【第21回対策】問31~問40の解説

第21回対策「みん合☆総仕上げ模試」正答と解説

問31.中高年期を展望するライフステージ及び発達課題の知識

正答:3

1.○:適切である。なお、この時期の重要な対人関係の範囲は「母性的人間」である。

2.○:適切である。なお、この時期の重要な対人関係の範囲は「学校内の人間」である。

3.×:「同一性対同一性拡散」が心理社会的危機となるのは青年期である。同一性とは「アイデンティティ」のことであり、エリクソンはこの時期を特に重視している。なお、青年期の重要な対人関係の範囲は「仲間グループ」である。

4.○:適切である。なお、この時期の重要な対人関係の範囲は「人類や自分らしさ」である。

発達課題については、楽習ノートプラスにまとめをご用意しています。

発達課題のまとめ

問32.人生の転機の知識

正答:2

1.○:人それぞれがその人独自の転機を経験しているとしている。

2.×:「準備→遭遇→適応→安定化」の順序でのサイクルである。

3.○:ブリッジスのトランジションの特徴の法則の一つである。

4.○:ラザラスとフォルクマンは、転機がもたらすストレスへの対処として、情動的な苦痛を軽減するための情動中心の対処、問題自体を処理して状況を変えていく問題中心の対処があるとした。【渡辺先生P189】

問33.個人の多様な特性の知識

正答:4

 令和4年版高齢社会白書

1.○:労働力人口総数に占める65歳以上の者の割合は13.4% と上昇し続けている。【P20】

2.○:男性の就業者の割合は、65~69歳で60.4%となっており、半数以上が働いている。【P23】

3.○:従業員31人以上の企業約16万社のうち、高年齢者雇用確保措置を実施済みの企業の割合は99.9%となっており、希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は80.4%となっている。【P25】

4.×:最も多いのは、「働けるうちはいつまでも」である。【P24】

問34.個人の多様な特性の知識

正答:3

 事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン

1.○:労働者本人から支援を求める申出が必要である。【P3】

2.○:個別事例の特性に応じた配慮が必要である。【P3】

3.×:労使協定により、1時間単位での年次有給休暇の取得が可能である(上限は1年で5日分まで)。【P5】

4.○:就労によって、疾病の増悪等が生じないよう、就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮、深夜業の回数の減少等の適切な就業上の措置や治療に対する配慮を行うことが就業の前提となる。【P3】

問35.カウンセリングの技能

正答:2

1.○:適切である。

2.×:カウンセラーは自己一致しており、クライエントは自己不一致の状態で不安な状態にある。

3.○:適切である。

4.○:適切である。

問36.グループアプローチの技能

正答:4

1.○:なお、ベーシック・エンカウンター・グループは、ロジャーズが創始した。

2.○:何をどうするのか、リーダー自身が実演して見せることがある。

3.○:構成的グループ・エンカウンターの特徴である。

4.×:リーダーが留意することは、解釈や分析、批判はせずに、あくまでもメンバーの中で生じた体験を共有させることが大切である。

問37.キャリアシートの作成指導及び活用の技能

正答:4

1.○:ジョブ・カードの活用方法として適切である。

2.○:ジョブ・カードには、職業能力証明の役割と、生涯を通じたキャリア・プランニングの役割がある。

3.○:「職業能力証明シート」には、免許・資格シート、学習歴・訓練歴シート、訓練成果・実務成果シートがある。

4.×:「キャリア・プランシート」には、将来の目標とする職業、職務、働き方、習得・向上すべき能力等を実現するための職業生活設計を記載する。問題文は、「職務経歴シート」の内容である。

問38.相談過程全体の進行の管理に関する技能

正答:4

1.×:これは自己理解の支援である。

2.×:これは啓発的経験の支援である。

3.×:これは仕事理解の支援である。

4.○:意思決定の支援は相談の過程を経て、選択肢の中から相談者が自ら選択していくことを支援する。

キャリアコンサルティングの基本的な流れ:自己理解→仕事理解→啓発的経験→意思決定→方策の実行→仕事への適応

問39.相談場面の設定

正答:3

1.○:親和関係とは、ラポールやリレーションが構築された関係のことである。

2.○:カウンセラー自身の態度なども重要である。

3.×:最終的な決定は、相談者が行う。

4.○:非言語情報もまた、クライエントの貴重な情報源である。

問40.自己理解の支援

正答:3

労働政策研究・研修機構

1.○:中学生や高校生に適しているが、職業理解がまだ深まっていない大学生にも活用できる。

2.○:実施に40~45分、採点を含めると約1時間である。

3.×:職業興味を測定するA検査(RIASEC)、基礎的志向性を測定するB検査、職務遂行の自信度を測定するC検査から構成されており、プロフィールはパーセンタイル順位で表される。

回答方法について

A検査(興味)は「やりたい」、「どちらともいえない」、「やりたくない」の三段階で回答し、B検査(基礎的志向性)は、「あてはまる」、「あてはまらない」の二段階、そしてC検査(自信度)は、「自信がある」、「どちらともいえない」、「自信がない」の三段階で回答する。

4.○:職業への興味関心の基礎となる、対データ、対ヒト、対モノの志向性を測定する。

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