4-1キャリア形成及びキャリアコンサルティングに関する教育並びに普及活動【テキスト編】
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テキスト&一問一答第4版P258~P261
キャリア自律
変化する環境の中で、個人の視点から自らのキャリア構築や継続的な学習に取り組むことを、キャリア自律という。企業におけるキャリア形成においては、働く人のニーズと組織のニーズを上手に統合させたキャリア目標を設定することが重要である。
企業内でできる取り組み
個人のキャリア自律を促すために、企業内で次のような取り組みを行うことができる。従業員の活力を引き出しながら、同時に企業の成長へとつなげるため、キャリアコンサルタントが果たす支援の役割を理解する。
セルフ・キャリアドック
企業がその人材育成ビジョン・方針に基づき、面談と多様なキャリア研修などを組み合わせ、体系的・定期的に従業員の支援を実施することを通じて、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取り組みである。
キャリア・デザイン研修
自らの職業人生設計を自ら主体的に構想・設計し、組織のニーズや個人のニーズの一方だけではなく、それらを融合させながら、人生上の目的を果たせることが目的の研修である。キャリアコンサルティングと並行して実施するのが効果的である。
「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開
セルフ・キャリアドックの目的は、従業員にとっては、自らのキャリア意識や仕事に対するモチベーションの向上とキャリア充実があり、企業にとっては、人材の定着や活性化を通じた組織の活性化がある。
試験でよく出題されるだけでなく、面談シートの書式や就業規則への記載例やQ&Aなどもあり、実務においても有益な資料である。
セルフ・キャリアドックの標準的プロセス
標準的なモデルでは次のようなプロセスで実施される。
① 人材育成ビジョン・方針の明確化(経営者のコミットメントや社内周知など)
② セルフ・キャリアドック実施計画の策定(必要なツールやプロセスの整備など)
③ 企業内インフラの整備(社内規定の整備、情報共有化のルールなど)
④ セルフ・キャリアドックの実施(説明会や研修、面談の実施、振り返りなど)
⑤フォローアップ(結果の報告、組織的な改善措置の実施など)
継続的な改善のため、キャリアコンサルタントは、人事部門や関連部門と協働で、対象従業員やその上司などに対し、意識や仕事ぶりに変化が出たかどうかを定期的にモニターし、追加的な面談や、次回のキャリアコンサルティング面談でそれらを確認する。
キャリア形成・リスキリング推進事業
キャリア形成・リスキリング推進事業(厚生労働省委託事業)では、「個人」「企業・団体」「学校関係者」を対象に、ジョブ・カードを活用した様々なキャリア形成支援やリスキリング支援を無料で行っている。
キャリア形成・リスキリング支援センター及び全国のハローワークに設置しているキャリア形成・リスキリング相談コーナーでは、在職労働者・求職者を対象に、ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングを無料で実施している。ただし、職業紹介は行っていない。
テキスト編は以上です。一問一答編で知識を確認しましょう。