ロジャーズの理論

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理論の概要

ロジャーズの理論=「自己成長論」と呼ばれる

・カウンセリングの代表的な3つのアプローチ

種類 内容
精神力動論的立場 「過去から解放されるアプローチ」。フロイトの精神分析
認知行動論的立場 「練習するアプローチ」。問題解決志向、症状除去志向。エビデンス・ベースト
自己成長論的立場 「気づきと学びのアプローチ」。ロジャーズのクライエント中心療法。マズローの自己実現論。人間性心理学。傾聴を重視。すべての生命体には「実現傾向」

理論家のプロフィールや背景

従来の診断やアドバイス中心 クライエントの自己探求を援助、傾聴を中心の姿勢




ロジャーズの理論

ロジャーズの理論の発展
非指示療法時代  1940年代。CL自らの成長を信じ、「非指示的」なかかわりを中心にとらえる
クライエント中心療法時代 1950年代。カウンセラーの技術や技法よりも、「態度」を重要性を説いた
パーソンセンタード・アプローチ時代  1960年代~1970年代半ば。人間性回復運動を展開した「パーソンセンタード・アプローチ」時代
 スピリチュアル志向のカウンセリング時代  カウンセラーの直観を重要視する「スピリチュアル志向のカウンセリング」時代
ロジャーズの人格理論

あらゆる生命体は実現傾向を持っているが、他者からの「承認の条件」に縛られて生きるため、ありのままの自分でいることが難しくなり、自己概念と経験との間にズレ(不一致)が生じることになる

クライエントに変化を起こす条件
①心理的接触 CLとカウンセラーの間にのつながりが生じている
②不一致 自己概念と経験が不一致の状態=傷つきやすい不安な状態
③一致 カウンセラーは自己概念と経験が一致している
④無条件の肯定的配慮、受容 「ただそのままを受けとめる」こと
⑤共感 クライエントの「内的準拠枠」を共感的に理解している
⑥共感と受容に対するCLの認識 共感的理解と無条件の肯定的配慮を経験していることが伝わっている

・カウンセラーの「3つの条件」

①無条件の肯定的配慮(受容

②共感的理解共感

一致

「オウム返し」という誤解

・カウンセリングの方法の中心 傾聴

・傾聴の中で最も頻繁に使われるのは、「伝え返し(reflection)」

・感情の伝え返し 理解の確かめや受け取りのチェック

・伝え返し技法の本質は、クライエントの体験世界の「」になること

「傾聴」の意味

・「治療的な関係をしばらくの間経験したクライエントの変化は、セラピストの態度を反映したものになっていく。クライエントは相手が自分の感情に受容的に傾聴していることに気づくにつれて、少しずつ自分自身に耳を傾けるようになっていく。」

事例と介入方法

傾聴を中心に、クライエントの気持ちをそのまま受け止める。

効用と限界
効用 自己選択、自己決定により人生が本当に変わりはじめる
限界 クライエントの自己探索が弱い 堂々巡りと面接(治療)の長期

 フォーカシングの要素の取り入れや面接回数の限定など。