【技能検定1級】第12回問31~問35の解き方

第12回キャリアコンサルティング技能検定1級学科試験問題を徹底解説!

選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。試験対策にお役立てください。

問31.教育指導及び事例指導

【A】学習方法や学習形態に関する横断的な問題です。間違い探しは比較的やさしい内容でしたが、これらの内容は1級では要注意です。

知らなかったものをマスターしましょう。

正答:1

1.○:アクティブ・ラーニングは、教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学習者(学修者)の能動的な学習(学修)への参加を取り入れた教授・学習法の総称である。

発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。【文部科学省:PDF

2.×:課題について調査し、わかったことをまとめる学習法は、調べ学習である。【参考サイト:ベネッセ教育情報

eラーニングは、パソコンやタブレット、スマートフォン等のデバイスを活用し、主にオンラインで学ぶ学習法である。

3.×:文章は、選択肢4のKJ法の内容である。【Wikipedia

オープンコースウェアとは、大学や大学院などの高等教育機関で正規に提供された講義とその関連情報を、インターネットを通じて無償で公開する活動である。【Wikipedia

4.×:自由奔放、批判禁止、量の重視、便乗発展(人の意見に便乗して良い)という4つの原則に基づく討議法は、ブレーンストーミングである。【コトバンク

5.×:反転授業とは、タブレット端末やデジタル教材で授業前に自宅学習(知識を主に吸収:インプット学習)し、授業では、演習や疑問点の解消等(アウトプット学習)を行う授業形態である。【ベネッセ教育情報

問32.教育指導及び事例指導

【B】正答選択肢の2について、明確な出典等は見つかっていないものの、消去法でアプローチしていくと、他の選択肢が不適切であるために、選択肢2が、正答として結果的に残りました。

正答:2

1.×:口頭による事例報告によるスーパービジョン自体は、否定されるものではない。

2.○:出典は不明であり、積極的な適切判断が難しい選択肢ではあるものの、グループスーパービジョンに、権威的なものが生じる可能性はあり、参加型、協力的といったタイプがあることも否定はできない。

3.×:スーパービジョンへの抵抗が生じることは有り得る。いかなる場合においても抵抗が生じることを避けるというのは、言い過ぎな表現である。

4.×:スーパービジョンで活用する面接記録には、必ずしも客観的事実だけではなく、スーパーバイジーの推測や解釈の記載があっても良い。

5.×:スーパービジョンにおいては、面接記録や口頭による事例報告といったバーバル(言語的)なコミュニケーションがむしろ重視される。

問33.教育指導及び事例指導

【A】スーパービジョンの目的に照らして、正誤判断をしましょう。不適切なものを選択することは比較的容易な問題でした。

正答:1

1.○:企業領域のキャリアコンサルタントのスーパービジョンとして、組織との関係構築や効果的アプローチに関する指導をすることは適切である。

2.×:スーパービジョンを受けるにあたり、どのケースについて、どのような動機で、何を期待してスーパービジョンを受けるかの意識はあって良い。スーパービジョンを受ける目的があることは否定されない。

3.×:スーパービジョンは、実践経験が豊富な人にとっても必要である。

4.×:スーパービジョンにおいて、スーパーバイジー自身の自己理解や自己への気づきも重視される。それがスーパーバイジーの成長に繋がる可能性もある。

5.×:スーパービジョンにより、プロフェッショナルとしての人間性、とるべき態度・姿勢・マインドなどについて指導することはありうる。

問34.カウンセリングの技能

【A】クライエントとの関係構築について、支援の基本姿勢からアプローチをしましょう。理解のズレや行き違いは、カウンセリングの過程ではありうることです。

正答:4

1.○:クライエントに対する配慮や興味・関心を持って接することで関係性が生まれる。

2.○:関係性においては、一方的なものではなく、クライエントのカウンセラーへの興味や関心も有効であり、必要がないとは言えない。

3.○:クライエントの経験が了解されることにより、その経験やそれにまつわる自分自身について見直す体験となることはあるだろう。

4.×:聴く過程においては、理解のズレや行き違いが生じることが有り得るため、それがないかを確認し、認識を修正することはある。ズレや行き違いが生じても、そのままにせず、是正をすれば良い。

5.○:関係性は個人と個人の間だけでなく、クライエントと相談機関との間にも発生する。

問35.キャリアシートの作成指導及び活用の技法

【A】ジョブ・カードの作成と活用に関する基本的な内容が問われています。不適切な選択肢は選びやすく、しっかりと獲得したい問題です。

正答:3

1.×:ジョブ・カードの作成において、必要に応じてキャリアコンサルティングを受けることはあるが、必須ではない。【マイジョブ・カード

2.×:すべての様式を作成しなければならないわけではない。【マイジョブ・カード

3.○:企業では、ジョブ・カードを応募書類として活用できる。【マイジョブ・カード

なお、ジョブ・カードは求職者本人の意思により提供されるものであり、本人の意思に反して提出を求めることはできない。【マイジョブ・カード

4.×:基本的には、ジョブ・カードは作成者自身が管理するものだが、作成者の了解があれば、キャリアコンサルタントやジョブ・カード作成アドバイザー等が保管することもできる。【マイジョブ・カード

5.×:マイジョブ・カードでは、マイページ上でジョブ・カードを作成でき、Excel形式やPDF形式等でダウンロードすることも可能である。厚生労働省は紙での作成を推奨しているわけではない。【マイジョブ・カード

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