【技能検定】第23回問46~問50の解き方

第23回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。試験対策にお役立てください。

問46.ネットワークの認識と実践

 いずれも支援の基本姿勢からアプローチすることができますが、選択肢4の治療と仕事の両立は、昨今のキャリア形成上の大きな課題の一つであり、キャリアコンサルタントが果たす役割も重要なテーマです。

1.×:育児休業者の職場復帰支援について、キャリアコンサルタントの関与は当然ありうる。

2.×:他組織の事例をそのまま活用するための勉強会への参加やネットワークの構築は最も有効な活動ではないし、適切とはいえない。

3.×:外部のキャリアコンサルタントのネットワークの活用も検討すべきである。

4.○:治療と仕事の両立支援においては、両立支援にかかわる関係者間の連携が重要である。

問47.自己研鑽・スーパービジョン

 技能検定では毎回、スーパービジョンについての出題があります。「スーパーバイザー」が指導をする者、「スーパーバイジー」が指導を受ける者です。

1.○:自己流に陥らないよう、十分に経験があるキャリアコンサルタントに対しても指導を行う。

2.×:個人的な問題を優先的に扱うことは適切とはいえない。

3.○:スーパーバイザーの役割として適切である。

4.○:スーパービジョンの内容として適切である。

問48.キャリアコンサルティングの役割の理解

 冒頭の第1科目の出題範囲からの出題です。冒頭部分でもお伝えしましたが、前半において第1科目の出題数が少なかったのは、こちらで出題があるためだったと思われます。

1.○:グループワークや、研修、広報・普及啓蒙もキャリアコンサルタントの活動に含まれる。

2.○:キャリアコンサルティングとは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいう。【職業能力開発促進法第2条

3.×:キャリアコンサルタントは医師ではないため、治療を行うことはできない。医療機関等へリファーする。

4.○:キャリアコンサルタントは、自己の身分や業績を過大に誇示したり、他のキャリアコンサルタントまたは関係する個人・団体を誹謗・中傷してはならない。【キャリアコンサルタント倫理綱領第6条:PDF

問49.キャリアコンサルティングを担う者の活動範囲と義務

 冒頭の第1科目の出題範囲からの出題です。いずれの選択肢もキャリアコンサルタント倫理綱領に根拠を求めることが出来る問題です。

 キャリアコンサルタント倫理綱領

1.×:キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを行うにあたり、自己の専門性の範囲を自覚し、専門性の範囲を超える業務の依頼を引き受けてはならない。【第8条】

2.×:キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを実施するにあたり、相談者の自己決定権を尊重しなければならない。【第9条】

3.×:相談者に対する支援だけでは解決できない環境の問題や、相談者の利益を損なう問題等を発見した場合には、相談者の了解を得て、組織への問題の報告・指摘・改善提案等の環境への働きかけに努めなければならない。【第11条】

4.○:想定される問題やリスクとして、倫理綱領第11条に次の行動規範の記載がある。キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングの契約関係にある組織等と相談者との間に利益が相反するおそれがある場合には、事実関係を明らかにした上で、相談者の了解のもとに職務の遂行に努めなければならない。【第11条】

問50.キャリアコンサルティングを担う者の活動範囲と義務

 冒頭の第1科目の出題範囲からの出題であり、本問もキャリアコンサルタント倫理綱領に根拠を求めることが出来る問題でした。

 キャリアコンサルタント倫理綱領

1.×:キャリアコンサルタントは、相談者を国籍・性別・年齢・宗教・信条・心身の障害・社会的身分等により差別してはならない。【第3条】

2.×:終了後ではなく、事前に了解を得る。

3.○:守秘義務の順守は、キャリアコンサルタント倫理綱領にも規定されている。【第5条】

4.×:信頼関係も失われ、第1条の基本的理念や第2条の品位の保持にも反する状況である。キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを行うにあたり、人間尊重を基本 理念とし、個の尊厳を侵してはならない。【第1条、第2条】

参考文献・資料

職業能力開発促進法

キャリアコンサルタント倫理綱領(PDF)

全50問の目次