キャリアコンサルタントの登録方法

新国家資格「キャリアコンサルタント」について、明確になったことからまとめます。

まず「新国家試験」の方法、内容、時期はについては昨日の時点では、具体的なことはわからず、登録試験機関の発表までにとどまりました。

登録試験機関には、下記が指定されました。

特定非営利活動法人日本キャリア開発協会(JCDA)
特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会

この2団体により新国家試験が行われることになります。前者はCDA、後者は技能士に強い特徴がありますが、それぞれの試験はどのようになるのでしょうか。

例えば、同じく国家試験のFP(ファイナンシャルプランナー)技能士の試験も実施団体は2団体で行われており、一次試験は共通、二次試験は別々の試験内容です。キャリアコンサルタントはどうなるのでしょうか。FPと同様に二次試験の内容に団体の特徴が出る(二次試験が異なる)可能性が高いのではないかと、素人ながら予測してしまいます。

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そして、より明確になったのは、CDA等の資格保有者のキャリアコンサルタントへの登録方法についてです。こちらは登録申請も4/1よりスタートしました。

平成 28 年3月までに、キャリアコンサルタント試験と同等以上のものであって厚生労働大臣が指定する試験(現行のキャリア・コンサルタント能力評価試験等)に合格 した方は、平成 28 年4月から5年間の間に上記の登録を行っていただくことで、キャリアコンサルタントを名乗ることができます 。 

国家資格キャリアコンサルタントWEBサイトより

この平成28年4月から5年以内に登録を行うことで、国家資格「キャリアコンサルタント」を名乗ることができます。なお、こちらはCDAの登録がなくても、認定試験合格証をもって登録することができます。

ですから、今回の制度改正で、CDA登録は無くてもキャリアコンサルタントになる、という道が出来たことにもなります。

登録手続き

手続きは郵送またはWEBで行うことができますが、WEBについては平成28年5月上旬からの予定ですから、まずは郵送からスタートです。

必要な書類

①キャリアコンサルタント登録申請書

②登録免許税の収入印紙9,000円

③経過措置対象の試験の合格証・修了証の写し

 CDAの方はCDA資格認定試験の合格証明書

④住民票など、氏名、住所が確認できる公的証明書の写し

⑤キャリアコンサルタント登録申請補足資料

必要な書式、書類のデータは国家資格キャリアコンサルタントWebサイトで入手することができます。

この数か月は申請者が混み合い、登録に時間がかかるかもしれませんので、業務等で「キャリアコンサルタント」を名乗る必要のある方は、特に早めに登録されるのが良いでしょう。

あくまで、名称独占資格です

名称独占資格ゆえ、キャリアカウンセリング、就職相談等の業務遂行には資格の有無は直接的には全く関係ありません。「キャリアコンサルタント」と名乗ったり、名刺に刷り込んだりするためには登録が必要になります。

そうでない方には特に急ぐ必要はないのかもしれませんが、「キャリアコンサルタント」の資格保有が仕事受注の要件になることもあるでしょうから、早速、登録申請をしてみます。

             

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