第16回問41~問45の解き方

第16回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

問41.自己理解の支援

 自己理解を支援する、アセスメントツールに関する問題です。選択肢1と2の内容が同じため、このどちらかが不適切なのでは、という推測も出来た問題ですが、消去法でアプローチしましょう。

1.×:東大式エゴグラム(TEG)は、バーンの交流分析理論に基づいて、性格特性と行動パターンを把握する性格検査である。価値観、興味、関心を測定するものではない。【サクセスベル

2.○:キャリア・インサイトの職業適性診断コーナーでは、能力、興味関心、性格・価値観の診断を受けることができる。【厚生労働省:PDF

3.○:内田クレペリン検査は、次の作業だけによって受験者を測る心理検査である。簡単な一桁の足し算を合計30分間行い、全体の計算量、1分毎の計算量の変化の仕方と誤答から、受検者の能力面と性格や行動面の特徴を総合的に測定する。【内田クレペリン検査

4.○:YG性格検査は、質問に対する回答から得られた12の尺度を複合的に見て、「情緒特性」「人間関係特性」「行動特性」「知覚特性」の4つの特性について、受検者の特徴を判断する。【日本心理テスト研究所

問42.仕事の理解の支援

 ハローワークインターネットサービスの2020年1月に行われたサイトリニューアルにより、新たに追加された機能についてが問われました。また、求人情報の更新頻度などは意外に思われた方もいるかもしれません。知らなかったことは、インプットしておきましょう。

1.×:ハローワークで受理された最新の求人情報を、概ね30分毎に更新している。【ハローワークインターネットサービス

2.×:「障害のある方のための求人(フルタイム・パート)」を検索することができる。【ハローワークインターネットサービス

3.○:2020年1月の大幅なサイトリニューアルによる新たな機能追加の内容である。事前にインターネット上で求職申込みの仮登録をすることができる。【ハローワークインターネットサービス

4.×:ハローワークインターネットサービスは、基本的に24時間利用ができる。【ハローワークインターネットサービス

2020年のサイトリニューアルで行われた、ハローワークインターネットサービスの改良点については、次のページでまとめと問題を作成しています。また、第16回までは出題はないものの、「職業情報提供サイト」の出題が今後予想されます。備えましょう。

職業情報提供サイトや他の改訂サイト【まとめと問題】

問43.自己啓発の支援

 学校教育制度及びキャリア教育の出題範囲ではなく、自己啓発の支援(啓発的体験)の出題範囲から、インターンシップが出題されました。

初出の資料からの出題で、やや細かな内容も出題されましたが、インターンシップの趣旨に照らしてアプローチしましょう。

 インターンシップの更なる充実に向けて議論のとりまとめ

1.×:インターンシップに求められる要素は、「就業体験を伴う」ことであり、就業体験を伴わないプログラムについては、インターンシップと称さず、実態に合った、セミナーや説明会などの名称を用いる。【P8】

2.○:インターンシップの定義として適切である。【P7】

3.○:資料に記述は見当たらないものの、インターンシップの意義、内容として適切である。

4.○:長期間であれば、より高い教育的効果が期待でき、5日間以上の実習期間を担保することが望ましい。【P10】

問44.意思決定の支援

 目標設定に関する出題ですが、選択肢の一部は、問34と似たような出題内容でした。同じく、木村先生の著書からの出題です。従来からの傾向ですが、システマティック・アプローチについては、木村先生の著書をよく確認しておきましょう。

1.×:必要に応じて、カウンセラーとクライエントが契約書を取り交わすこともある。【木村先生P289】

2.○:カウンセラーは、クライエントが自分と一緒に、目標に到達しようしているかを確認する。【木村先生P289】

3.×:目標設定は、固定的なものではなく、変更可能である。【木村先生P288】

4.×:目標は、明確に宣言され、かつ到達可能であるとき人を最も動機づける。【木村先生P288】

問45.方策の実行の支援

 やや判断の難しい選択肢もありましたが、支援の基本姿勢からアプローチしましょう。

1.×:主語が「キャリアコンサルタント」である点が不適切である。

2.×:クライエントが実行しやすいように一つに絞る、という視点は不適切である。

3.×:目標達成のため、別の専門家や機関の助けを借りることは当然にありうる。

4.○:直接の言及ではないものの、木村先生の著書には、「方策がクライエントの欲求、価値観、置かれた状況に反する場合には、それらに合うように変更する必要がある」としている。【木村先生P291】

参考文献・資料

サクセスベル

厚生労働省

内田クレペリン検査

日本心理テスト研究所

ハローワークインターネットサービス

インターンシップの更なる充実に向けて議論のとりまとめ(PDF)

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年) 

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