【技能検定】第36回問21~問25の解き方
第36回キャリアコンサルティング技能検定学科試験問題を徹底解説!
選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。試験対策にお役立てください。
目次
問21.学校教育制度及びキャリア教育の知識
【A】本資料からの出題は久しぶりですが、基礎的・汎用的能力の内容は頻出です。今回は定番の4種の能力を答えさせる内容ではありませんでしたが、「課題対応能力」として相応しいものを選びましょう。
今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)
正答:4
1.×:今後の自分自身の可能性を含めた肯定的な理解に基づき、主体的に行動する力は、「自己理解・自己管理能力」である。
2.×:自らが果たすべき様々な立場や役割との関連を踏まえて、「働くこと」を位置付ける力は「キャリアプランニング能力」である。【P25】
3.×:自らの思考や感情を律し、かつ、今後の成長のために進んで学ぼうとする力は、「自己理解・自己管理能力」である。【P26】
4.○:「課題対応能力」は、仕事をする上での様々な課題を発見・分析し、適切な計画を立ててその課題を処理し、解決できる力である。【P25】
基礎的・汎用的能力の4種類
①人間関係形成・社会形成能力
②自己理解・自己管理能力
③課題対応能力
④キャリアプランニング能力
基礎的・汎用的能力の覚え方:人自(事)課キャリア
問22.学校教育制度及びキャリア教育の知識
【A】こちらも定番の資料から、定番の出題内容です。
インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方
正答:4
1.○:2022年(令和4年)に改正され、学生のキャリア形成支援に係る産学協働の取組の四つの類型に整理された。【P1】
2.○:資料では、インターンシップを、学生がその仕事に就く能力が自らに備わっているかどうかを見極めることを目的に、自らの専攻を含む関心分野や将来のキャリアに関連した就業体験を行う活動と定義している。【P1】
3.○:タイプ3の「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」と、タイプ4の「高度専門型インターンシップ」が、インターンシップに該当する活動である。【P1】
4.×:インターンシップで取得した学生情報は、一定の条件のもとで広報活動や採用選考活動に使用でき、タイプ3、タイプ4は採用活動開始以降に限り活用可である。【P8】
問23.メンタルヘルスに関する知識
【C】自殺対策白書からの出題は、国家試験では何度か出題がありますが、2級技能検定では、当サイトが出題内容を把握している第18回以降では初めての出題です。いずれも即答が難しい内容ですが、今後の出題に備えインプットしておきましょう。
なお、出題が予想される、最近の推移について確認しておきます。
自殺死亡率の推移は、平成15年に統計開始以降最も高い数値の27.0となった後、平成22年以降低下し、令和6年には統計開始以降2番目に低かった平成30年と同じ16.4となっている。近年、特に上昇をしているわけではなく、横ばいもしくは低下傾向にある点は覚えておきましょう。【第1章1_自殺者数の年次推移(P11):PDF】
正答:2
1.×:令和6年の自殺者数は、年齢階級別では50歳代が最も多い。【第1章1_自殺者数の年次推移(P13):PDF】
2.○:日本はG7の7か国の中で最も高く、次いでアメリカである。【第1章4_海外の自殺の状況(P40):PDF】
3.×:自殺の原因・動機別では、「健康問題」が最も多く、次いで「経済・生活問題」「家庭問題」などが続く。【第1章1_自殺者数の年次推移(P20):PDF】
4.×:自殺者を職業別にみると、「無職者」が最も多く、次いで「有職者」である。【第1章1_自殺者数の年次推移(P16):PDF】
問24.メンタルヘルスに関する知識
【A】選択肢は比較的判断がしやすい内容でしたが、資料のP4に、パワーハラスメントに該当すると考えられる例、しないと考えられる例が列挙されています。
職場におけるパワーハラスメント対策が事業主の義務になりました!
正答:1
1.○:パワーハラスメントには該当しないと考えられる例である。【P4】
2.×:「精神的な攻撃」に該当し、パワーハラスメントに該当すると考えられる例である。【P4】
3.×:「過小な要求」に該当し、パワーハラスメントに該当すると考えられる例である。【P4】
4.×:「過大な要求」に該当し、パワーハラスメントに該当すると考えられる例である。【P4】
パワーハラスメントに該当すると考えられる言動の類型には次の6種類があります。過小な要求については、以前に国家試験(第20回問21)での出題実績があります。
①身体的な攻撃(暴行・傷害)
②精神的な攻撃(脅迫、名誉毀損等)
③人間関係からの切り離し(隔離、無視等)
④過大な要求(不可能な仕事の要求等)
⑤過小な要求(能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事の命令等)
⑥個の侵害(私的なことへの過度な立ち入り)
問25.メンタルヘルスに関する知識
【A】令和6年版厚生労働白書(こころの健康を取り巻く環境とその現状)からの出題は、最近の国家試験(第30回問28、第31回問30)で連続して出題がありましたが、2級でも出題されました。
正答:1
1.×:国際的にみると、我が国の男女の睡眠時間は短くなっている。【P25】
2.○:労働時間が長くなるにつれて、うつ病・不安障害(重度のものを含む)の疑いがある人の割合が増加する傾向がみられる。【P24】
3.○:労働時間が長くなるにつれて、翌朝に前日の疲労を持ち越す頻度が増加する傾向がみられる。【P24】
4.○:雇用する労働者の睡眠時間の長さや睡眠の質の良さは企業の利益率を高める効果を持つとの指摘もある。【P28】