統計資料はどの版をチェックするか?

第8回キャリアコンサルタント試験の受験申請が始まりました。期間は年度末を挟んで、皆さんお忙しい時期にあっという間に過ぎていきますので、各登録試験機関でよくご確認の上、お早めに受験申請を済ませましょう。

協議会】2018年3月26日(月)~2018年4月9日(月)

JCDA】 2018年3月22日(木) 〜 2018年4月10日(火)

申請を済ませたらいよいよ本格的な試験対策です。私も新しいコンテンツが提供できないかといろいろ企画していますが、その中で今日特に考えたのは…。統計資料の版(バージョン)についてです。

2大頻出資料は特に注意!

労働経済の分析と能力開発基本調査は2大頻出資料です。最近はどちらも毎回出題されています。

ただし、これらの統計資料は毎年新版が登場する、受験生泣かせな資料でもあります。統計の数値は一年位で劇的に変わるということは滅多にありませんが、特に労働経済の分析は、収載される内容自体が変わりますので、なるべくならば、出題が予想される版(バージョン)をあらかじめ熟読しておきたいところです。

出題と発表日程の関係

そこで…、この2大資料について、これまでの試験日程と出題された版(バージョン)、その版(バージョン)の発表日程との時期の関係を整理してみました。

まずは、「労働経済の分析」から。

 試験回 試験日程 出題された版 資料発表
第1回 平成28年8月 直接明記の出題無し  
第2回 平成28年11月 直接明記の出題無し  
第3回 平成29年2月 平成28年版 平成28年9月
第4回 平成29年5月 平成28年版 平成28年9月
第5回 平成29年8月  平成28年版 平成28年9月
平成25年版 平成25年8月
第6回 平成29年11月  平成28年版 平成28年9月
平成26年版 平成26年9月
第7回 平成30年2月 平成28年版 平成28年9月

なお、最新の平成29年版は、平成29年9月に発表されていますが、未出題です。

第3回から第7回まで連続出題されていますが、平成28年版の出題が続いています。困ったことにさらに過去の年版からも出題されていますが、まだ平成29年版は出題されていません

が、次回の第8回試験においては、タイミング的にも最新の平成29年版出題の可能性は十分あるでしょう。

 平成29年版労働経済の分析

早目にスマホ等に落としておいて、移動時間などにまずは眺めることをオススメしています。まずは、趨勢(トレンド)を掴みましょう。

では、最新の平成29年版だけを読んでおけば良いかというと…、平成28年版も読んでおいた方が良いと考えています。

 平成28年版労働経済の分析

もちろん、引き続き28年版がメインで出題される可能性もありますが、その主な理由は、「労働経済の分析」の最新版は、単なる新データの更新に留まらないためです。

後述の能力開発基本調査は、調査項目に変化が無ければ、単なる最新の調査結果への数値等の更新が内容となりますが、労働経済の分析は、今回のように章立てから変化があったり、世の中の流れや政策に合わせ、特集ページのような編集がなされるため、内容ががらりと変わっている部分があります。

今回の特集は第Ⅱ部という位置づけで、「イノベーションの促進とワーク・ライフ・バランスの実現」にクローズアップしています。このテーマも、見逃せないですね。

なお、必ずしも内容の継続性が重要視されているわけではないようで、平成28年版にあった記述内容が平成29年版にはごっそり無くなっている(逆もある)ということが当資料については言えます。

なので、両方見ておきましょう。すみません、省エネな提案ができずに…。

さらに過去のものについては、時間対得点の効率からすると、優先順位は下げて良いですが…。

ただ、28、29年度版は学科対策マスト資料として、まだの方はすぐに読み始めましょう。近未来のキャリコンとして、読んでおくべき内容が詰まっています。教材というよりは、マストな情報を得るための読み物として読みましょう。

能力開発基本調査はどうか?

続いて、毎年更新される頻出資料である能力開発基本調査はどうでしょうか。

 試験回 試験日程 出題された版 資料発表
第1回 平成28年8月 平成27年度版 平成28年3月末
第2回 平成28年11月 平成27年度版 平成28年3月末
第3回 平成29年2月 直接明記の出題無し  
第4回 平成29年5月 平成27年度版 平成28年3月末
第5回 平成29年8月 平成28年度版 平成29年3月末
第6回 平成29年11月 平成28年度版 平成29年3月末
第7回 平成30年2月 平成28年度版 平成29年3月末

最新の平成29年版は、平成30年3月末に発表予定です。つまり今週末の予定です。

3末発表の内容を5月試験に盛り込むのは難しい。

これまでの試験日程と出題された版(バージョン)との関係を見てみると、第4回と第5回の関係が、第8回と第9回の関係に期間的対応しています。

つまり5月は最新版(同年3末発表)のものは出題されずに、8月以降は最新版(同年3末発表)が出題される関係です。

あくまで過去の実績であって今後の確証はありませんが、3末の最新版を見て、4月に入ってから作問校正をして、5月下旬に行われる試験問題を制作するのは、日程的にも現実的ではないのではないかと考えています(実際のところはわかりませんが)。

4月から施行されることが決まっている法律、制度などは、既に内容が確定しているため、あらかじめ作問しておくことができますが、当資料は調査結果ですので、事前に内容はわからずに見越して作問することはできません。

平成28年度版を引き続きチェック!

そのため、能力開発基本調査は、今週末に発表される最新版よりも、平成28年度版の方が、第8回試験での出題可能性は高いと予測しています。

第5回~第7回の過去問解説などに掲載していますので、もう入手されているかもしれませんが、念のためPDFを貼っておきます。

 平成28年度能力開発基本調査

なお、こちらの調査は調査結果のデータ更新が主な内容であり、1年や2年では趨勢が激変することはあまりありません。趨勢、ランキング上位をチェックして、ご自身の想像と違和感があるものを中心にインプットしておくと良いでしょう。

平成28年度能力開発基本調査については、まとめと問題を楽習ノートプラスにご用意していますので、そちらもご活用ください。

楽習ノートプラス

第8回試験に向け、平成29年版労働経済の分析については特に、コンテンツ化もしていく予定です。資料の読み込みは皆さん、どんどん進めていきましょう。

第8回試験での合格を目指して、頑張っていきましょう!

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