組織内キャリアマネジメント(1)
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組織内キャリアマネジメントとは
組織におけるキャリアマネジメントの定義とその主体
Career Development | 内容 |
キャリア発達 | 心理学的視点から個人がキャリアを発達させていくメカニズムに焦点 |
生涯にわたる個人のキャリア行動を取り扱う | |
キャリア開発 | キャリア発達を個人と組織の両方にとって意義あるものに |
キャリア行動を促進するための実践的方策を指す |
・リーボーウィッツとシュロスバーグ(Career Development Systemのシーソーの図)
キャリアプランニング | 相対的に個人が主体 |
キャリアマネジメント | 相対的に組織が主体 |
組織におけるキャリアマネジメントの目的
「キャリア開発の視点の本質は、時の経過に伴う個人と組織の相互作用に焦点があること」シャイン(1978)
キャリアマネジメントの目的組織の利得と個人の利得の調和
シャインは、この調和過程の中にキャリアカウンセリングを含めている。
・キャリア行動の結果の種類(シャイン)
客観的な側面 | 外的キャリア |
主観的な側面 | 内的キャリア |
組織に依存しない自立的なキャリア形成を望む個人には、主観的な側面(内的キャリア)の重要性が増している
組織内キャリアマネジメントのトレンド
従来 | 現在 | |
キャリア形成 | 企業主導のキャリア形成 | エンプロイアビリティ開発機会の性格有 |
人材の性格 | 固定資産 | 流動資産 |
キャリア展開 | 組織中心のキャリア | 個人中心のキャリア:バウンダリーレス・キャリア⇒コンティンジェント・ワーカー(派遣、契約社員)の増加 |
トレンド | 相互依存型 | 自律支援型 |
ホール「プロティアン・キャリア」という概念の提示。これは変幻自在なキャリアを表しており、移り変わる環境に対して、自らの欲求に応じて方向転換し、個人の「心理的成功」を目指すという考え方。(Hall,2002)