第13回出典ランキング&受験申請をお忘れなく!

第13回キャリアコンサルタント試験(学科試験)の出題について、その出典と思われる参考書、資料、サイト等や、理解に役立つ参考資料や文献等の確認を行いました。

今回は過去最高、全200の選択肢のうち、なんと182選択肢分が判明しました。いつも150前後なので、今回は非常に高い判明率となりました。

あくまで「みん合☆調べ」で、より的確な出典や資料がサイトもあるかもしれませんが、これまでの出典なども踏まえた、独自調査の結果ですのであらかじめご了承ください。

では早速、出典ランキングです!

今回はなんと、1位は2種類ありました。同数の25選択肢分で、学科試験最頻出参考書の2点です。

 キャリアコンサルティング理論と実際(木村周著、雇用問題調査会):25選択肢分

全13回の過去問を通じて、これまでの出典ナンバーワンの参考書です。キャリア理論、カウンセリング理論(特にシステマティック・アプローチ)の教科書的な位置づけで必携書籍です。今回は出典と思われる選択肢数がやや減りました。

 新版 キャリアの心理学―キャリア支援への発達的アプローチ(渡辺 三枝子著、ナカニシヤ出版):25選択肢分

同じく第1位となったのは、こちらも頻出参考書のキャリアの心理学です。こちらはキャリア理論家ごとの章立てがされており、学問的、時代的背景などの周辺理解も深まるキャリア理論の教科書です。お好きな理論家から読解を進めてみるのも良いでしょう。

木村先生、渡辺先生の2点は、机上においていつでも参照できるようにしておきたい、キャリアコンサルタント受験生必携の参考書といえるでしょう。この2点は、テキストとして採用している養成講座もあるようです。

 平成30年版労働経済の分析(厚生労働省):8選択肢

最頻出資料である労働経済の分析。第12回では3問分(12選択肢)の出題がありましたが、今回は2問分(8選択肢)の出題でした。雇用の状況や雇用を取り巻く環境を知るための教科書であり、マストな資料の一つですが、分量が多いのが難点です。覚えようとせずに、趨勢、傾向、課題と方向性を感じましょう。

 職業能力開発促進法:7選択肢

最頻出の法令である職業能力開発促進法は、キャリアコンサルタントの法的根拠ともいえる重要な法律です。本法の重要な項目は、だいぶ出尽くされた感もありますので、これまでの過去問で該当する問題をヨコ解きするのがおすすめです。

ちなみに、職業能力開発促進法が大問(選択肢4つ分)で出題された回と問題番号は次の通りです。

 第1回問2、第4回問3、第5回問17、第7回問18、第8回問16、第9回問16、第9回問18、第10回問16、第11回問2、第11回問16

 ハローワークインターネットサービス:6選択肢

これまでにもよく出題されている、ハローワークインターネットサービスですが、現在大幅なリニューアルのためのメンテナンスが行われており、1月6日に再開の予定です。求人、求職どちらの側にとっても利便性の向上が図られるようですが、掲載されている内容等も変更が予想されます。

そのため、これまでの学科試験での出題内容や過去問解説での解説内容やリンク先URLについても再度検討、修正を行う予定です。

 独立行政法人労働政策研究・研修機構:6選択肢

同数5位は通称JILPT、労働政策研究・研修機構です。当サイトではジル資料がおなじみですが、ジル資料は除いて、具体的にはGATB、VRT、VPI職業興味検査などのアセスメントツールの紹介ページを出典としてカウントしています。

アセスメントツールについては、実際に使用する機会は受験する皆様にとっては限られますので、イメージが湧きづらいかもしれませんが、それぞれの特徴を押さえておきましょう。

なお、次点では5選択肢で、ジル資料、岡田先生の著書、男女雇用機会均等法でした。他の出典資料のランキング詳細につきましては、こちらをご覧ください。

出典参考書、参考資料の使い方

出典資料や参考資料は、まずは出題箇所、出題の内容をチェックしていきましょう。数回分の過去問を問いていくと、参考書や資料のなかから、よく出題される箇所、分野があることに気づくことでしょう。

すべての参考書や資料をじっくり精読しようとすると、時間がいくらあっても足りませんし、学ぶこと自体がシンドくなってしまうこともありますから、あくまで出題箇所の確認からしていきましょう。

もちろん、興味がありましたら、興味のある箇所をじっくり読み込むこともおすすめです。発見や気付きがあり、理解が深まるでしょう。

また、これまでの全13回の試験でよく出題されている参考書や官公庁資料、サイトなどについては、1月25日より行われるスタートUPセミナーや、サイトなどでお伝えしていきます。

過去問は、まずは直近3回分から。

まだやっていない方は最新の第13回の過去問からチャレンジしてみましょう。出典チェックや関連項目の確認には、過去問解説をご活用ください。

キャリアコンサルタント試験過去問解説のご案内

受験申請をお忘れなく!

第14回試験の受験申請は、両団体ともに1月6日までです。

キャリアコンサルティング協議会

日本キャリア開発協会

そして、まだ試験対策を始動していない方は、

受験申請を期に試験対策を本格化させましょう。

まだ間に合いますが、急ぎましょう。

2020年、合格目指して頑張っていきましょう。

応援しています。

             

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