2-14人生の転機の知識【テキスト編】
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テキスト&一問一答(第4版)P192~P195
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転機(トランジション)に関する問題は、概ね1問出題されます。クライエントの多くは転機(トランジション)に相談に訪れます。転機の捉え方や対処法を確認しましょう。シュロスバーグの4S(フォーエス)の点検は実務においても非常に役立ちます。
また、ブリッジスの転機はよく出題されます。ブリッジスの転機は、「終わりから始まる」と覚えておきましょう。
時系列で確認する理論家と理論
1980年、3段階のトランジション・プロセスを提唱したのは、ブリッジス。
1984年、転機に関する著書を執筆したのは、シュロスバーグ。
1989年、4段階のトランジション・サイクルを提唱したのは、ニコルソン。
1999年、キャリア・ドリフトの概念を提唱したのは、金井壽宏。
シュロスバーグの理論
シュロスバーグは、結婚、離婚、転職、引っ越し、失業、本人や家族の病気などのような人生上の出来事を転機(トランジション)と捉え、その対処法を構築した。
転機の分類
シュロスバーグは転機を3つに分類している。
①予測していた転機
②予測していなかった転機
③期待していたものが起こらなかった転機
転機(トランジション)の意味
トランジションという言葉には、発達論的な視点による発達課題や移行期としての意味と、個人にとっての独自の出来事(結婚や転職、失業、病気など)としての意味がある。
シュロスバーグは後者の意味で転機(トランジション)を捉えている。
転機(トランジション)への対処法
シュロスバーグは転機(トランジション)への対処法として、3つの構造を挙げている。
なお、転機に対処するための資源は4Sと呼ばれる。
▼トランジションへの対処法
①転機を識別
②対処のための資源(4S)を点検し活用
③転機に対処
4Sには、Situation(状況)、Self(自己)、Support(支援)、Strategies(戦略)がある。
ブリッジスの理論
ブリッジスは転機(トランジション)の始まりを、何かが始まるときではなく、何かが終わるときであるとしている。
トランジション・プロセス
ブリッジスのトランジション・プロセスは、次の3段階で表すことができる。
何かが終わる(終焉・終結)→中立圏(ニュートラルゾーン)→何かが始まる
このプロセスの「終わり」と「始まり」の間には、混乱や苦悩を整理する中立圏(ニュートラルゾーン)があり、中立圏(ニュートラルゾーン)をマネジメントすることが大切であるとした。
得点アップ
ブリッジスのトランジション・プロセスは終わりから始まる。
その他の理論家
その他の転機への対処に関する理論家を紹介する。
ニコルソン
ニコルソンは、転機への対処のプロセスを4つの段階に分け、それが循環すると考え、トランジション・サイクルを提唱した。
準備(第一段階)→遭遇(第二段階)→適応(第三段階)→安定化(第四段階)
金井壽宏
金井壽宏(かないとしひろ)は、人生や仕事生活の節目には、自らの過去を内省して将来を展望する、キャリア・デザインを行うことを強調するとともに、偶然やってきた機会を楽しみながら漂流する、キャリア・ドリフトの概念を提唱している。
デザインがないとドリフトを楽しむことができずに、単に漂流してしまうとしている。
テキスト編は以上です。一問一答編で知識を確認しましょう。