グループアプローチの技能・知識【一問一答】

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(全10問)

Q1.構成的グループ・エンカウンターにおけるリーダーシップには、私的感情交流を促進するものと、公的役割関係を促進するものの2種類があり、構成的グループ・エンカウンターでは、公的役割関係を促進するよう、リーダーシップを発揮しなければならない。

A1.×:けじめはつけつつも、私的感情交流を促進するようにリーダーシップを発揮しなければならない。【木村先生④P320、⑤P314】

Q2.構成的グループ・エンカウンターは、若者を対象とした、学校の進路指導での実施は避けた方が良い。

A2.×:学校進路指導などにおけるエクササイズ集が開発されている。【木村先生④P321、⑤P315】

Q3.エクササイズに取り組んだ結果のシェアリングにおいては、リーダーは解釈、分析を率先して行うことに留意する。

A3.×:解釈、分析、批判ををしないこととし、あくまでメンバーの中に生じた体験を共有させ、自己開示を促進させることが求められる。【木村先生④P322、⑤P316】

Q4.グループアプローチにおいては、自己開示を促進するため、グループメンバーにルールを設けるべきではない。

A4.×:インストラクションにおいて、ねらい、目的の明確化とともに、ルールを徹底させる。また、デモンストレーションをして見せる。【木村先生④P322、⑤P316】

Q5.構成的グループ・エンカウンターにおいては、リーダーはいかなる場合も介入を行うべきではない。

A5.×:「いかなる場合」は要注意ワード。ルールが守られていない場合などは、グループを軌道に乗せるために介入する。【木村先生④P323、⑤P317】

Q6.グループエンカウンターのルールには、守秘義務、非難したり批判的・評価的発言をしたりしない、沈黙の自由は認めない、エクササイズを強要しないといったものがある。

A6.×:沈黙の自由を認め、沈黙の自由を守るために発言を強要しない。【ジルP120】

Q7.構成的グループエンカウンターのプログラムの構成について、國分康孝は「ペンネーム」によるエクササイズを提案している。

A7.○:肩書や実名をとって、心理的に自由になって本音と本音の交流を促進することを目的としている。なお、ほかにはリチュアル(儀式)、全体シェアリング、役割遂行をあげている。【ジルP121】

Q8.グループのサイズは、人間関係と感情交流の深化のため、常に5人以下の少人数で行うべきである。

A8.×:常に5人以下の少人数ということではなく、グループ・ワークの目的や参加者の特徴によって決める。【木村先生④P327、⑤P321】

Q9.構成的グループ・エンカウンターの特徴は、エクササイズを介して参加者の知識やスキルの開発を行うことである。

A9.×:メンバーがエクササイズを介して自己開示することであり、エクササイズのねらいには、自己理解、自己受容、自己表現・主張、感受性、信頼体験、役割体験の6つがあるとしている。【木村先生④P321、⑤P315】

Q10.ワークショップで用いられる手法の一つである、ワールドカフェは初対面の緊張感をほぐすため、他己紹介やニックネーム付けなどのゲーム的な要素を取り入れることである。

A10.×:説明はアイスブレイクのことであり、ワールドカフェはカフェのようなリラックスした空間で少人数による自由な対話を行い、時々テーブルのメンバーをシャッフルしながら、アイデアを集め、共有する手法である。

(全10問)