、キャリアコンサルティングの法的な位置づけが定義されている条文です。よく読んでおきましょう。

1.○:個人面接にとどまらず、グループワークやキャリア形成の研修、キャリアコンサルティングの広報、普及活動などにも及ぶ。

2.○:キャリアコンサルタントの根拠条文である、職業能力開発促進法にも第2条5に、キャリアコンサルティングの定義が明記されている。「この法律において『キャリアコンサルティング』とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいう。」【職業能力開発促進法第2条5

3.×:難解な心理的テーマや問題について、自らの専門性の範囲を超えるもの、明らかに自己の能力を超えるものについては、必要に応じて他の専門家の協力を求める。【キャリアコンサルタント倫理綱領第8条:PDF

4.○:選択肢2で紹介した、職業能力開発促進法の第2条5の規定である。【職業能力開発促進法第2条5

参考文献・資料

キャリアコンサルタント倫理綱領

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年)

心理カウンセラーの種

職業能力開発促進法

全50問の目次