試験に出た官公庁資料ランキング!

学科試験対策について皆さんにお聞きしていますと、官公庁等が発表する資料系の問題対策に苦慮されているという声が聞こえてきます。そうですよね。でも、じっくり見ておくべき資料はどのくらいあるのでしょうか。実はそれほど多くはありません。

毎回のように出題され、この試験の中核を成しているような資料もあります。効率学習のため、今日はそれらを紹介します。既に過去問を解きながら確認している資料も多いかと思いますが、ご一覧ください。

今回、第1回試験から第7回試験までに出題された出典資料を全てカウントしなおしてみました。そして、出題された選択肢の数でランキングをしています。なお、出典の帰属等の判断には微妙な問題もあります。あくまで管理人調べということで、予めご了承ください。

番外編1位。

 キャリアコンサルタント倫理綱領 40選択肢

キャリアコンサルタントとしての共通意識の拠り所である倫理綱領です。資料と言って良いかわかりませんので、番外編1位としました。

きちんと読んだことがなくても支援の基本姿勢から、当ったり前じゃん、と解ける問題も多いはずですが、未見の方はボリュームも少ないのでじっくり精読を!直接倫理綱領の内容を聞く形式ではなくても、この倫理綱領を拠り所にして解く問題は、多く出題されています。

それでは、官公庁等発表の資料ランキングです。

官公庁からの資料出題ランキング!

 平成28年度能力開発基本調査 37選択肢(27年度版も含む)

平成28年度版の各調査項目の傾向、趨勢をしっかりと確認しておきましょう。特にアンケート項目のランキング1位には要注意です。平成29年度版も発表されていますが、過去の傾向からすると、平成29年度版は第9回からの出題可能性が高いです。

 今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申) 24選択肢

同数2位は二つあります。まずはキャリア教育のトピックからのこちらです。第4回を除き、毎回試験に登場の常連資料です。基礎的汎用的能力の4項目、ちゃんと答えられますか?技能検定も含め、非常によく出題されています。

 平成28年版労働経済の分析 24選択肢

この資料はボリュームがあり、全てを読むのは大変なのですが、第3回試験より毎回出題されています。平成29年版が昨年9月にリリースされており、平成29年版も要注意です。記述されているトピックが年版によって異なるため、最新のものが出題されるというわけではなく、どちらも出題の可能性があります。

 職場における心の健康づくり 労働者の心の健康の保持増進のための指針 選択肢数12

頻出の4つのケアをはじめ、企業におけるメンタルヘルスケアへの基本的な対応が学べる指針です。それほどボリュームもなく、出題内容も安定していますので、未学習の方はすぐに対策をしてしまいましょう。

 第10次職業能力開発基本計画 選択肢数9

第1回~第4回まで毎回出題されていた割には、直近3回の出題が無いために特に気になります。本計画は平成32年度までの国の人材育成の方針が記されており、今年度の試験においても必読ですが、ボリュームがありますので、移動時間などにご一読ください。

 第6位 心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き 選択肢数8 

職場復帰支援の5つのステップがとてもわかりやすく書かれたリーフレットです。読むのにそれほど時間はかかりませんので、未読の方は一読しましょう。

 同数第6位 健康づくりのための睡眠指針2014 選択肢数8

こちらは読んでいなくても、健康知識として知っている方には、悩まずに解けてしまうような設問だったのですが、第5回、第6回に連続で登場しています。

以上が、第7回試験までで8選択肢以上出題されている資料になります。これらはマストです。中でも労働経済の分析はボリュームがありますので、あまり根詰めずに暗記などをしようとはせず、時代の趨勢を感じながら読んでみましょう。全てに言えることですが、ご自身が意外に思った、違和感を感じた統計データや表現がありましたら、要チェックです。

既出題の官公庁資料はなんと!

ところで、これまでに出題された問題の、出典とされている官公庁等の資料数はどれくらいだと思いますか?

様々な調査統計などを含めますと、管理人調べで、第1回~第7回までの試験で約50の資料が出題されています。相当あるだろうとは思っていましたが、集計してみるとやはり多いです。官公庁発信の資料をどこまで読んでおくか。

すべての官公庁等の発信資料を読んでおくことは不可能と言っても良いでしょう。過去問に出題されたものを一読しておくことは大事ですが、それ以上を確認することは非常に難しいです。

資料を読んでいなくても、日頃から昨今の雇用情勢、働き方改革、女性活躍、高齢者活用、ワーク・ライフ・バランスなどの方向性を意識していれば、正答を導くことができる問題もたくさんあります。出典資料も一回こっきり、というものが少なくありません。

とはいえ、これまでに出題され、次回以降出題の可能性があるものも確かにあります。それらも気になる、という方はみん合☆プラス会員のサイトに、過去の出題資料の一覧をご用意しました。今後の試験においても気になる資料については、リストに☆マークを記しています。

今回の試験での必勝を期している方は、試験対策のダメ押し学習にご活用ください。

【会員限定】試験に出た!官公庁資料ランキング詳細資料

頻出資料で未チェックのものがありましたら、早めに確認しておきましょう。まだまだ知識を増やし、固めることができますので、頑張っていきましょう。

             

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