特性因子理論

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理論の概要

人が持つ「状況を通じて一環した特徴」 特性(trait)といい、個人差や個性についてを職業や進路選択で活用する。

・その人らしさ 一貫性 

・他の人との違い 多様性

理論家のプロフィールや背景

・特性因子理論の源流

ゴールトン(イギリス) 個人差研究。ダーウィンの従弟で進化論に影響され、遺伝的特性や個人差の先駆的研究
ビネー(フランス) 個人心理学。個人差のみならず、質的差異や能力の独自性に関心を持ち、世界初の知能検査を開発

1930年ごろには知的側面のみならず、性格・興味・価値観などを含む研究に発展。

ローとウィリアムソンの理論

ローの理論

早期決定論 パーソナリティ発達の理論、②職業分類

幼少期の家庭環境や養育態度 将来の職業選択を方向づける

子どもに対する雰囲気 温かい
冷たい など
保護者の態度 情緒型(過保護、個人の過剰欲求)
拒否型(無関心など)
受容型(対等に愛情をもって育てられる)

 子供の将来の仕事態度、職業興味に影響する

 人との交流が多い職業か、少ない職業かの2軸で職業を分類という視点をもたらした

ウィリアムソンの理論

パーソンズの職業選択の理論の流れをくみ (パーソンズについてはこちらへ)、精神分析とは異なる臨床支援として「カウンセリング」を理論化した。

ステップ 内容
分析 analysis クライエント情報の収集
統合 synthesis クライエントの強み、弱みなどの特性や問題を明確化
診断 diagnosis クライエントの問題の原因や要因を検討
カウンセリング counseling 選択可能な行動や適応をクライエントに示唆
フォローアップ follow-up カウンセリング後に連絡、必要に応じてサポート




人間観

特性は… 知性・性格・適性・技能・興味・価値観・志向が含まれる
人の行動を特徴づけるもの
心理検査のようなアセスメントツールで測定できる
プロフィールを作成できる

事例と介入方法

特性因子理論 「丸いくぎは丸い穴に」の「適材適所」の考え方。職場への不適応は人と環境の特性のマッチングの不適応にあると考える。

・介入のステップ

①クライエントと良い関係を築く
②目標を明確化する
③その目標達成に役立つアセスメントツールを選ぶ
アセスメントを実施する
⑤④の結果と解釈をクライエントにフィードバックする
⑥④に基づいて、どんな選択肢があるのかを特定できるように援助する
⑦選択肢の理解や順位付けができるよう情報収集を援助する
意思決定を援助する

・医学的モデルに似たカウンセリング

データの収集(検査) 心理検査のようなアセスメントツールの利用
②多くの情報(原因究明) 対処のための手段や方略を示唆
③クライエントへの支援(治療) ①の結果の分析や解釈に基づいて実施

効用と限界、最近のトレンド

効用 ①客観的なアセスメント
  ②個人間比較や個人内比較
  問題の早期発見と明確化、効果測定
限界 決め付けや変化可能性の軽視、さらには差別や偏見につながる可能性

・最近のトレンド

5因子モデル(ビッグファイブモデル)が注目されている。

5因子(ものさし) 外向性②愛着性③統制性④情動性⑤遊戯

 これらは人種や性別を超えて比較検討ができる