【第23回対策】問41~問50の解説

第23回対策「みん合☆総仕上げ模試」正答と解説

問41.仕事の理解の支援

正答:2

1.○:Gテストは、検査A(展開図から立体形を探し出す検査)、検査B(文章を完成させる検査)、(検査C)算数の応用問題を解く検査から構成されている。【職業情報提供サイト

2.×:特にミドルシニア層のホワイトカラー職種の方がキャリアチェンジ、キャリア形成を進める際に活用することを想定している。

また、このツールは、キャリアコンサルタント等の支援者が求職者や相談者等に対し相談支援を行う際に活用することを前提としている点には注意が必要である。【厚生労働省

なお、ポータブルスキルとは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのことである

3.○:ハローワークインターネットサービスの求人検索と連携している。

4.○:これまでの職歴等により、保有しているスキル・知識等のレベルと希望する職業で求められるスキル・知識等との類似性やギャップを照合できる。【職業情報提供サイト

問42.仕事の理解の支援

正答:4

1.○:これは厚生労働省編職業分類である。2022年に細分類が原則廃止され、大分類、中分類、小分類になった点には注意が必要である。

2.○:産業とは、財又はサービスの生産と供給において類似した経済活動を統合したものであり、実際上は、同種の経済活動を営む事業所の総合体」と定義されている。【総務省:PDF

3.○:これは日本標準職業分類である。

4.×:厚生労働省編職業分類は、総務省日本標準職業分類に準拠の上、労働力需給調整機関において共通して使用されるべきものとして作成されている。【厚生労働省:PDF

問43.意思決定の支援

正答:2

1.○:それは同時に固定的なものではなく、変更可能なものである。【木村先生⑤P286、⑥P380】

2.×:明確に宣言され、かつ到達可能であるとき人を最も動機づける。【木村先生⑤P288、⑥P380】

3.○:カウンセラーとクライエントが共同して目標に向かってどこまで進んだか、進み具合をチェックし、さらにカウンセリングを始める前との違いを比較することもできる。【木村先生⑤P288、⑥P380】

4.○:漠然とした目標は求職者を引きつけることができない。【木村先生⑤記載なし、⑥P380】

問44.意思決定の支援

正答:3

1×:受動的ではなく、積極的な役割を果たす。【木村先生⑤P294、⑥P388】

2.×:完璧性を求めるではなく、複数の可能性を見いだすようはげます。【木村先生⑤P294、⑥P388】

3.○:意思決定には必ず「不確実性」が伴う。【木村先生⑤P294、⑥P388】

4.×:意思決定をしたら、それは最終的なものであると考えるのではなく、むしろ意思決定とは前進的な過程であると考えるべきである。【木村先生⑤記載なし、⑥P388】

問45.相談過程の総括

正答:4

1.○:出題範囲表にも表記されている。【出題範囲表

2.○:出題範囲表にも表記されている。【出題範囲表

3.○:出題範囲表にも表記されている。【出題範囲表

4.×:人間的な関係の深化ではなく、あくまで、相談の成果や成長した面に焦点をあてる。

問46.キャリア形成及びキャリアコンサルティングに関する教育並びに普及活動

正答:3

1.×:正社員に対しては41.8%で約4割、正社員以外に対しては、29.7%と約3割である。【令和3年度能力開発基本調査P20:PDF

2.×:ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングを無料で行っているのは、雇用形態は問わず、現在仕事をしている人に対してである。【キャリア形成・学び直し支援センター

3.○:応募書類の作成支援や面接指導、セミナーなども実施しており、利用は全て無料である。この就職氷河期世代専門窓口を利用して、令和3年度中に12,504人が正社員で就職している。【厚生労働省

4.×:「そうである」の回答が8.8%、「そうではない」が78.6%、「わからない」が12.0%であった。【令和3年度能力開発基本調査P24:PDF

問47.環境への働きかけの認識及び実践

正答:1

1.×:経営トップや管理者層の理解が支援が導入や定着には不可欠であり、まさにキャリアコンサルタントが働きかけを行わなくてはならない。

2.○:こうしたクライエントの権利を擁護したり、代弁したりすることを、アドボカシーという。

3.○:キャリアコンサルタントの守秘義務は、キャリアコンサルタント倫理綱領のみならず、職業能力開発促進法においても定められている。【職業能力開発促進法第三十条の二十七

職業能力開発促進法第三十条の二十七

キャリアコンサルタントは、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。キャリアコンサルタントでなくなった後においても、同様とする。

4.○:守秘義務に留意したうえで、例えば、「○名(○割)の従業員から同様の問題の指摘があった」などの問題提起や改善提案を行う。

問48.自己研鑽及びキャリアコンサルティングに関する指導を受ける必要性

正答:4

 働く環境の変化に対応できるキャリアコンサルタントに関する報告書

1.○:相談内容の高度化・複雑化には、コロナ禍に起因する課題、メンタルヘルス、発達障害に関する課題、企業組織に起因する課題等がある。【P6】

2.○:個と組織の新たな距離感・関係性が模索される中での課題でもある。【P6】

3.○:キャリア支援者としての高次の専門性や、対人支援を行うに必要な人間性を有していることも必要となる。【P7】

4.×:特に支援の初期段階においてはオンラインによるキャリアコンサルティングが有効と考えられることから、これを積極的に推進することも一計である。【P9】

問49.自己研鑽及びキャリアコンサルティングに関する指導を受ける必要性

正答:1

 キャリアコンサルタントの継続的な学びの促進に関する報告書

1.○:キャリアコンサルタントとしてのキャリアの初期段階にある者に留まらず、経験を積んだキャリアコンサルタントにおいても 、積極的かつ定期的にスーパービジョンを受けるべきである。【P7】

2.×:キャリアコンサルタントに求められる知識・スキル を 、すべての活動領域に共通するものと、活動領域によって異なってくるものと に分け、 それぞれの領域に おけ る学習レベルと学習目標を明示することが必要となる。【P3】

3.×:単に実務経験が豊富であるということのみでは不十分であり、専門家としての学術性 、指導者としての人間性も兼ね備え、 実践手法や効果に係るエビデンスの探求等 、キャリアコンサルティングの いわば科学的な発展に貢献し、それを実践に移すことのできる姿勢・マインドも求められる。【P3】

4.×:キャリアコンサルティングにおいて クライアントを深く理解し的確な支援につなげていくためには 、 まずは自らの専門家としての姿と向き合い、自らの自己理解にも努めなければならない。【P3】

問50.キャリアコンサルタントの倫理と姿勢

正答:4

 キャリアコンサルタント倫理綱領

1.○:守秘義務の例外であり、適切な行動である。【第5条】

2.○:守秘義務や個人情報に配慮して報告する工夫は必要であり、組織との関係における、環境への働きかけとして適切である。【第11条】

3.○:説明責任の果たし方として適切である。【第7条】

4.×:「相談者に黙って」は不適切である。守秘義務の点もさることながら、依頼者との間に築いてきた信頼関係が一気に壊れてしまう恐れがある。【第5条】

 

おつかれさまでした。

間違えてしまった問題は伸びしろにほかなりません。

ですから、この得点には、一喜一憂をしないでください。

試験日までに知識を身につけ、みんなで合格しましょう。

合格曲線を描いていきましょう。

合格をお祈りしています。

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