第15回問46~問50の解き方

第15回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問46.相談過程の総括

 キャリアコンサルタント試験では珍しい、ケースを用いた出題です。支援の基本姿勢からアプローチしましょう。

1.×:「終結の兆し」としては適切ではない。

2.×:「終結の兆し」としては適切ではない。

3.×:「終結の兆し」としては適切ではない。

4.○:行動の変化も感じられ、「終結の兆し」としては最も適切である。【木村先生P303】

問47.相談過程の総括

 すべて木村先生の著書からの出題です。これまでにも出題されている内容であり、一読しておきましょう。

1.×:成果の評価では、クライエントとキャリアコンサルタントが、目標に照らしてどこまで到達したか、成果を評価する。【木村先生P302】

2.×:クライエントの同意を得て、カウンセリングを終了する。【木村先生P302】

3.○:終了を正式に宣言し、その後も延々とカウンセリング関係を継続することを避ける。【木村先生P304】

4.×:クライエントが成長したと思うという感情によるのではなく、実際に行動が変わったかという事実に焦点を置く。【木村先生P303】

問48.キャリア形成及びキャリアコンサルティングに関する教育並びに普及活動

 キャリアコンサルティングの普及活動に関するテーマ横断的な問題です。キャリア支援と、業績評価が異なる点に着目すれば回答は比較的容易な問題でした。

1.○:キャリア教育と職業教育の基本的方向性の一つとして、学校は生涯にわたり社会人・職業人としてのキャリア形成を支援していく機能の充実を図ることがあげられている。【今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)P16:PDF

2.○:セルフ・キャリアドックの実施を通じ、企業としての人材活用目標と従業員一人ひとりのキャリア目標とを調整していくことで、企業の活力・生産性向上と従業員のキャリア充実を両立することにつながる。【「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開P4:PDF

3.×:出典は不明であるが、キャリア形成を主眼においたキャリアコンサルティングの面談と、目標管理制度における業績評価のための面談とは、区別した方が良い。面談者の役割は、支援をすることと評価をすることでは異なる。

4.○:出典は不明であるが、社内ネットによるキャリア情報へのアクセスは、キャリアコンサルティングの普及活動に有効である。

問49.環境への叩きかけの認識及び実践

 支援の基本姿勢からアプローチしましょう。

1.×:個人の主体的なキャリア形成は、個人と環境との相互作用によって培われるため、個人に対する支援だけでは解決できない環境の問題については、環境への働きかけが必要である。【キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目P6:PDF

2.×:意思に関わらず自らの判断に基づいて、は不適切である。

3.○:環境への働きかけは、人事部門との協業や、経営層への提言も含まれる。【キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目P6:PDF

4.×:キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングの契約関係にある組織等と相談者との間に利益が相反するおそれがある場合には、事実関係を明らかにした上で、相談者の了解のもとに職務の遂行に努めなければならない。【キャリアコンサルタント倫理綱領第11条:PDF

問50.自己研鑽及びキャリアコンサルティングに関する指導を受ける必要性の認識

 「のみ」や「しなくてはならない」という表現には気をつけましょう。正答判断は比較的容易な問題でした。

A.○:キャリアコンサルタント自身が自己理解を深めることと能力の限界を認識すること の重要性を認識するとともに、常に学ぶ姿勢を維持する必要があるが、そのためにスーパービジョンは有効である。【キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目P7:PDF

B.×:スーパービジョンはスキル向上のみならず、人間理解の重要性を認識することにもつながる。【キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目P7:PDF

C.×:同じスーパーバイザーだけに依頼する必要はない。セカンドオピニオン的なスーパーバイザーの活用も有効である。

D.○:スーパービジョンの目的と言える。

参考文献・資料

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年)

今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)(PDF)

「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開(PDF)

キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目(PDF)

キャリアコンサルタント倫理綱領(PDF)

全50問の目次