合格者は過去問を何回分解いたのか?【第21回アンケート】

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第21回を受験したみなさんは、何回分の過去問題を解いたのか?

過去問演習が試験対策に有用なのは分かったけれど、解くべき過去問の回数は何回分くらいなのか。とても全部なんて解けませーん、といお声が聞こえてきます。

ま、ですよね…(汗)

ご質問やご相談としても多い内容です。

そこで、第21回試験のアンケートから、受験したみなさんがどのくらいの回数分の過去問を解いているのか?そして、自己採点による合格率との関係の有無について検証しましたので、結果を公開します。

過去問題は何回分やりましたか?

概ね前回に似た割合になりましたが、毎回、「4回~9回分くらい」の方が最も多いのですが、「これまでのすべて」を解いている方は11%、「10回~19回分くらい」の方が17%で、合わせて全体の3割弱ほどが、「10回分」以上の過去問演習を試験対策に活用しているようです。

そして、学習した過去問の回数と(自己採点)合格率の相関を調べてみました。

全回分やった人は98.5%合格している。

みん合☆アンケートでの全体的な自己採点合格率は90.3%と高いため、段階的な有意な差というのは見えづらいものの、やはり、回数比例的に合格率が上昇していることがわかりました。

過去問の回数 人数 合格者数 合格率
これまでのすべて(20回分) 67 66 98.5%
10回~19回分くらい 104 101 97.1%
4回~9回分くらい 244 221 90.6%
1回~3回分くらい 182 152 83.5%
過去問は特にやっていない。 13 10 76.9%

これまでのすべての過去問を学習していた方の(自己採点)合格率は98.5%でした。「これまでのすべて」の方の合格率は前回は100%だったのですが、今回は1名不合格の自己採点結果となり、ご努力が報われず大変残念でした。

次いで「10回~19回分くらい」の合格率は97.1%と高く、「4回~9回くらい」のゾーンも、合格率9割をキープしています。

最近の試験の傾向では、「10回」以上を目標にすると、安心確実な合格対策になるのではないかと思います。

また、2級技能検定の過去問活用も有用性があるように、アンケートからは読み取れました。

2級技能検定の過去問は何回分を学習しましたか?

2級技能検定の学科試験は、国家試験と試験範囲は全く同じで、出題内容、割合、順序もとてもよく似ており、内容的に境界線はなく、時事的な問題対策としても、最近の(特に25回以降)2級技能検定の活用を、みん合ではおすすめしています。

アンケートでは約5割の方が2級技能検定の過去問を利用おり、約3割の方が「3回分以上」を活用しています。2級過去問活用者の合格率との相関関係も見てみましょう。

過去問の回数 人数 合格者数 合格率
3回分以上 193 182 94.3%
2回分 62 56 90.3%
1回分 64 53 82.8%
やっていない 290 260 89.7

全体的な合格率の高さはあるものの、「3回分以上」と答えている方の合格率は94.3%と有意に高い合格率となっています。

2級学科試験はやったほうが良い、というのは断言できます。また、逆もしかりで、2級受験生は国家試験やったほうが良いというのも断言できます。

国家試験の回数と2級技能検定の回数の相関

さらに、国家試験の過去問活用回数と、2級を「3回分以上」活用した方の合格率を集計しました。

国家試験の回数 2級3回分以上 合格者数 合格率
これまでのすべて 67 66 98.5%
10回~18回分くらい 104 101 97.1%
4回~9回分くらい 244 221 90.6%
1回~3回分くらい 182 152 76.9%

「10回~18回分くらい」+「2級3回分以上」の組み合わせの方の合格率は、97.1%と非常に高いですが、「4回~9回分」+「2級3回分以上」の方の合格率も9割を越えていて、労力対効果の点で、効率が良いと言えるのかもしれません。

第21回試験では、過去問と同様か、ほぼ同様の復活問題が全11問ありましたから、多くの過去問で準備をしておくことは有効ですが皆様の時間も有限です。

まずは、国家試験「4回~9回分くらい」+2級技能検定「3回分以上」をまず目標に、過去の出題内容の理解を深めていくのが良いでしょう。

みん合☆のおすすめ

過去問をどのくらいやれば良いのか?

みん合的な一つの解としましては、2020年に出題範囲表が改訂され、両試験で出題範囲が共通化されてからの「国家試験と2級技能検定」を対策の柱とすることをおすすめします。具体的には、次の回です。

国家試験第15回~第21回の7回分
2級技能検定第25回~第29回(12月11日実施分)の5回分
全12回分

これらは、2020年以降の試験ですから、時事的な問題の劣化も少なく実践的です。また、2級の最新回は12月11日に第29回が行われます。時事問題や政府の制度や法律などについても、3月試験対策の参考になる内容が出題されると思われます。

これらの回を軸にして、あとは時間との兼ね合いの中で、傾向のあまり変わらない、「キャリアに関する理論」や「カウンセリングに関する理論」などをさらに遡り、ヨコ解きをして苦手を克服したり、得意を伸ばしたりしていくことが、戦略となるでしょう。

なお、登録試験機関で公開が終了した過去問の入手に関しましては、お気軽にお問い合わせください。

いかがでしたでしょうか。

本日の公開内容は以上となりますが、アンケートで皆様から頂いたたくさんのご感想やご意見などのお声は、後日、公開いたします。とても参考になる勉強法などが盛りだくさんです。ご期待ください。

最後になりましたが、アンケートにご協力を頂いた皆様には、あらためて御礼申し上げます。皆様の回答は、今後受験するみなさまの合格へと繋がっています。

本当に、ありがとうございました。

12月19日の合格発表が近づいてまいりましたが、みなさまの合格と合格後のご活躍を、心よりお祈りしています。

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