【技能検定】第23回問41~問45の解き方

第23回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。試験対策にお役立てください。

問41.「仕事理解」支援

 数字そのものズバリが問われるのは珍しいケースですが、有効求人倍率は覚えておきましょう。なお、有効求人倍率は一般職業紹介状況(厚生労働省)によって発表されます。

正答:3

2018年平均の有効求人倍率は1.61倍で、前年に比べて0.11ポイント上昇した。【厚生労働省

2019年平均の有効求人倍率は1.60倍と高い水準であったが、2020年平均の有効求人倍率は1.18倍と0.42ポイント低下した。【厚生労働省

問42.キャリア形成、キャリアコンサルティングに関する教育、普及活動

 やや不思議な設問でした。選択肢2のみ、用語の定義を問う問題で、それ以外は支援の基本姿勢からアプローチすることが出来る問題でした。

1.×:管理者に代わり面接を実施することは不適切である。

2.○:リカレント教育とは、学校教育を、人々の生涯にわたって、分散させようとする理念であり、我が国では、一般的に、働きながら学ぶ場合、心の豊かさや生きがいのために学ぶ場合、学校以外の場で学ぶ場合もこれに含めている。

3.×:人事部門やキャリアコンサルタントではなく、上司、管理監督者が部下のキャリア開発についての責任を負う。

4.×:個人情報以外の一般的な情報の公開はむしろ積極的に行う。

問43.キャリア形成、キャリアコンサルティングに関する教育、普及活動

 こちらも支援の基本姿勢から常識的にアプローチすることが出来る問題です。

1.×:これらをむしろすべきである。

2.○:経営者や管理者の理解が必要である。

3.○:人事制度への提案も、環境への働きかけとして重要である。

4.○:キャリア教育への積極的な関わりが必要である。

問44.環境への働きかけの認識と実践

 問14に続き、セルフ・キャリアドックの問題が出題されました。キャリアコンサルタントの役割、組織への働きかけの姿勢に照らして判断すれば、容易に判断できる選択肢ばかりでしたが、選択肢2はその意図がよくわかりませんでした。

1.×:セルフ・キャリアドックは、転職や離職を促進するものではなく、従業員にも企業にもメリットがあるため、正しい理解を得るために普及啓蒙を図る。

2.×:セルフ・キャリアドックは従業員とキャリアコンサルタントが一対一で面談を行うことで、個別の従業員の課題を整理し、解決を支援する。なお、「人事考課面談に従うよう」の意図するところが不明である。

3.×:社内の意識醸成を図り、導入の働きかけを行う。

4.○:守秘義務やプライバシー保護に留意しつつ、組織全体で、個別従業員および組織の課題を解決するのことが、セルフ・キャリアドックの目的の一つである。

問45.環境への働きかけの認識と実践

 支援の基本姿勢からアプローチしましょう。

1.○:キャリアコンサルタント倫理綱領においても、明記されている。「キャリアコンサルタントは、より質の高いキャリアコンサルティングの実現に向け、他の専門家とのネットワークの構築に努めなければならない。」【キャリアコンサルタント倫理綱領第4条:PDF

2.○:人事制度や能力開発のための教育訓練制度などの提案は環境への働きかけに含まれる。

3.○:本人の了解や守秘義務を遵守したうえで、面談前後に本人の周囲にヒアリングを行うことは有効である。

4.×:経営トップのコミットメントや理解とともに、人材育成ビジョン・方針の策定が必要である。

参考文献・資料

厚生労働省

キャリアコンサルタント倫理綱領(PDF)

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