【技能検定】第23回問36~問40の解き方

第23回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。試験対策にお役立てください。

問36.相談過程全体のマネジメント・スキル

 判断の難しい選択が複数あり、「捨て問題」でもやむを得ないでしょう。コーヒーカップモデルはしっかりと確認しておきましょう。

1.×:文章の内容は、ブリーフセラピーの内容である。【ジルP141】

2.○:リレーションづくり→問題の把握→問題解決の3段階は、國分康孝のコーヒーカップ・モデルである。【木村先生P283】

3.×:分析、統合、診断、予後、処置、追指導の6段階を経て行われるのは、ウィリアムソンの特性・因子カウンセリングである。【木村先生P54】

4.×:システマティック・アプローチは、開始、問題の把握、目標の設定、方策の実行、結果の評価、終了のプロセスをとる。【木村先生P285】

問37.相談場面の設定

 支援の基本姿勢からアプローチしましょう。

1.×:相談初期においては、情報収集よりも、リレーション(ラポール)作りを優先する。【木村先生P285】

2.×:本人を取り巻く環境もアセスメントの対象となる。

3.×:相談初期の段階で、職場環境に問題があると考えるのは適切ではない。

4.○:精神疾患が疑われる場合には、専門機関へのリファーを検討することは適切である。

問38.「自己理解」支援

 出典は不明ですが、外国人への支援の視点から、消去法でアプローチしましょう。一般的なレベルで回答すれば良いのかもしれませんが、やや客観性に欠ける問題であると感じました。

1.×:外国人であることの影響は、あらかじめ確認すべきである。

2.×:文化的背景や慣習の違いによる影響を受けることがある。

3.○:図形や記号によれば、文章よりは影響を受けにくいと思われるが、受けないわけではないので注意が必要である。

4.×:日本語がわかるにも幅があり、日本人に実施したときと同程度の正確な結果が得られるとは限らない。

問39.「自己理解」支援

 厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)に関する出題は、両試験で頻出です。15種類の検査で9つの適性能を測定すると覚えておきましょう。

1.○:厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)は、11種の紙筆検査と4種の器具検査からなり、器具検査では手腕作業検査や指先器用検査ができる。【労働政策研究・研修機構

2.×:職業興味と基礎的志向性を測定することができるのは、職業レディネス・テスト(VRT)である。【雇用問題研究会

3.×:厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)で測定することができるのは、9つの適性能である。【労働政策研究・研修機構

4.×:15種類の下位検査から9つの適性能が測定される。【雇用問題研究会

問40.「仕事理解」支援

 両試験でよく出題される内容です。選択肢4の内容については、ハローワークインターネットサービスのリニューアルにより、出題内容とサイトの内容での不整合が生じていますのでご注意ください(2020年1月以降)。

1.×:職業理解とは、職業、産業、事業所、雇用・経済・社会状況を理解することである。【木村先生P89】

2.○:職業を理解する第一歩として木村先生の著書に記載されている内容である。【木村先生P89】

3.○:厚生労働省編職業分類は、大分類、中分類、小分類、細分類の4つに分類されているのに対して、日本標準職業分類は、大分類、中分類、小分類の3つに分類されている。【木村先生P89】

4.※:【注意】試験実施当時の内容では適切な内容であったが、ハローワークインターネットサービスは2020年1月に大規模なサイトリニューアルが行われ、リニューアル後には「職業解説」の掲載は無くなった。なお、厚生労働省編職業分類はある。【ハローワークインターネットサービス

追記:職業解説の掲載が無くなった後、3月に職業情報提供サイト(日本版O-NET)が開設された。

このサイトには、約500の職業情報が掲載されており、無料で検索・活用できるため、企業の皆様の人材戦略、学生・社会人の皆様のキャリア形成(学び・職業選択など)等に幅広く活用することができる。

職業情報提供サイト(日本版O-NET)

参考文献・資料

職業相談場面におけるキャリア理論及びカウンセリング理論の活用・普及に関する文献調査(労働政策研究・研修機構2016年)

キャリアコンサルティング理論と実際5訂版木村周著(雇用問題調査会2018年)

労働政策研究・研修機構

雇用問題研究会

ハローワークインターネットサービス

職業情報提供サイト(日本版O-NET)

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